畑で玉砕 アカショウビン
■野鳥の世界 アカショウビン
真っ赤なくちばしに色鮮やかな羽毛に包まれたアカショウビン。今年もその姿を観察できる機会がありましたので、その紹介です。
初夏、南西諸島には、多くのアカショウビン(リュウキュウアカショウビン)が繁殖のため飛来するので、オスのアカショウビンの鳴き声があちらこちらから聴こえてきます。電線に止まっていたり、宿泊施設の庭にいたりと、姿も頻繁に見かけます。
森の中では声はすれども姿は見えず、といった状況がほとんどなので、森の中でアカショウビンの写真を撮らせてもらうのはとても難しいです。どこかにポツンといる姿を発見でき、警戒されずに写真を撮らせてもらうことができればラッキーです。
今回の旅では、目の前を横切るアカショウビンの姿を運転中のたーさんが見つけたので、後を追ってみることに。
さほど密集していない住宅地に畑があり、その畑の周辺には木々が少し生えていました。周囲に森がないため、きっとこの辺りにいるはず。木々をよ~く観てみると・・・木の枝に止まっているアカショウビンを発見!かなり近いです。
車を降りると逃げ去るかもしれないので、しばらくの間、車中から観察させてもらうことに。
アカショウビンはずっと同じ枝に止まったままで逃げる気配がないため、車を降りて、写真を撮らせてもらうことにしました。
パシャパシャと撮っていると、いつの間にか、近くの枝にアカショウビンがもう1羽、止まっているではないですか!これは、アカショウビンのメス?
「ははぁ~、最初からいたのがオスで、メスが近くにいたから、このオスは逃げなかったんだ―」と納得。いつもなら、すぐさま「さようならー」となってしまうところ、長時間じっとしているので変だなと思っていました。
人間が怖くて逃げ去る姿などカッコ悪くてメスに見せられませんからね!なかなか男気のあるアカショウビンのオスではないですか、感心、感心!
アカショウビンをドアップで見ると、本当に派手な色合いです。なんだか、ぬいぐるみみたい!
この2羽は別々の枝に止まったままで近づくことはなく、しばらくするとメスが突然飛び去りました。オスがその後を追いかけます。今度はさらに近くの民家の庭木に止まり、その距離3メートルほど。
今後の展開はどうなることやら?と思っていると、2羽とも飛び去ってしまいました。
「あ~、行っちゃった、さようなら~!」と、カメラを片付け、車に戻って出発しようとした際、先ほどアカショウビンが止まっていた枝をふと見てみると・・・いる、アカショウビンが戻ってきている!
けれども、今度は1羽だけでした。どうやら、メスにフラれてしまったようです。何がいけなかった?
畑の前に牛さん小屋があり、素敵な臭いを放っていたのがいけなかった?あーちゃん達が恋路を邪魔した?
といろいろ原因を考えてみたのですが、どれもいまいちピンと来ません。
アカショウビンのオスは素晴らしくきれいだったし、男気もあったので、あーちゃん的には合格だったのですが、アカショウビンのメスからするとダメだったのですねー。ん~、野鳥目線でのお婿さん選びって厳しい!
畑で玉砕!してしまいましたが、めげずに頑張ってくださいね。あーちゃんから見るとなかなかイケメンでしたよ、オスのアカショウビンさん、チュ!
<余談>
今まで訪れた南西諸島の中で、奄美大島のアカショウビンが最も姿を観察しやすかったです。目につきやすい場所に姿を現してくれるのと、さほど逃げない、というのが特徴です。
今回の旅でも、いつもながら地元のおじちゃんに話しかけられ、「とある小学校の校門脇に木があって、そこでアカショウビンが毎年営巣しているよ」と、教えていただきました。今後の参考にと、校門脇の木だけ確認してきました。大勢の生徒が通る、まさに校門のすぐ横に木がありました!
奄美大島のアカショウビンは、驚くほど人に慣れているのかもしれませんねー。嬉しいことです!
