餌付けは嫌! ニシオジロビタキ

野鳥の世界 ニシオジロビタキ

尾羽を上下にブンブンと振る仕草が可愛らしい、ニシオジロビタキという鳥さんがいます。ヒタキの仲間の野鳥で、日本では少数が越冬するようですが、非常に珍しい鳥さんのようです。

今回は、このニシオジロビタキの紹介です。

ニシオジロビタキの繁殖地はユーラシア大陸西部で、日本には少数が飛来するようですが、観察できる機会はほとんどありません。今回、たまたま訪れた公園で、オジロビタキらしき野鳥がいたため、長時間、観察させてもらうことができました。

ニシオジロビタキ1
2012年12月 埼玉県とある公園 オジロビタキらしき野鳥

オジロビタキとニシオジロビタキは、よく似ているのですが、下クチバシの色味で識別できるようです。下クチバシの色味が黒っぽいのがオジロビタキ、淡い肉色がニシオジロビタキ、です。
この鳥さんの下クチバシの色味は・・・淡い肉色です。

ニシオジロビタキ2
下クチバシは淡い肉色なので、ニシオジロビタキ

日本で観察できるほとんどのニシオジロビタキが幼鳥だそうです。幼鳥の特徴は大雨覆の先端に白斑があります。この時出会った鳥さんも幼鳥でした。

ニシオジロビタキ3
大雨覆の先端に白斑があるので、第1回冬羽の幼鳥

幼鳥なので、オスかメスかの区別はできません・・・。オスは成鳥になると、喉部分がオレンジ色になります。
ニシオジロビタキは体長約12cmで、尾羽の外側は白く、昆虫類や木の実などを採餌します。

ニシオジロビタキ4
尾羽の外側は白い

このニシオジロビタキは、ほぼ同じ場所で「ディリリリリリ」と鳴き続けていました。よく尾羽を上下にブンブンと振りながら、あっち向いたり、こっち向いたり、たまに地面に降りたりと、とても忙しそう。

ニシオジロビタキ5
尾羽をブンブンしながら鳴き・・・

ニシオジロビタキ6
あっち向いて鳴き・・・

ニシオジロビタキ7
こっち向いて鳴き・・・

冬季、群れで過ごす野鳥が多い中、ニシオジロビタキは単独で行動するようなので、一人でもへっちゃらのようです。
このまま、この公園で越冬するのか、またはどこかへ行ってしまうのか分かりませんが、くれぐれも餌付けされないよう、注意してくださいね、ニシオジロビタキさん!チュ!

ニシオジロビタキ8
「こう見えてもたくましいので、人の手から餌はもらわないよ!」 ニシオジロビタキ

<余談>
珍しい野鳥が現れると、餌付けされることがある、という話を聞きます。目的は・・・人を恐れず、よい写真を撮らせてもらうため?
人間の自己満足のためだけに気まぐれに餌付けをおこなうのであれば、かえって野鳥を危険に晒すことになるので、そのような行為はいけませんね!

<ニシオジロビタキを脅かすもの>
落葉広葉樹の林の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
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ジャンル : 趣味・実用

コメント

非公開コメント

No title

餌付けは意見が分かれるようですが、鳥の縄張りを荒らしたり、木を切ったりしているのも人間ですね。私は写真を撮らせて貰うのだから、時にはお礼は必要ではないかと思います。害鳥化するほど数を増やす訳では無いですし、不自然に生態系を変えるような人間の行動を抑制することの方が大切な気がします。海外では、鳥の写真を撮ることで、鳥に負担を掛けるのだからお礼をした方が自然であるという考え方も有りました。人間も鳥もメリットが有る場合は、目くじらを立てるのどうも窮屈だと思います。勿論、良い写真を撮るのに餌で釣るというのは、写真に重きを置き過ぎで、鳥の保護の観点からも行き過ぎは良くないとは思いますが。

No title

お久しぶりです。ちょこちょこブログは拝見させていただいておりましたが、久々のコメントです!

可愛いオジロビタキですね!

餌付け問題は難しいですよね。
しかし、餌付けしているかたは、たいてい比較的珍しい鳥たちに対して行っていますよね。ほとんどが私利私欲のためだと思います。
私もそのような行為はどうかと思っています。

とにかく、元気に育って欲しいものですね!

角田さんへ

コメント、ありがとうございます。
保護という観点からすれば、冬季、野鳥への餌やりはよいと思います。(実際、あーちゃん宅の庭でもおこなっています)
ただ、気まぐれではなく、1.餌やりを続けること、2.できる限り多くの野鳥をターゲットとすること、が重要だと思います。

自分の敷地内で実施するのであれば問題はないでしょうが、公園などでは、この1と2を守ることはとても難しいように思います。一度、餌場として認識した野鳥にとって、餌がない!となると命にかかわりますから、餌やりを続けることには、やはり責任が伴いますよね。
ですので、気まぐれではなく、責任もって、というのであれば、餌やりはよいと思います。

atekichiさんへ

お久しぶりです。
そうなのです、珍しい鳥たちに対してのみ、餌付けをおこなう、というのがどうも?です。
珍しい野鳥だからこそ、人間の気まぐれによる被害にあって欲しくないなーと切に思います。

冬場、食べ物が少ないのは多くの野鳥にとって共通の問題ですので、保護という観点からすると、多くの種類の野鳥に食べ物を提供する、というのが本来のあり方だと思います。
これは、自分の敷地でないと、なかなか難しいですが。

この冬は、久々に多くの冬鳥が日本に飛来しているようですので、できる限り、たくさんの野鳥たちに生き延びて欲しいですね!
プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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