ミラクル大逆転 ヤツガシラ in 台湾(金門島)
■野鳥の世界 ヤツガシラ
細く曲がったくちばしと大きく広がる冠羽に特徴があるヤツガシラという鳥さんがいます。日本では主に春と秋の渡りの時期に観察することができるようですが、過去に見かけたことはありませんでした。今回、台湾へ行く機会があり、ヤツガシラが留鳥として生息しているという金門島にも日帰りで行ってみることにしました。さて、ヤツガシラは本当にいる?
金門島は、台湾から飛行機で約1時間の距離にある小さな島です。金門島には、野鳥が多く生息しているそうなので、空港で自転車をレンタルして、島をめぐってみることにしました。
午前8時30分、無事、金門島に到着。無料の自転車もあるのですが、機能面が心配なので、有料の自転車をレンタルして、いざ出発です。
金門島のイメージとしては、交通量が少なく、のんびりとした感じだったのですが、実際は、交通量が多く、注意して自転車に乗らないと危ない状態でした。道路は緩やかなアップダウンが延々と続き、真夏のような暑さもあって、夕方まで体力が持つかな?と心配になりました。
野鳥の数は確かに多いのですが、行けども行けども、ヤツガシラの姿は見当たりません。飛翔姿も全く見かけず。ヤツガシラの体長は約30cm、姿・形に特徴があるので、いたらすぐに分かるはずです。
農耕地、湖、川の周辺なども探してみましたが、ヤツガシラはいません。あっという間に午後になり、空港に向かう時間となってしまいました。
思った以上に体力の消耗が激しいので、空港ではなく最寄りの駐輪場で自転車を返却して、タクシーで空港に向かうことに決めました。「とうとうヤツガシラには会えずじまいか・・・」と思いながら、駐輪場に自転車を停めて、レンタル料金を精算しようとすると・・・精算機に張り紙がしてあります。中国語で「故障中」のような意味の漢字が並んでいます。ということは・・・自転車を返却できないので、空港まで自転車で戻るしかない!
この衝撃の事実を知った、たーさんの顔には絶望の表情が浮かんでいました。この暑さの中、ここからまた数十キロ、自転車に乗るのか、と。時間的に余裕もないので、とにかく空港に向けて、ズンズン自転車をかっ飛ばすしかありません。ちなみに、自転車で島をめぐっている人は、あーちゃん達以外は、誰もいませんでした(笑)
空港近くまでノンストップで進んだおかげで、少し時間にも余裕ができたため、木陰に自転車を停めて、少し休憩することに。
目の前の木立に野鳥がいたので、しばらくの間、観察していると、「近くに湖があるから行ってみない?」と、たーさんが言うので、行ってみることに。
再び自転車に乗って進んで行くと、だたっぴろい広場と干上がりかけた水場が見えてきました。
誰かいるかな?と探してみると、ダイサギ、コサギ、イソシギ、家禽のバリケンの姿が見えました。他に野鳥はいなさそうだったので、引き返そうと思ったのですが、貯水池の先の道からも空港に行けそうなので、そっちから行ってみようとなり、別の道を進むことに。
貯水池の反対側に差しかかった時、目の前を飛翔しながら横切る野鳥が。えっ?ヤツガシラ?「あ~、もう行ってしまった・・・」と思っていたら、その野鳥は、すぐに戻って来て、広場に降り立ちました。急いで探してみると、かろうじて、野鳥の姿が見えます。あ~、やっぱりヤツガシラです!ぎりぎりのタイミングで、ついに登場です!
ヤツガシラは、草地に紛れているため、すぐに見失ってしまいます。
何度も、双眼鏡でヤツガシラの居場所を確認しながら、撮影に挑戦です。
昆虫を捕まえたところをパシャリ。
この後、ヤツガシラは、すぐに飛び去ってしまいました。観察時間は、ほんのわずかでしたが、何とか姿を見せてもらえました。
ちなみに、ヤツガシラがいたのは、貯水池内の草地で、こんな風景です。ヤツガシラが目の前を飛んでくれたからこそ発見できたものの、じっとしていたら、絶対に気づきませんでした。
撮れたヤツガシラの写真は、全然いい物ではないのですが、この出会いには、本当に価値がありました。99.9%ヤツガシラとの出会いをあきらめていた、たーさんは、このミラクル大逆転劇に「すごい!すごい!」を連発していました。
ヤツガシラを観察できたおかげで、またいつか、金門島で探鳥しよう!と決心がつきました。今度は、タクシーで(笑)
最後の最後に姿を見せてくれてありがとう、ヤツガシラさん!またお会いしましょう!チュ!
