ヒナは好奇心旺盛! シロハラクイナ

野鳥の世界 シロハラクイナ

顔とお腹が白い、シロハラクイナという鳥さんがいます。体長は約33cmと少し大きく、琉球諸島で周年観察できる野鳥です。

今回は、とても愛嬌のある、シロハラクイナのお話です。

シロハラクイナには、沖縄本島で何度か出会ったことがありますが、大変生息数の多い地域は、西表島でした。様々な場所で、シロハラクイナと遭遇しました。

草原では、あちらこちらからシロハラクイナの大きな警戒音「クワッ、クワッ、クワッ、クワッ」が聴こえてきます。草むらに隠れているシロハラクイナを見つけました。

シロハラクイナ2
2010年5月 沖縄県西表島 草むらに隠れているつもりのシロハラクイナ

車で道路を走っていると、路上をスタスタと歩いているシロハラクイナを何度も見かけました。車が、かなり接近するまで、シロハラクイナは逃げようとしません。

シロハラクイナ3
道路を歩いているシロハラクイナ

岸辺や水の中など、マングローブ周辺では、たくさんのシロハラクイナを観ることができます。マングローブ林を覗いてみると、泳いでいるシロハラクイナがいました!シロハラクイナは、足が長いのですが、上手に泳げるのですね!

シロハラクイナ4
スイスイと泳ぐシロハラクイナ

5月は、シロハラクイナの繁殖シーズンなのですが、警戒心がとても強いため、ヒナを観るのはなかなか難しいです。1度だけ、親子に気づかれずに、観察できました。ヒナは真っ黒です!

シロハラクイナ5
「ちゃんとついて来るのよ!」と母親(左)、「うん」と子供(右)

シロハラクイナ6
「さぁ、どんどん進むわよ!」と母親(左)、「うん・・・」と子供(右)

ここで、ヒナは立ち止まってしまいました。

シロハラクイナ7
「母ちゃん、行っちゃたな―。まぁ、いいか!」と子供

そして・・・ヒナは道草を始めました!

シロハラクイナ8
「これ、食えるかな―?」と子供

人間の世界も、野鳥の世界も、子供は好奇心旺盛ですね!

いろんな場所に出没するシロハラクイナさん、車にだけは、どうか気をつけてくださいね!チュ!

<余談>
西表島でのシロハラクイナの生息数の多さには、大変驚かされましたが、失われる命も相当なもの、と思い知らされました。シロハラクイナの生息域は広いため、その分、車が往来する道路を頻繁に歩いて渡るので、交通事故に遭遇する確率が、とても高いのです。
悲しいことに、滞在2日目に1羽、4日目は午前中だけで3羽の交通事故死のシロハラクイナを見かけました(丸3日間の滞在で、計4羽の事故死を目撃)。
西表島全域で1日平均10羽の交通事故死があったとしたら・・・1ヶ月で何と300羽!大変な数の命が失われていることになります。
ヤンバルクイナや、イリオモテヤマネコの交通事故死のニュースは、たびたび流れますが、それ以外にも非常に多くの動物が犠牲になっている、という事実があるのです。

何故、シロハラクイナの死亡事故が多いか?をあーちゃんなりに検証してみました。

1.シロハラクイナは、車が最接近するまで逃げない。
  そのため、逃げ遅れることもある。

2.「動物が道路を歩いているかもしれない」と大変な注意力を持って、
  ドライバーが運転しない限り、シロハラクイナに気づくことができない。

1は、シロハラクイナの習性なので、変えることはできません。たーさんが、路上のシロハラクイナを見かけるたびに、車から「お前ら、危ないんだよ!」と怒鳴っていましたが、彼らの行動パターンは変わりませんでした。

2は、最初は大変かもしれませんが、慣れてしまえばできないことはないと思います。そうすると、自然に運転スピードも落ちていきますし、結果、死亡事故を大幅に軽減することができると思います。

人間の都合で、大きな道路を造ったのですから、ここは、やはり、人が注意してあげるべきですね。

<シロハラクイナを脅かすもの>
草原・河川・湿地・水田・マングローブ林の減少:生息場所がなくなります。
道路:横断途中に、交通事故に遭います。
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コメント

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No title

本当に愛嬌がありますね
スイスイと泳ぐ姿など お人形のようです^^

交通事故で思い出しましたが
先日カラスの雛が 道路の真ん中をヨチヨチ歩いていました
車の往来もわりと多い道路で
もうヒヤヒヤでよっぽど保護しようかと思ったのですが
頭上で親カラスがカーカー鳴いているし
鳥の雛を見つけてもやたら保護しないようにと
よく目にしていたし
でも危ないし どうしたら・・・
と迷っているうちに カラス雛は道路脇の畑へと移動しました
本当にホッとしました
あーちゃんさんも 多くのヒヤヒヤ場面を目にしているのだろうな
とその時思ったのです^^)

ボンさんへ

こんばんわ!
雛が危険な場所にいる場合は、近くの安全な場所へ移動してあげるのがよいそうです。親鳥がちゃんと見ていれば、その後もちゃんと子育てをするそうですので。
カラスの場合は、雛の保護はちょっと難しいかもしれませんね。雛さらいと間違えられて、攻撃される可能性もありますので。
それにしても、交通事故は痛ましいですね。この時期は、無知な雛たちがヨタヨタ出てくるので、注意が必要ですね。
プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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