アカショウビンの関連記事:
「求愛ダンス? アカショウビン 第1話」はこちら
「ダイブもお好き アカショウビン」はこちら
「高いところがお好き アカショウビン」はこちら
<アカショウビンを脅かすもの>
湿地や沢のある森林:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
真っ赤なくちばしに色鮮やかな羽毛に包まれたアカショウビン。今年もその姿を観察できる機会がありましたので、その紹介です。
初夏、南西諸島には、多くのアカショウビン(リュウキュウアカショウビン)が繁殖のため飛来するので、オスのアカショウビンの鳴き声があちらこちらから聴こえてきます。電線に止まっていたり、宿泊施設の庭にいたりと、姿も頻繁に見かけます。
森の中では声はすれども姿は見えず、といった状況がほとんどなので、森の中でアカショウビンの写真を撮らせてもらうのはとても難しいです。どこかにポツンといる姿を発見でき、警戒されずに写真を撮らせてもらうことができればラッキーです。
今回の旅では、目の前を横切るアカショウビンの姿を運転中のたーさんが見つけたので、後を追ってみることに。
さほど密集していない住宅地に畑があり、その畑の周辺には木々が少し生えていました。周囲に森がないため、きっとこの辺りにいるはず。木々をよ~く観てみると・・・木の枝に止まっているアカショウビンを発見!かなり近いです。
車を降りると逃げ去るかもしれないので、しばらくの間、車中から観察させてもらうことに。
アカショウビンはずっと同じ枝に止まったままで逃げる気配がないため、車を降りて、写真を撮らせてもらうことにしました。
パシャパシャと撮っていると、いつの間にか、近くの枝にアカショウビンがもう1羽、止まっているではないですか!これは、アカショウビンのメス?
「ははぁ~、最初からいたのがオスで、メスが近くにいたから、このオスは逃げなかったんだ―」と納得。いつもなら、すぐさま「さようならー」となってしまうところ、長時間じっとしているので変だなと思っていました。
人間が怖くて逃げ去る姿などカッコ悪くてメスに見せられませんからね!なかなか男気のあるアカショウビンのオスではないですか、感心、感心!
アカショウビンをドアップで見ると、本当に派手な色合いです。なんだか、ぬいぐるみみたい!
この2羽は別々の枝に止まったままで近づくことはなく、しばらくするとメスが突然飛び去りました。オスがその後を追いかけます。今度はさらに近くの民家の庭木に止まり、その距離3メートルほど。
今後の展開はどうなることやら?と思っていると、2羽とも飛び去ってしまいました。
「あ~、行っちゃった、さようなら~!」と、カメラを片付け、車に戻って出発しようとした際、先ほどアカショウビンが止まっていた枝をふと見てみると・・・いる、アカショウビンが戻ってきている!
けれども、今度は1羽だけでした。どうやら、メスにフラれてしまったようです。何がいけなかった?
畑の前に牛さん小屋があり、素敵な臭いを放っていたのがいけなかった?あーちゃん達が恋路を邪魔した?
といろいろ原因を考えてみたのですが、どれもいまいちピンと来ません。
アカショウビンのオスは素晴らしくきれいだったし、男気もあったので、あーちゃん的には合格だったのですが、アカショウビンのメスからするとダメだったのですねー。ん~、野鳥目線でのお婿さん選びって厳しい!
畑で玉砕!してしまいましたが、めげずに頑張ってくださいね。あーちゃんから見るとなかなかイケメンでしたよ、オスのアカショウビンさん、チュ!

<余談>
今まで訪れた南西諸島の中で、奄美大島のアカショウビンが最も姿を観察しやすかったです。目につきやすい場所に姿を現してくれるのと、さほど逃げない、というのが特徴です。
今回の旅でも、いつもながら地元のおじちゃんに話しかけられ、「とある小学校の校門脇に木があって、そこでアカショウビンが毎年営巣しているよ」と、教えていただきました。今後の参考にと、校門脇の木だけ確認してきました。大勢の生徒が通る、まさに校門のすぐ横に木がありました!
奄美大島のアカショウビンは、驚くほど人に慣れているのかもしれませんねー。嬉しいことです!
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