食べてよし!の花芽はどれ? アカウソ

野鳥の世界 アカウソ

可愛らしい姿とは裏腹に、時には、やっかい者扱いされてしまうウソ。今回は、遠慮なく花芽を食べまくるアカウソのお話です。

とある日の午前中、丘陵地帯の一角にある公園を散策中に、小さな音が聴こえてきました。ちょうど、近くを犬連れのおじさんが通りかかったので、おじさんの携帯電話でも鳴ったかな?と思ったのですが、ちょっと違うような・・・。辺りをキョロキョロしていると・・・音の主発見!何と、すぐ真上に、ウソの群れが。あまりにも近すぎて、ビックリ!

ウソたちが逃げないようにと少し離れた場所から、写真を撮らせてもらうことに。

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2017年2月 東京都 とある公園 ウソ

ウソは14羽ほどいて、ぱっと見はメスが多く、オスは3羽ほどしかいません。オスの姿をよ~く見てみると、腹部に赤みがあります。ということは、アカウソです!

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アカウソ(オス)

他のオスの腹部にも赤みがあったので、この群れはアカウソの集団のようです。アカウソたちは、こちらを全く気にする様子はなく、桜の花芽を食べ続けていました。

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桜の花芽をせっせと食べるアカウソ(メス)

桜の花芽が大好物のウソたち。観賞用の桜を大切に育て、開花時期には、大勢の花見客を見込んでいる地域では、ウソたちの襲来は、とっても悩ましい出来事です。時には、ウソたちは、撃退されてしまうこともあります。

さて、この場所では、どうでしょうか?ここでは、誰も、花芽を食べるウソたちに腹を立てる人はいません。ウソの食べ残しの桜を鑑賞できれば、それで十分です。

ということで、どんどん花芽を食べても大丈夫です。アカウソたちの遠慮のない食べっぷりをご覧ください!

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花芽をガブッ! アカウソ(オス)

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花芽を口いっぱいにほおぼるアカウソ(メス)

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こちらの花芽もガブッ! アカウソ(メス)

御馳走が目の前にあると、幸せな気持ちになるのは、人も野鳥も同じはず。花芽に囲まれ、笑っているように見えるアカウソが。

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幸せそうに見える?アカウソ(メス)

この場所で花芽を食べても追い払われることがないと知ってか知らずか、このアカウソたちは、人が近くにいても、気にせず、ほのぼのとした食事風景を見せてくれました。

御馳走がたくさんあってよかったですね。食事場所によっては、害鳥扱いされるので、くれぐれも注意してくださいね、アカウソさんたち!チュ!

<余談>
先日、桜の花芽を食べるウソたちを猛禽を使って追い払う、というTVを観ました。花芽を食べられては困る人と花芽を食べたい野鳥とがうまく共存できないものでしょうか?

野鳥を追い払うのではなく、野鳥の存在そのものを観光に使うというのは、どうでしょう?
「花のない時期は、野鳥たちの可愛らしい姿をご鑑賞ください」とか、「この地域では野鳥との共存を目指していますので、花芽を食べる野鳥を温かく見守ってください」とか。

桜の開花時期は、ほんの一時。花見用の花が少々減っても、食べ物がなく困っている野鳥たちに救いの手を差し伸べる地域があったとしたら、きっと、そこは共存共栄の理想的な場所になることでしょう。

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<アカウソを脅かすもの>
森林の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
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コメント

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No title

花を楽しむのも 鳥を楽しむのも 人間の勝手
全てのいきものが在りのままに生きることは 困難なのかしら。
人間が居なくなってしまえば解決?それも困るしね…
人間優先思想から脱して 他のいのちに気を配って抑えて生きることへの転換が必要と思うのですけれど。

森の妖精アイさんへ

本当にそうですね。
地球は人間だけのものではありませんからね。
ある生き物は増えすぎたから駆除する、ある生き物は野生化では絶滅したから多額のお金を注いで保護する、といった、人間の都合だけで生き物の生息数をコントロールする、というのもおかしな話です。

そもそも、地球にとって、増えすぎて一番困る生き物は人ですし、人が経済最優先で進み続ける限り、そのツケは自分たちに跳ね返ってきます。
他の生き物の生命も大切に思える人が、大勢いる世の中になってほしいです。

花の無い次期は野鳥をお楽しみください、いいですね!!!そんなとこあるならいきたくなります!

るるるさんへ

海外で、人と野鳥とがうまく共存している光景を目撃したことがあるのですが、日本では、考えられないぐらい、野鳥たちがリラックスしていて驚かされました。
日本も、経済最優先ではなく、他の生き物との共存を目指す地域が増えるといいですね。
プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

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