地味なアイドル ウタツグミ

野鳥の世界 ウタツグミ

普段よく見かけるツグミより、格段に地味な色合いのウタツグミという鳥さんがいます。ツグミの仲間の野鳥で、日本で観察できる機会はほとんどありません。

今回は、このウタツグミのお話です。

ウタツグミの繁殖地はヨーロッパからロシア東部、越冬地は地中海沿岸・北アフリカ・西南アジアとなっています。そこから遠く離れた日本にやって来るには、散々迷った挙句に辿り着いた!となるのでしょうが、そんな悪運?の強いウタツグミが今年の2月に神奈川県相模原市の小さな公園で発見されました。

珍鳥として一躍脚光を浴びることになったウタツグミ。おそらく、連日多くの人が観察に訪れているだろうから、ちょっと躊躇気味だったのですが、「どうしても観たい!」とたーさんが言うので、行ってみることに。

お昼頃、現地に到着。予想通り多くの人が集まっており、アイドルの撮影会みたいになっていました。さて、そのアイドルの姿・形は・・・華やか!には程遠く、えっ?というぐらい地味でした。

ウタツグミ1
2014年3月 神奈川県相模原市 ウタツグミ

ウタツグミの体長は約23cmで、胸から腹部にかけて黒斑があります。

ウタツグミ2
黒斑があるウタツグミ

ウタツグミの後ろ姿は褐色です。

ウタツグミ3
ウタツグミの後ろ姿

このウタツグミは、かつて「ジミー(地味ー)」とあだ名を付けたことがあるビンズイに匹敵する色合いですが、現時点で多くの日本人が注目する野鳥界のアイドルであることは間違いありません。

ウタツグミ4
地味なアイドル ウタツグミ

ツグミの仲間は美声の持ち主であることが多いですが、ウタツグミもさえずりがとても美しいそうなので、アイドルとしての歌唱力は問題なさそうです。

ウタツグミの行動は、普通のツグミと何ら変わりはありませんでした。ツグミがよくとる「胸そりポーズ」も同じです。

ウタツグミ5
胸そりポーズ

土をほじって、食べ物を探す仕草も同じです。くちばしに土が付いています。

ウタツグミ6
くちばしに土が

ウタツグミは、陸生巻き貝・昆虫類・木の実などを食べるのですが、この時は昆虫類を捕食していたようです。

多くの人に凝視されても怖気づくことがなかったので、このウタツグミはすっかり人に慣れてしまっているか、かなり度胸が据わっているのでしょう。

ウタツグミ7
度胸もアイドル並み?

本来の生息地へ戻るには、かなりの長旅となりますが、頑張って仲間と合流してくださいね。やはり、異国の地(日本)で、お一人様では寂しいですからね。お元気で、ウタツグミさん!チュ!

<余談>
ウタツグミの出現は、ところ変われば珍鳥扱いの代表的な例だと思います。
日本で普段よく見かけるヒヨドリなども、生息域がほぼ日本国内に限られているため、欧米の方からすると珍鳥となり、人気があるそうです。
ところ変わればアイドルに変身!できる野鳥が、実は日本国内にも多数います。貴重なアイドルの卵たち(日本固有の野鳥たち)を大事にしましょう。

<ウタツグミを脅かすもの>
林・農耕地の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
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あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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