<余談>
ヤツガシラを観察した時間は午後3時50分頃、空港に到着しなければいけない時間は午後4時30分と1時間を切っていたため、その後、道を間違えたりしながらも、猛ダッシュで戻り、午後4時30分ジャストに空港に到着しました。超ハードな旅の一つとして、記憶に刻まれること間違いなし!です。
<ヤツガシラを脅かすもの>
農耕地の減少:生息場所がなくなります。
細く曲がったくちばしと大きく広がる冠羽に特徴があるヤツガシラという鳥さんがいます。日本では主に春と秋の渡りの時期に観察することができるようですが、過去に見かけたことはありませんでした。今回、台湾へ行く機会があり、ヤツガシラが留鳥として生息しているという金門島にも日帰りで行ってみることにしました。さて、ヤツガシラは本当にいる?
金門島は、台湾から飛行機で約1時間の距離にある小さな島です。金門島には、野鳥が多く生息しているそうなので、空港で自転車をレンタルして、島をめぐってみることにしました。
午前8時30分、無事、金門島に到着。無料の自転車もあるのですが、機能面が心配なので、有料の自転車をレンタルして、いざ出発です。
金門島のイメージとしては、交通量が少なく、のんびりとした感じだったのですが、実際は、交通量が多く、注意して自転車に乗らないと危ない状態でした。道路は緩やかなアップダウンが延々と続き、真夏のような暑さもあって、夕方まで体力が持つかな?と心配になりました。
野鳥の数は確かに多いのですが、行けども行けども、ヤツガシラの姿は見当たりません。飛翔姿も全く見かけず。ヤツガシラの体長は約30cm、姿・形に特徴があるので、いたらすぐに分かるはずです。
農耕地、湖、川の周辺なども探してみましたが、ヤツガシラはいません。あっという間に午後になり、空港に向かう時間となってしまいました。
思った以上に体力の消耗が激しいので、空港ではなく最寄りの駐輪場で自転車を返却して、タクシーで空港に向かうことに決めました。「とうとうヤツガシラには会えずじまいか・・・」と思いながら、駐輪場に自転車を停めて、レンタル料金を精算しようとすると・・・精算機に張り紙がしてあります。中国語で「故障中」のような意味の漢字が並んでいます。ということは・・・自転車を返却できないので、空港まで自転車で戻るしかない!
この衝撃の事実を知った、たーさんの顔には絶望の表情が浮かんでいました。この暑さの中、ここからまた数十キロ、自転車に乗るのか、と。時間的に余裕もないので、とにかく空港に向けて、ズンズン自転車をかっ飛ばすしかありません。ちなみに、自転車で島をめぐっている人は、あーちゃん達以外は、誰もいませんでした(笑)
空港近くまでノンストップで進んだおかげで、少し時間にも余裕ができたため、木陰に自転車を停めて、少し休憩することに。
目の前の木立に野鳥がいたので、しばらくの間、観察していると、「近くに湖があるから行ってみない?」と、たーさんが言うので、行ってみることに。
再び自転車に乗って進んで行くと、だたっぴろい広場と干上がりかけた水場が見えてきました。
誰かいるかな?と探してみると、ダイサギ、コサギ、イソシギ、家禽のバリケンの姿が見えました。他に野鳥はいなさそうだったので、引き返そうと思ったのですが、貯水池の先の道からも空港に行けそうなので、そっちから行ってみようとなり、別の道を進むことに。
貯水池の反対側に差しかかった時、目の前を飛翔しながら横切る野鳥が。えっ?ヤツガシラ?「あ~、もう行ってしまった・・・」と思っていたら、その野鳥は、すぐに戻って来て、広場に降り立ちました。急いで探してみると、かろうじて、野鳥の姿が見えます。あ~、やっぱりヤツガシラです!ぎりぎりのタイミングで、ついに登場です!
ヤツガシラは、草地に紛れているため、すぐに見失ってしまいます。
何度も、双眼鏡でヤツガシラの居場所を確認しながら、撮影に挑戦です。
昆虫を捕まえたところをパシャリ。
この後、ヤツガシラは、すぐに飛び去ってしまいました。観察時間は、ほんのわずかでしたが、何とか姿を見せてもらえました。
ちなみに、ヤツガシラがいたのは、貯水池内の草地で、こんな風景です。ヤツガシラが目の前を飛んでくれたからこそ発見できたものの、じっとしていたら、絶対に気づきませんでした。
撮れたヤツガシラの写真は、全然いい物ではないのですが、この出会いには、本当に価値がありました。99.9%ヤツガシラとの出会いをあきらめていた、たーさんは、このミラクル大逆転劇に「すごい!すごい!」を連発していました。
ヤツガシラを観察できたおかげで、またいつか、金門島で探鳥しよう!と決心がつきました。今度は、タクシーで(笑)
最後の最後に姿を見せてくれてありがとう、ヤツガシラさん!またお会いしましょう!チュ!

<余談>
ヤツガシラを観察した時間は午後3時50分頃、空港に到着しなければいけない時間は午後4時30分と1時間を切っていたため、その後、道を間違えたりしながらも、猛ダッシュで戻り、午後4時30分ジャストに空港に到着しました。超ハードな旅の一つとして、記憶に刻まれること間違いなし!です。
<ヤツガシラを脅かすもの>
農耕地の減少:生息場所がなくなります。
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