試練の大雪 庭のスズメ
■野鳥の世界 スズメ
雪がほとんど降らない地域に大雪が降ったら・・・人も野鳥もパニックに陥ります。今回は、生まれて初めて大雪に遭遇した庭のスズメたちの様子を紹介します。
信じられないほどの勢いで、雪がどんどん降り積もっています。こうなると、常連の野鳥たちは一斉にあーちゃん宅の庭に集まって来ます。「ここに来れば、何か食べるものがあるはず!」とばかりに、テコでも動こうとしなくなります。
庭を訪れる野鳥の中で、最も数が多いのがスズメ。特に雪の日は一段と数が多くなります。この日は約30羽が庭木に止まっていました。
このスズメたちの多くは、昨年生まれの若鳥です。若鳥は頬の黒斑が薄く、喉の下の黒い部分が小さいです。くちばしの両端が黄色の若鳥もいます。
白くて冷たい雪。食べ物を覆い隠してしまう雪。若鳥たちにとっては大変な試練となりました。
庭にはパラパラと少量のアワを撒いていたのですが、すぐに雪が積もってしまいます。スズメたちは懸命に食べ物を探しています。
雪を少し掘って、食べ物を探しているスズメもいました。このスズメは頬の黒斑が濃いので成鳥のようです。おそらく、何度か降雪を経験しており、食べ物の探し方を知っているのでしょう。
水入れにも、雪が降り積もっています。若鳥が中を覗き込んでいます。
スズメたちは、食べ物探しがひと段落すると、また庭木に止まり、じっとしています。
雪はさらに激しくなり、一晩降り続けました。翌朝、庭を見てビックリ!約60cmほどの雪が積もっています・・・。スズメたちは大丈夫?
野鳥たちは、目覚めてすぐに一直線であーちゃん宅の庭にやって来るため、野鳥たちが来る前に雪かきをしなくてはなりません。朝5時台に雪かきを始めたのですが、終わったのは7時前・・・。野鳥たちは庭の周囲を飛び交いながら、「早く、早く!」と言っているみたいでした。
いつものように庭にパラパラと少量のアワを撒くと、すぐにスズメたちがやって来ました。何とか、無事に一晩過ごせたようです。ほっ。
大雪の中、無事でよかったですね、スズメさんたち。まだまだ厳しい寒さが続きますが、負けないでくださいね!チュ!
<余談>
記録更新となるような大雪が2回も降り、生まれて間もないスズメの若鳥たちも大層驚いたことと思います。
スズメの若鳥たちは、尾羽の付け根から出る脂の量が少ないため、羽に十分な脂を塗ることができず、寒い日にびしょ濡れになってしまうと命を落とす場合もあるようです。
寒い、食べ物がない、のダブルパンチだと彼らが生き残る確率が低くなるので、「せめて食べ物だけでも、うまく庭で見つけてくれれば!」と願うしかなく、大雪を通して自然界で生き延びることの難しさを痛感させられました。
スズメの関連記事:
「モズの襲来事件 庭のスズメ」はこちら
「ヒナへのビックリな給餌 庭のスズメ」はこちら
「ヒナの虫とり訓練 庭のスズメ」はこちら
「水浴びを邪魔する奴は 庭のスズメ」はこちら
「ボディガード付マイホーム スズメ」はこちら
「今そこにある幸せ スズメ」はこちら
「住めば都 スズメ」はこちら
「ヒナたちの教育実習 スズメ 第1話」はこちら
「スズメのお宿はスイートホテル スズメ」はこちら
「スズメと友達 ノビタキ」はこちら
「野鳥たちの人気者 スズメ」はこちら
「豊かな表情がご自慢 スズメ」はこちら
<スズメを脅かすもの>
水田・農耕地の減少:えさ場が少なくなるようです。
空き地の減少・除草剤:冬場のえさとなる雑草の種などがなくなります。
人による捕獲:日本では、まだ害鳥として駆除される場合があるそうです。
