ワンマン亭主 セッカ

野鳥の世界 セッカ

初夏になると、オスは「ヒッヒッ、チャッチャッチャッチャッ」と鳴きながら、草原の上を飛び回る、セッカという鳥さんがいます。体長約13cmのとても小さな野鳥で、褐色の色味ということもあり、ゆっくりと姿を見せてもらえる機会は少ないです。日本では、北海道以外の地域で観察できるようです。

今回は、このセッカのお話です。

セッカとの初めての出会いは、2008年5月、沖縄の農耕地でした。早朝散歩に出かけた際、あちらこちらから「ヒッヒッ、チャッチャッチャッチャッ」という鳴き声が聴こえてきます。声の主は、鳴きながら畑の上を飛び回っていました。後で分かったのですが、この鳴きながら飛び回るというのは、「ここは俺のもんだ!」という縄張り宣言をしていたのでした。

その後、セッカは、沖縄の農耕地で出会う常連さんとなりました。

セッカ2
2009年5月 沖縄県本島中部 セッカ(夏羽)

セッカ3

2010年5月、渡良瀬遊水地でも、セッカに出会ったのですが、草原やアシ原の上を飛び回ってばかりで、なかなか止まらないので、写真を撮らせてもらえず。やはり、沖縄のセッカの方が、サービス精神旺盛(南国のノリ?)のようで、姿を見せてもらいやすいです。

セッカ4
2010年5月 沖縄県西表島 セッカ(夏羽)
ヒナに巣立ちを促しているようで、虫をくわえています。

セッカは、一夫多妻で、広い縄張り内にオスが巣を作り、多くのメスを囲うそうですが、オスは抱卵・子育てなどは全く手伝わないそうです。そして、オスがメスのことを気に入らなかった場合は、「出ていけ!」と巣から追い出し、別のメスを迎えることもあるそうです・・・なかなかのワンマン亭主ぶりです。野鳥の世界では、普通はメスの方が優勢で、オスの方が選ばれる立場なのですが、例外もあるってことですね!

ワンマン亭主のセッカ(オス)さん、人間界の亭主関白を真似せずに、女性には優しくしましょうね!チュ!

<余談>
セッカの生息場所には、ヘビやイタチなどの天敵が多く、捕食される確率が高いそうです。そのため、やむをえず?一夫多妻になったのでしょう。

小さな褐色の野鳥は、種類が多いので、姿だけだと識別が非常に困難です。セッカは、飛び回ってばかりでなかなか止まらない野鳥なので、「ヒッヒッ、チャッチャッチャッチャッ」のさえずりが決め手になります。繁殖期が終わると、このさえずりは聴こえなくなるので、セッカを観る機会も、ぐ~んと減ってしまいます。

セッカに限らず、夏本番になると、野鳥観察はとても難しいものになります。木々の葉が茂り野鳥の姿が見えない、野鳥が鳴かない、セミの鳴き声で野鳥の動く音が消される、という状態になりますので。
もうすぐ夏本番ですが、野鳥にたくさん出会える冬がすでに待ち遠しいです。元々、寒い冬は苦手だったのですが、楽しみがあると、人はいかようにも変われるもんですね!

<セッカを脅かすもの>
草原、河原、水田の減少:生息場所がなくなります。
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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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