沖縄探鳥旅行記 2009年5月 第2話

野鳥の世界 沖縄探鳥旅行記 2009年5月 2日目

この日は、ガイドさんにやんばるの森を案内してもらうことになっています。
午前6時に待ち合わせなのですが、寝坊しては大変!と思うと、眠れなくなってしまったため、午前2時に起床することに。ちょっと早すぎ?

午前5時を過ぎると、夜がうっすらと明けてきました。今日もいい天気になりそうです。まだ薄暗いのですが、プライベートリゾートオクマの庭を一人で散策してみることに。
(たーさんは、寝ぼすけなので、いつもギリギリまで起きてきません・・・。)

プライベートリゾートオクマの庭 午前5時20分~5時40分頃。

最初に出会ったのはイソヒヨドリ(オス)、次にキジバト。
「クワッ、クワッ、クワッ、クワッ」と大きな声が周辺から聴こえてきます。
(後にガイドさんにお聞きしたところ、これはシロハラクイナの鳴き声とのことでした。)

午前6時、待ち合わせ場所に到着。しかし、ガイドさんがいない・・・。待っている間、周辺を探鳥。

セッカとシマキンパラを発見。シマキンパラは、外来種なので、日本の野鳥としては紹介されていません。

シマキンパラ1
シマキンパラ(ピンボケですが・・・)

午前6時15分頃、おじいちゃんのガイドさん到着。ガイドさんは「午前6時30分に待ち合わせ」とお聞きしていたそうです・・・。何はともあれ、合流できて一安心。早速、ガイドさんの車に乗り込み、やんばるの森へ移動。

やんばるの森 午前7時頃~9時頃。

車中、やんばるの森について、ガイドさんから説明がありました。

日本の植物は約4,000種あり、その内、約1,200種がやんばるに集中しているとのこと。 やんばるの森は、シイ類の木で構成されており、姿・形がブロッコリーに似ていることから、「ブロッコリーの森」と呼ばれているそう。
松の木が生えていない「ブロッコリーの森」は、人の手が入っていない、自然のままの状態だそうです。まさに自然の宝庫であり、世界中でここにしかいない、固有種の野鳥「ヤンバルクイナ(天然記念物)、ノグチゲラ(特別天然記念物)、ホントウアカヒゲ(天然記念物)」が生息する、というのもうなづけます。

やんばるの森1
「ブロッコリーの森」と呼ばれている、やんばるの森。

まずは、今回の旅の第一目的であるヤンバルクイナを探すべく、車をノロノロと走らせます。しばらくすると、猛スピードで走り去るヤンバルクイナ(絶滅危惧種)を発見!

ヤンバルクイナ2
スタコラサッサと逃げ去る、ヤンバルクイナの後ろ姿

5羽のヤンバルクイナを観れたけど、逃げ足が非常に速いので、なかなか撮影できず。
ヤンバルクイナの詳細記事「慌てん坊 ヤンバルクイナ (推定生息数約700羽)」はこちら

森の中のあちらこちらに、赤いヒモがぶらさがっていたので、「あれは何ですか?」と、ガイドさんに尋ねたところ、「マングース捕獲用のオリを設置している目印です」との返答が。

ハブ退治用に人為的に持ち込まれたマングースが、ヤンバルクイナを捕食するため、マングースの捕獲作戦をとらざるを得ない状況のようです。ちなみに沖縄県本島にマングースの天敵はいないそうです。捕獲しないと増える一方・・・。
マングースではなく、稀少な生物がワナにかかっている場合もあるため、毎日欠かさずチェックが必要なのだそうです。自然の営みとは、なかなか人間の思惑通りにいかないものですね

道路の真ん中で、約1mぐらいのハブが交通事故に遭って死亡しており、ガイドさんが車を降りて、ハブをつかんで、棒きれで口を大きく開けて牙を見せてくれました。「こっ、この牙には、一生、咬まれたくない!」と思いつつ、なかなか、ワイルドなおじいちゃんガイドさんの説明に耳を傾けます。

猛毒を持つヘビとして、恐れられているこのハブは、熱感知機能を持っており、生物の熱を感知すると、即飛びかかってくるそうです。ハブはネズミを食べるので、ネズミの多い、さとうきび畑にハブはよく出没するとのこと。
沖縄県本島には、ヒメハブというヘビもいて、こちらは大変おとなしいハブで、何もしない限り、害はないそうです。

沖縄探鳥旅行記 2009年5月 第3話へ続く

<余談>
沖縄には、かれこれ10回ほど訪問していますが、最初の頃は、スローな沖縄タイムに慣れなくて、少し苦労しました。沖縄で、ゆとりを持つ大切さを教えられた気がします。

ガイドさんとの待ち合わせでも「遅れることはあり得る」、今回のケースでは「時間の伝え間違いもあり得る」、今後は「何でも起こり得る」と、胆に命じておけば、沖縄の旅は快適なものになるでしょう!

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コメント

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No title

すごいなー すごいなー
沖縄でヤンバルクイナに出会う
まさに憧れです
バーダーという雑誌でマングースとヤンバルクイナの関係を読んだことがありますが 実際捕獲用に檻が設置されているとは!
現地に行って肌身に感じ 我が目で見る
いいなー
次回が楽しみです ^^)

ポンさんへ

こんばんわ。
旅行記は連続物となってしまうのですが、お読みいただき、嬉しいです!
マングースには、ちょっとお気の毒ですが、天敵がいないのであれば、生態系のバランスが崩れてしまうので、仕方がないですね。人間が安易に手を出すと、しっぺ返しがくる、という教訓ですね。
プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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