夜通しプロポーズ リュウキュウコノハズク

野鳥の世界 リュウキュウコノハズク

手のひらサイズの「コノハズク」よりやや大きい、リュウキュウコノハズクという鳥さんがいます。フクロウの仲間の野鳥で、南西諸島で周年観察することができるようです。

今回は、このリュウキュウコノハズクのお話です。

リュウキュウコノハズクは全長約22cmと小さめで、夜行性のため、なかなか出会うのが難しいのですが、繁殖シーズンになると、よく鳴くと言われています。いつか、鳴き声を頼りに姿を探せば見つかるかも?とは思っていました。

リュウキュウコノハズクの鳴き声は、オスが「コホッ、コホッ」、メスが「ミャー」です。3月の西表島では、きっとフクロウたちの鳴き声が聴こえるだろう、と期待していると、闇夜のあちらこちらから、鳴き声が聞こえ始めました。

本当は、森に行ってフクロウを探そうかと思っていたのですが、宿泊施設の庭の木々からも、たくさんのリュウキュウコノハズクの鳴き声が聴こえてきたので、「ここで探せるかも?」と庭でチャレンジしてみることに。

リュウキュウコノハズクは、オスが鳴くと、メスが返事をする、といった鳴き方なので、声のする樹上を探してみると・・・いました!すごく小さいのですが、かろうじて姿が観えています!

リュウキュウコノハズク1
2011年3月 沖縄県西表島北部の宿泊施設の庭 リュウキュウコノハズク

この時出会ったリュウキュウコノハズクは、「ミャー」と鳴いていたのでメスです。もう少し近づけないかな―と、ソロソロと歩み寄り、何とか写真をパシャリ。(目がビーム状態ですが)

リュウキュウコノハズク2
リュウキュウコノハズク(メス)

このメスは、オスの呼びかけに、ずっと「ミャー」と応えていたので、そちらに気をとられているらしく、しばらくの間、観察させてもらうことができました。

リュウキュウコノハズク3
片目ビーム

このメス以外の鳴き声の主を探してみたものの、暗い、葉が茂っている、主が小さい、でなかなか探せません。結局、姿を観せてくれたのは、このメスだけでした。

リュウキュウコノハズク4
両目ビーム ちょっと恐いですね。

その後、リュウキュウコノハズクたちの鳴き声をひととき楽しませてもらった後、観察会は終了。

そして、翌朝、早朝探鳥に出かけようと、庭に出てみると・・・まだ「コホッ、コホッ」「ミャー」が聴こえてきてビックリ仰天。すでに午前6時過ぎで、空は薄明るくなってきているのに、夜通し「僕はどう?」とオスがプロポーズし、「どうしようかしら?」とメスが迷っていたかと思うと、可笑しくなってきました。オスが我慢強いというか、メスが優柔不断というか。人間でも、こんなに辛抱強くないよなー。

夜通しプロポーズの努力が報われ、無事カップルが成立するのはいつの日でしょうか。リュウキュウコノハズクは、かなり気長に相手選びをするのかもしれません。

また、いつか、夜通しプロポーズの姿を観せてくださいね、リュウキュウコノハズクさん!チュ!

<余談>
周囲のいたるところから、フクロウたちの鳴き声が聴こえてくる、という夢のような出来ごとに、自然の豊かさを痛感させられました。これだけのフクロウたちを養える環境が整っている場所なんて、他に日本国内にあるのだろうか?と。
自宅周辺では、雑木林がどんどん伐採され、野鳥たちの棲み家がさらに失われつつあります。豊かな自然があってこそ、人間も生きていくことができるはずなのに。

<リュウキュウコノハズクを脅かすもの>
森林破壊:生息場所がなくなります。
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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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