たまには気晴らし アカヒゲ(絶滅危惧種)

野鳥の世界 アカヒゲ

生息数が少なく、絶滅が危ぶまれている日本の固有種、アカヒゲ(天然記念物)。今回はアカヒゲのメスに出会った際のお話です。

アカヒゲは南西諸島の一部の島と長崎県の男女群島にしか生息していないといわれており、奄美大島には留鳥として生息するアカヒゲがいます。さて、奄美大島の森林でアカヒゲに出会うことができるでしょうか。

アカヒゲは薄暗い森林に生息するため、見つけるにはオスの美声だけがたよりです。オスの鳴き声が響き渡っているのですが、姿は見えません。このあたりから聴こえるのだけど・・・と目を凝らして下の方を探しますが、なかなか見つかりません。アカヒゲは地表に近い場所に営巣するため、地面をぴょんぴょんと跳ねていることが多いため、今回も下ばかり探していました。

ところが・・・今回は、何と木の上の方の枝にアカヒゲが止まっていました。地表から数メートルはあります。たまたまたーさんが発見したのですが、思いがけない所にいたため、驚きました。

アカヒゲ3
2012年5月 鹿児島県奄美大島 北部の森林 アカヒゲ

このアカヒゲは喉部分に黒い模様がないため、メスです。アカヒゲは上面の赤茶色がきれいですが、薄暗い森の中だとあまり目立ちません。細かい枝をくわえていますが巣材かな?

アカヒゲ4
「森の中だと目立たないのよ!」

普段は地面に近いところにいるのに、木の上の方に出張することもあるのですね!見上げてばかりではなく、たまには上から見下ろすと、きっと気晴らしにもなるはず。

アカヒゲ5
「たまには、見下ろすのもいいわね」

このアカヒゲのメスは、しばらくの間、姿を見せてくれた後、どこかへ行ってしまいました。きっとこの近くに巣があるのでしょう。
ようやく出会えたアカヒゲ(メス)さん、天敵のマングースなどにみつからないよう、頑張って子育てをしてくださいね!チュ!

<余談>
生息数が激減している野鳥たちに共通しているのは、あまり安全でない場所に営巣している、ということのように思います。つまり、子育てが順調にいっていない?

一昔前なら、森林の破壊もなく、外来種もおらず、安心して子育てができていたことでしょう。ところが、今はいたるところ、危険だらけ。けれども、彼らの営巣方法は、昔から変わっていないのです。

もっと安全な場所に営巣すれば生息数も回復して、と思うのですが、遺伝子にインプットされた情報をそんなに簡単に変更できるはずはないですし・・・。しかも他のエリアには、他の野鳥が生息しており、うまく棲み分けができているでしょうから、勝手に侵入するわけにもいかないし・・・。
微妙なバランスで成り立っている生態系の中で、頑張って生き続けている絶滅危惧種の野鳥たち。この世から彼らの姿が消えてしまう、なんてことがないよう、見守っていきたいです!

アカヒゲの関連記事:
縄張り争い中のアカヒゲ(オス)の記事「美声は罵声 アカヒゲ(絶滅危惧種)」はこちら
沖縄本島北部に生息するホントウアカヒゲの記事「美声にうっとり ホントウアカヒゲ(絶滅危惧種)」はこちら

<アカヒゲを脅かすもの>
森林破壊:生息地が減少するようです。
マングース、野猫:ヒナを捕食しているそうです。
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あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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