コイのライバル キンクロハジロ

野鳥の世界 キンクロハジロ

まるでビームを放っているかのような鋭い眼光を持つ、キンクロハジロという鳥さんがいます。カモの仲間の野鳥で、冬季は九州以北で観察することができるようです。(夏季は北海道で少数が繁殖しているそうです)

今回は、このキンクロハジロのお話です。

とある冬の午前中、雑木林近くにある貯水池にたくさんのカモを発見。「誰だろう?」と近づいてみると、数十羽のキンクロハジロの群れでした。

キンクロハジロ1
2013年1月 東京都 とある貯水池 キンクロハジロの群れ

キンクロハジの体長はオスが約44cm、メスが約38cm。キンクロハジロという名前はオスの体の色味をとって名付けられたそうです。目が金、背が黒、羽の縁が白で、キンクロハジロ。

キンクロハジロ2
体の色味が名前の由来 キンクロハジロのオス

繁殖羽のオスはクルンとした冠羽があります。

キンクロハジロ3
キンクロハジロ(オス)

キンクロハジロのメスは褐色で、冠羽は短めです。

キンクロハジロ4
キンクロハジロ(メス)

オスと同じく、メスも眼光が鋭いです。

キンクロハジロ5
どちらも負けず劣らず鋭い目つき! (前:メス、後:オス)

採餌中、お尻がプカプカと浮いてしまうカモが多い中、キンクロハジロは潜水することができます。食べ物は貝類、甲殻類、水生昆虫、水草などです。

この時出会ったキンクロハジロたちは、行く先々についてくるので「もしや?」と思っていたら、餌付けされていました。池の周囲を半周ほど歩いたのですが、キンクロハジロたちはずっとついてきます。

キンクロハジロ6
後を追いかけてくるオス

キンクロハジロ7
メスもついてきます

この池には巨大なコイがたくさんいるため、元々はコイへの餌やりが始まりで、それをキンクロハジロが奪ううちに人に慣れてしまったのではないか?と思います。ハシビロガモカルガモの姿も見えます。

キンクロハジロ8
コイのライバルは・・・カモたち!
手前からハシビロガモのメスとオス、キンクロハジロのメス2羽

必死に追いかけてくるキンクロハジロたちの姿を観ていると、心情的に写真撮影どころではなくなり、どうせー餌付けされているなら、ということでパンを与えることにしました。急いでコンビニに走り、パンをGet!写真撮影から突如としてパン投げ競争に早変わり!

よほど空腹だったのか、カモたちのあまりにも凄まじい早食いのせいで、コイはちっともパンを食べることができませんでした。やはり、カモはコイのライバルでした。

この池のキンクロハジロは大所帯なので人からもらう餌だけでは到底足りないでしょう。頑張って自力でも食べ物を見つけて生き抜いてくださいね、キンクロハジロさん!チュ!

<余談>
コイには余裕で勝てるキンクロハジロ。けれども、カルガモの方がキンクロハジロよりパンを食べるのが断然上手でした。水面近くではカルガモ負けたとしても、キンクロハジロはカルガモにはない潜水能力があります。生き抜く上では、あっちがダメならこっちで勝負!といった能力を持ち合わせていることがとても重要だなーと実感しました。

<キンクロハジロを脅かすもの>
湖沼・池・河川の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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