食に夢中 オーストンオオアカゲラ(絶滅危惧種)

野鳥の世界 オーストンオオアカゲラ

2010年2月 鹿児島県 奄美大島

世界中で奄美大島にしか生息していない、キツツキ科のオーストンオオアカゲラ(天然記念物)という鳥さんがいます。
生息数が大変少なく、絶滅が危ぶまれています。

今回の旅で、どうしても会いたいと願っていた鳥さんのお話です。

ちょうど奄美大島は、雨・風が強い上、気温が低く、野鳥観察には、不向きの時期に突入していました。
地元のおじいさんの話によると、皆既日食があったので、天候がおかしくなった、そうです。

「悪ければ 回復するまで待とう 奄美の天気(家康風)」と悠長な事を言っている場合ではないので、早速初日にオーストンオオアカゲラが観れるという、森に行ってみる事にしました。が、夕方近い時間帯だったせいか、森の中は大変暗く、鳥っ子一人おらず、近くにある施設から「幸せなら手をたたこう!」の歌声だけが、元気に響き渡っていました。(さすが南国、陽気です!)

「本当に、この森に鳥さんはいるのかしら?」と思いつつ、その日は帰途につきました。

2日目の夜、ナイトツアー時にガイドさんから 「オーストンオオアカゲラは、その森にいますよ!」というお話をお聞きしたため、 旅の最終日に再度、この森を訪れてみる事にしました。

午前9時頃、再チャレンジ。その際、アカヒゲはいましたが、オーストンオオアカゲラはおらず。
飛行機への搭乗時間が迫ってきた夕方16時頃、再々チャレンジ。本当にこれがラストチャンス。 再び、どっぷりと暗い森へ足を運んでみました。歩くこと約20分。やはりおらず・・・。

時間もないので、あきらめて帰る事にし、どうせなら「こっちの道から」と来た道を変えて少し進んでみると、ゴンゴンゴン・・・と大きな音が聴こえてきました。
音源はどこだ~と、目を見開いてキョロキョロと探したところ、ほんの5メートルほど先の枯れ木の上に、オーストンオオアカゲラを発見!
これはすごい光景だ! 飛び立つ前に、せめて1枚だけでも写真を、と慌ててカメラを向けるが、そこは非常に暗い森の中。なかなかうまく写真が撮れず、気持ちだけが空回り。
と、しばらくすると、オーストンオオアカゲラは、木をゴンゴン突っつくのに忙しく、あーちゃんとたーさんには無頓着、という事に気がつきました。
つまり、食に夢中だった、のですね!

これは、チャンスとばかり、そろそろと木に近づいて撮影。約15分ほど粘ったけど、暗すぎて、写真は今いち。
これ以上はもう無理かなと思い始めたところ、より明るい枯れ木にヒラリと移動し、そこで激しくゴンゴンし始めました。再びチャンス到来!ほんの数分間でしたが、何とか写真を撮らせてもらいました。

オーストンオオアカゲラ1

オーストンオオアカゲラ2


旅の最後の最後に、長時間、素敵な姿を見せてくれてありがとう!
チュ!

<余談>
主に木の内部に生息する虫を捕食しますので、キツツキは「森のお医者さん」と呼ばれているそうです。
日本に4種いるオオアカゲラの中では、オーストンオオアカゲラが最も体が大きいです。
体が大きい=食べる量が多い、となりますので、さぞかし害虫をたくさん食べてくれている事でしょう。

<オーストンオオアカゲラを脅かすもの>
森林破壊:巣穴を作る老大木の伐採が進むと、営巣できないそうです。
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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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