一時のくつろぎ マミチャジナイ

野鳥の世界 マミチャジナイ

オレンジ色の腹部と白い眉を持つ、マミチャジナイという鳥さんがいます。ツグミの仲間の野鳥で、日本では主に春と秋の渡りの時期に観察することができるようです。

今回は、このマミチャジナイのお話です。

マミチャジナイの繁殖地はロシア東部・中国東北部、越冬地は東南アジアですが、西日本で少数が越冬する場合もあるようです。今回見かけたマミチャジナイは、繁殖地への渡り途中に飛来した鳥さんでした。

雨上がりの午後、とある公園の広場にツグミが数羽いることに気がつきました。普段、その広場には、運動している人や犬の散歩をしている人がいるため、野鳥たちにとっては居心地がよい場所とは言えません。
その時は、たまたま人も犬もいなかったため、ツグミたちが数羽いたようですが、念のため、双眼鏡で確認してみると・・・腹部がオレンジ色のツグミがいます。アカハラ?と思ったのですが、目の上に白い眉があります。これは、マミチャジナイ!

マミチャジナイ1
2014年3月 埼玉県とある公園 ツグミと一緒にマミチャジナイが!

マミチャジナイの体長は約22cmで、白い眉斑と目の下に白斑があります。

マミチャジナイ2
白い眉斑と目の下の白斑が目立つマミチャジナイ

腹部のオレンジ色は、アカハラによく似ていますが、若干薄めです。

マミチャジナイ3
腹部がオレンジ色のマミチャジナイ

マミチャジナイとアカハラを比較してみます。白い眉斑があるアカハラのメスもいるため、目の下の白斑をチェックします。目の下に白斑があればマミチャジナイです。

マミチャジナイ4
マミチャジナイ(左)、アカハラ(右)

マミチャジナイのオスは頭部が青みのある灰褐色、メスは頭部が灰褐色で、喉が白っぽく黒褐色の縦斑があります。この時出会ったマミチャジナイは、メスでした。

マミチャジナイ5
頭部が灰褐色のマミチャジナイのメス

マミチャジナイ6
喉は白っぽく黒褐色の縦斑があるマミチャジナイのメス

マミチャジナイは、あちらこちらと歩き回り、地面をほじって食べ物を探していました。さて、何がいるでしょうか?

マミチャジナイ7
食べ物を探すマミチャジナイ

うまくミミズを捕らえました!雨降り後なので、ミミズを見つけやすいのでしょう。

マミチャジナイ8
ミミズをGet!

マミチャジナイの食べ物探しは、ほんの一時だけ許された、くつろぎの時間でした。約10分後、人がぞろぞろとやって来たため、ツグミ数羽と共にマミチャジナイも姿を消してしまいました。

数日後、同じ場所へ何度か行ってみましたが、大勢の人に占領された広場には、マミチャジナイの姿はありませんでした。おそらく、もう繁殖地に向けて旅立ってしまったことでしょう。

マミチャジナイ9
さようなら!お達者で!

なかなか出会う機会がありませんが、姿を見せてくれてありがとう!次は、いつ出会えるでしょうか?お元気で、マミチャジナイさん!チュ!

<余談>
今回は、3つのたまたまが重なり、マミチャジナイを観察することができました。3つの偶然とは・・・

1.ウォーキングがてら、久しぶりにその公園へ行ってみた。
2.珍しく広場に人も犬もいなかった。
3.雨降り後で、食べ物(ミミズ等)を見つけやすい状態だった。

珍しい野鳥との出会いは、いくつもの偶然が必要?と改めて思いました。

<マミチャジナイを脅かすもの>
林・緑地の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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