擬態名人 リュウキュウヨシゴイ
■野鳥の世界 リュウキュウヨシゴイ
首をグイ~と伸ばして細長くなり、周囲の草に擬態するリュウキュウヨシゴイという鳥さんがいます。日本では、南西諸島で周年観察できる野鳥ですが、生息数は少ないそうです。
今回は、このリュウキュウヨシゴイに、西表島で出会った際のお話です。
ある日の午後、西表島で探鳥をしていた際、開けた湿地に茶色の鳥が舞い降りてきました。周囲は、リュウキュウアカショウビンの「キョロロロロー」のさえずりでいっぱいだったので、その茶色の鳥は、当然のごとく「リュウキュウアカショウビン!」だと思っていました。子育て中のリュウキュウアカショウビンは、餌を採るとすぐさま飛び立つだろうと思い、その瞬間を今か今かと待っていました。が・・・いっこうに飛び立たないのです!何故?
その理由は、後日、判明しました。
夕方探鳥に出かけた際、ある集落付近のマングローブ林を茶色の鳥2羽が飛んでいます。これまた、リュウキュウアカショウビンと思い、どこに止まるかを追っていました。運よく、見える範囲の草むらに止まってくれたので、急いで写真を撮らせてもらい、すぐさま写真を確認すると・・・そこに写っていたのは、何と「リュウキュウアカショウビンじゃない!」・・・。「あなたは、もしやリュウキュウヨシゴイさん?」と何度も写真を確認するうち、リュウキュウヨシゴイと断定!
「先日、開けた湿地に舞い降りたまま、飛び立たなかったのも、あなただったのですね!湿地が住みかなので、すぐさま飛び立つ必要はないわけか・・・」と納得!
草むらの影で、隠れるようにしてじっとしていたのは、リュウキュウヨシゴイのメスでした。
リュウキュウヨシゴイのオスは、飛び回ってばかりおり、写真は撮れず。この2羽はつがいのようでした。
メスのお腹には、細い縦線が数本あります。
首をグイ~と伸ばし、擬態しているようです。何に警戒しているのでしょう?
この後、リュウキュウヨシゴイのメスは飛び去ってしまったのですが、これまた運よく、見える範囲の木の上に止まってくれました。
リュウキュウヨシゴイのつがいは、一緒に飛ぶことはなく、どちらか一方が飛び立つと、もう一羽が追いかけるといった、行動パターンをとっていました。オスが先に行って、安全を確認して、大丈夫だったらメスが追いかける?それとも、まだつがいではなく、「ヤダ~」とばかりに逃げたメスを、オスが追いかけている?真相は・・・?
何はともあれ、警戒心が強いのに、長時間、姿を見せてくれてありがとう!擬態名人のリュウキュウヨシゴイさん、チュ!
<余談>
ヨシゴイの仲間は、生息場所の減少により、数が大幅に減少しているそうです。警戒心の強い野鳥というのは、人目になかなか触れないため、たやすく生息場所を破壊され、いつの間にか姿を消してしまう、という運命にあります。とても悲しいことです。
見つけにくい野鳥であっても、しっかりと存在を感じとり、「ここは、○○さんの住みかですよ、大事にしましょう!」と、言えるようになりたいものです。
<リュウキュウヨシゴイを脅かすもの>
湿地・ヨシ原・水田等の減少:生息場所がなくなります。
首をグイ~と伸ばして細長くなり、周囲の草に擬態するリュウキュウヨシゴイという鳥さんがいます。日本では、南西諸島で周年観察できる野鳥ですが、生息数は少ないそうです。
今回は、このリュウキュウヨシゴイに、西表島で出会った際のお話です。
ある日の午後、西表島で探鳥をしていた際、開けた湿地に茶色の鳥が舞い降りてきました。周囲は、リュウキュウアカショウビンの「キョロロロロー」のさえずりでいっぱいだったので、その茶色の鳥は、当然のごとく「リュウキュウアカショウビン!」だと思っていました。子育て中のリュウキュウアカショウビンは、餌を採るとすぐさま飛び立つだろうと思い、その瞬間を今か今かと待っていました。が・・・いっこうに飛び立たないのです!何故?
その理由は、後日、判明しました。
夕方探鳥に出かけた際、ある集落付近のマングローブ林を茶色の鳥2羽が飛んでいます。これまた、リュウキュウアカショウビンと思い、どこに止まるかを追っていました。運よく、見える範囲の草むらに止まってくれたので、急いで写真を撮らせてもらい、すぐさま写真を確認すると・・・そこに写っていたのは、何と「リュウキュウアカショウビンじゃない!」・・・。「あなたは、もしやリュウキュウヨシゴイさん?」と何度も写真を確認するうち、リュウキュウヨシゴイと断定!
「先日、開けた湿地に舞い降りたまま、飛び立たなかったのも、あなただったのですね!湿地が住みかなので、すぐさま飛び立つ必要はないわけか・・・」と納得!
草むらの影で、隠れるようにしてじっとしていたのは、リュウキュウヨシゴイのメスでした。
リュウキュウヨシゴイのオスは、飛び回ってばかりおり、写真は撮れず。この2羽はつがいのようでした。
メスのお腹には、細い縦線が数本あります。
首をグイ~と伸ばし、擬態しているようです。何に警戒しているのでしょう?
この後、リュウキュウヨシゴイのメスは飛び去ってしまったのですが、これまた運よく、見える範囲の木の上に止まってくれました。
リュウキュウヨシゴイのつがいは、一緒に飛ぶことはなく、どちらか一方が飛び立つと、もう一羽が追いかけるといった、行動パターンをとっていました。オスが先に行って、安全を確認して、大丈夫だったらメスが追いかける?それとも、まだつがいではなく、「ヤダ~」とばかりに逃げたメスを、オスが追いかけている?真相は・・・?
何はともあれ、警戒心が強いのに、長時間、姿を見せてくれてありがとう!擬態名人のリュウキュウヨシゴイさん、チュ!

<余談>
ヨシゴイの仲間は、生息場所の減少により、数が大幅に減少しているそうです。警戒心の強い野鳥というのは、人目になかなか触れないため、たやすく生息場所を破壊され、いつの間にか姿を消してしまう、という運命にあります。とても悲しいことです。
見つけにくい野鳥であっても、しっかりと存在を感じとり、「ここは、○○さんの住みかですよ、大事にしましょう!」と、言えるようになりたいものです。
<リュウキュウヨシゴイを脅かすもの>
湿地・ヨシ原・水田等の減少:生息場所がなくなります。
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