まだ鳴かないぞ! オオルリ
■野鳥の世界 オオルリ
白とブルーの美しい容姿と美声(オス)を併せもつ、オオルリという鳥さんがいます。オオルリは、4月頃、東南アジアから日本に飛来する野鳥です。
今回は、夏の野鳥として人気の高い、オオルリのお話です。
「今年もそろそろオオルリがやって来る時期になったなぁー、もう会えるかな?」と思い、その日の探鳥は、オオルリが現れそうな雑木林へ行ってみることにしました。
その雑木林の麓には、小さな小川が流れており、オオルリがフライングキャッチできそうな虫がブンブン飛び交っていました。夏鳥用のロケーション的には、バッチグーです。これなら期待できそう!
木々の葉が随分と茂ってきており、野鳥たちの姿を、ほとんど確認できない中、シメやセンダイムシクイの鳴き声が聴こえてきます。
しかし、肝心のオオルリの美声は、全く聴こえてきません。
約30分ほど、ブラブラと探鳥しましたが、オオルリのさえずりが聴こえないので、あきらめて帰ることに。そして、帰り道に向かい、ふっと木々を見上げると、黒っぽい野鳥が目に入ってきました。
「何だろう?」と、双眼鏡で覗くと、何とオオルリ!やはり、いるではないですか!!
しかし、何故に鳴かない?鳴いてくれたら、すぐに居場所を特定できたのに。あーちゃんにさえずりを聴かせるのは、100年早い?
とにかく、薄暗い中、全く鳴かない中、での出会いに感謝しつつ、急いで写真を撮らせてもらいました。
雑木林の中は、大変暗いので、オオルリも黒っぽく写っていますが・・・。
その後、オオルリは、木々の間をあちらこちらと移動していましたが、さほどこちらを警戒する素振りはなく、約20分ほど、観察させてもらいました。
早速、姿を見せてくれてありがとう、オオルリさん、次回は、ぜひ美声を聴かせてください!チュ!
<余談>
オオルリのような、姿もさえずりも美しい鳥は、国内での密猟が絶えないようです。さらに海外では規制もないため、海外で捕獲した野鳥に輸入証明書を付けて、「輸入鳥」として日本で販売する、という方法もあるそうです・・・。
次々に密猟されてしまうと、オオルリの数は減る一方なので、一切の販売・飼育を禁止すべきですね。
先日、人家の窓際で小さなカゴに入れられたオオルリがさえずっているのを見かけ、胸が潰れる思いがしました。さえずりの目的は、お嫁さん探し、です。でも、このオオルリは、どんなに、一生懸命さえずっても、お嫁さんを見つけることはできません・・・
オオルリの関連記事:
「まだ本気出してないだけ? オオルリ」はこちら
「大声にタジタジ オオルリ」はこちら
<オオルリを脅かすもの>
繁殖地、越冬地の環境破壊:生息地がなくなります。
人による捕獲:密猟がおこなわれ、問題となっているようです。
白とブルーの美しい容姿と美声(オス)を併せもつ、オオルリという鳥さんがいます。オオルリは、4月頃、東南アジアから日本に飛来する野鳥です。
今回は、夏の野鳥として人気の高い、オオルリのお話です。
「今年もそろそろオオルリがやって来る時期になったなぁー、もう会えるかな?」と思い、その日の探鳥は、オオルリが現れそうな雑木林へ行ってみることにしました。
その雑木林の麓には、小さな小川が流れており、オオルリがフライングキャッチできそうな虫がブンブン飛び交っていました。夏鳥用のロケーション的には、バッチグーです。これなら期待できそう!
木々の葉が随分と茂ってきており、野鳥たちの姿を、ほとんど確認できない中、シメやセンダイムシクイの鳴き声が聴こえてきます。
しかし、肝心のオオルリの美声は、全く聴こえてきません。
約30分ほど、ブラブラと探鳥しましたが、オオルリのさえずりが聴こえないので、あきらめて帰ることに。そして、帰り道に向かい、ふっと木々を見上げると、黒っぽい野鳥が目に入ってきました。
「何だろう?」と、双眼鏡で覗くと、何とオオルリ!やはり、いるではないですか!!
しかし、何故に鳴かない?鳴いてくれたら、すぐに居場所を特定できたのに。あーちゃんにさえずりを聴かせるのは、100年早い?
とにかく、薄暗い中、全く鳴かない中、での出会いに感謝しつつ、急いで写真を撮らせてもらいました。
雑木林の中は、大変暗いので、オオルリも黒っぽく写っていますが・・・。
その後、オオルリは、木々の間をあちらこちらと移動していましたが、さほどこちらを警戒する素振りはなく、約20分ほど、観察させてもらいました。
早速、姿を見せてくれてありがとう、オオルリさん、次回は、ぜひ美声を聴かせてください!チュ!

<余談>
オオルリのような、姿もさえずりも美しい鳥は、国内での密猟が絶えないようです。さらに海外では規制もないため、海外で捕獲した野鳥に輸入証明書を付けて、「輸入鳥」として日本で販売する、という方法もあるそうです・・・。
次々に密猟されてしまうと、オオルリの数は減る一方なので、一切の販売・飼育を禁止すべきですね。
先日、人家の窓際で小さなカゴに入れられたオオルリがさえずっているのを見かけ、胸が潰れる思いがしました。さえずりの目的は、お嫁さん探し、です。でも、このオオルリは、どんなに、一生懸命さえずっても、お嫁さんを見つけることはできません・・・

オオルリの関連記事:
「まだ本気出してないだけ? オオルリ」はこちら
「大声にタジタジ オオルリ」はこちら
<オオルリを脅かすもの>
繁殖地、越冬地の環境破壊:生息地がなくなります。
人による捕獲:密猟がおこなわれ、問題となっているようです。
スポンサーサイト