雪がほとんど降らない地域に大雪が降ったら・・・人も野鳥もパニックに陥ります。今回は、生まれて初めて大雪に遭遇した庭のスズメたちの様子を紹介します。
信じられないほどの勢いで、雪がどんどん降り積もっています。こうなると、常連の野鳥たちは一斉にあーちゃん宅の庭に集まって来ます。「ここに来れば、何か食べるものがあるはず!」とばかりに、テコでも動こうとしなくなります。
庭を訪れる野鳥の中で、最も数が多いのがスズメ。特に雪の日は一段と数が多くなります。この日は約30羽が庭木に止まっていました。
このスズメたちの多くは、昨年生まれの若鳥です。若鳥は頬の黒斑が薄く、喉の下の黒い部分が小さいです。くちばしの両端が黄色の若鳥もいます。
白くて冷たい雪。食べ物を覆い隠してしまう雪。若鳥たちにとっては大変な試練となりました。
庭にはパラパラと少量のアワを撒いていたのですが、すぐに雪が積もってしまいます。スズメたちは懸命に食べ物を探しています。
雪を少し掘って、食べ物を探しているスズメもいました。このスズメは頬の黒斑が濃いので成鳥のようです。おそらく、何度か降雪を経験しており、食べ物の探し方を知っているのでしょう。
水入れにも、雪が降り積もっています。若鳥が中を覗き込んでいます。
スズメたちは、食べ物探しがひと段落すると、また庭木に止まり、じっとしています。
雪はさらに激しくなり、一晩降り続けました。翌朝、庭を見てビックリ!約60cmほどの雪が積もっています・・・。スズメたちは大丈夫?
野鳥たちは、目覚めてすぐに一直線であーちゃん宅の庭にやって来るため、野鳥たちが来る前に雪かきをしなくてはなりません。朝5時台に雪かきを始めたのですが、終わったのは7時前・・・。野鳥たちは庭の周囲を飛び交いながら、「早く、早く!」と言っているみたいでした。
いつものように庭にパラパラと少量のアワを撒くと、すぐにスズメたちがやって来ました。何とか、無事に一晩過ごせたようです。ほっ。
大雪の中、無事でよかったですね、スズメさんたち。まだまだ厳しい寒さが続きますが、負けないでくださいね!チュ!

<余談>
記録更新となるような大雪が2回も降り、生まれて間もないスズメの若鳥たちも大層驚いたことと思います。
スズメの若鳥たちは、尾羽の付け根から出る脂の量が少ないため、羽に十分な脂を塗ることができず、寒い日にびしょ濡れになってしまうと命を落とす場合もあるようです。
寒い、食べ物がない、のダブルパンチだと彼らが生き残る確率が低くなるので、「せめて食べ物だけでも、うまく庭で見つけてくれれば!」と願うしかなく、大雪を通して自然界で生き延びることの難しさを痛感させられました。
スズメの関連記事:
「モズの襲来事件 庭のスズメ」はこちら
「ヒナへのビックリな給餌 庭のスズメ」はこちら
「ヒナの虫とり訓練 庭のスズメ」はこちら
「水浴びを邪魔する奴は 庭のスズメ」はこちら
「ボディガード付マイホーム スズメ」はこちら
「今そこにある幸せ スズメ」はこちら
「住めば都 スズメ」はこちら
「ヒナたちの教育実習 スズメ 第1話」はこちら
「スズメのお宿はスイートホテル スズメ」はこちら
「スズメと友達 ノビタキ」はこちら
「野鳥たちの人気者 スズメ」はこちら
「豊かな表情がご自慢 スズメ」はこちら
<スズメを脅かすもの>
水田・農耕地の減少:えさ場が少なくなるようです。
空き地の減少・除草剤:冬場のえさとなる雑草の種などがなくなります。
人による捕獲:日本では、まだ害鳥として駆除される場合があるそうです。
スポンサーサイト