まるで彫刻? オジロワシ(絶滅危惧種)

野鳥の世界 オジロワシ

夏の北海道で留鳥として生息している数少ないオジロワシ(絶滅危惧種)。今回は、道東の根室に生息するオジロワシの紹介です。

根室には探鳥地として有名な風連湖や春国岱があり、留鳥のオジロワシが生息しているということは知っていました。けれども、どこで観察できるのかは分かりません。

北海道に行くからには、夏であっても毎回オジロワシの姿を見せてもらいたいものです。さて、オジロワシに出会うことができるでしょうか?

2日目の早朝探鳥に出かけた帰りがけ、車で海岸沿いの道路を走っていました。何気なく、ぼぉ~と外を見ていると、一瞬、黒い点が堤防の上に見えました。トビかな?と思いながらも、念のため、車を停めて確認してみることに。
すると、どうでしょう!オジロワシではありませんか!今回も無事、オジロワシに会えました。が、ここで問題が。

朝3時起床、4時出発だったので寝ぼけすぎていて、最も望遠の効くカメラを持って出るのを忘れてしまっていたのです・・・。けれども贅沢は言っていられませんので、とり急ぎ、手持ちのカメラでパシャリ。

オジロワシ25
2012年7月 北海道根室市 オジロワシ

何枚かその凛々しい姿を撮らせてもらった後、やはり望遠の効くカメラで撮らせて欲しいなーと思い、カメラを取りに戻ることに。その間、数十分でしたが、オジロワシはちゃ~んと待っていてくれました!

オジロワシ26
今度はより大きめの姿をパシャリ! オジロワシ

オジロワシは、本当にカッコイイですね。

オジロワシ27
まるで彫刻のよう!

約1時間後、同じ道を通った際、今度はオジロワシが2羽います!この2羽はつがいでしょうか。仲良く、海際の堤防で、佇んでいます。

オジロワシ28
2羽のオジロワシ

1羽のオジロワシは朝5時頃から7時過ぎまで同じ場所にいたことになります。まだ、朝食の魚を狙っているのでしょうか?

オジロワシ29
朝食の魚はゲットできましたか?

このオジロワシを観察している最中、すぐ近くの海にタンチョウ(絶滅危惧種)がいることに気づきました。タンチョウも2羽いて、つがいのようです。

タンチョウ14
オジロワシとタンチョウのペア

タンチョウの記事「ヒナのいる風景 タンチョウ(絶滅危惧種)」でも紹介しましたが、天然記念物のオジロワシのペアと特別天然記念物のタンチョウのペアを一度に眺められる光景っていうのは、やはり北海道ならでは!ですね。この素敵な光景にしばし見入ってしまいました。

そこに1台の車が通りがかり、男性一人が降りてきて、あーちゃんたちが眺めている方向をしきりに観ていました。が、何もみつけられなかった様子なので、「オジロワシとタンチョウのペアがいますよ」と説明しました。この贅沢な光景も、よ~く観ないと気づくことが難しいようです。

オジロワシ30
この姿を見逃すのは、もったいない!

北海道で観察できるオジロワシの多くは冬季に北方から渡ってくるものがほとんどですが、夏季も少数のオジロワシが留まり営巣します。
根室はオジロワシの貴重な繁殖地の一つであり、タンチョウを含むその他多くの野鳥たちに利用されていますので、根室には豊かな自然環境がたくさん残っているのでしょう。(爆弾低気圧など自然の猛威により生息地の破壊もあるようで、保全は大変そうですが)

今回の夏も、彫刻のような凛々しい姿を見せてくれてありがとう、オジロワシさん。次は、いつどこで会えでしょうか?お元気で!チュ!

<余談>
「オジロワシは本当にカッコイイ!我が家のぴーさんと、とても同じ鳥類と思えない!」とオジロワシを観るたびに思うのですが、たーさん曰く「スーパーモデルとあーちゃんが同じ人種と思えない」のと同じだそーです・・・(そこまで言うか!)。

鳥さんは、同じ鳥類であっても数センチ~数メールと大きさは様々ですし、くちばしの形、目のつき方、尾の大きさや長さなども違っています。
けれども、ヒトは成人であれば何メートルも大きさが違うことはないですし、目、鼻、口、手、足の形はほぼ同じです。
ですので、鳥類と比較すると、スーパーモデルとあーちゃんは、さほど違わない!ってことになりますね!よかった、よかった

オジロワシの関連記事:
2011年10月に出会った、オジロワシの記事「秋も威風堂々 オジロワシ(絶滅危惧種)」はこちら
2010年7月に出会った、オジロワシの記事「夏に続々登場! オジロワシ(絶滅危惧種)第1話」はこちら
2009年7月に出会った、オジロワシの記事「夏の雄姿 オジロワシ(絶滅危惧種)」はこちら

<オジロワシを脅かすもの>
森林破壊・大木の伐採:約200kg以上もの巣を作るそうで、大木がないと営巣できないようです。(世界的に繁殖地の保全が重要です。)
鉛弾の流通・捕食動物の汚染:鉛弾が体内に残るエゾシカを食べ、鉛中毒にかかり死亡する猛禽類が増加し、問題となっているようです。
風力発電:野鳥は風力発電施設を危険なものとして認識できないようで、衝突して死亡するケースがあるそうです。
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Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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