夫婦仲の実態は? オシドリ
■野鳥の世界 オシドリ
仲のよい夫婦を表す言葉「オシドリ夫婦」の語源となった、オシドリという鳥さんがいます。カモの仲間の野鳥で、東北以北で夏季、それ以外の地域では冬季、または周年観察することができるようです。
今回は、このオシドリのお話です。
オシドリは、雑食なのですが、ドングリも好物らしく、森の近くの池や湖を好むようです。カモの仲間なので、ドングリ?とは、ちょっと不思議な気がしますが。周囲に森があるダム湖で、オシドリのつがいを2組、見かけたこともあります。森が近くにある、というのが生息場所として重要のようです。
ある冬の寒い日、雑木林に囲まれた、とある公園の池に、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモたちと一緒に、数羽のオシドリがいるのを発見。かなり近い距離だったため、写真を撮らせてもらうことにしました。
秋以降のオシドリのオスの羽色は、それはそれはカラフルで、目が覚めるような色合いです。
オシドリのオスは、イチョウ羽と呼ばれる大きな羽も後方についています。カラフルな色合いに加え、何ともインパクトのある野鳥ですね。
この美しい羽色は何のため?それはもちろん、メスへのアピールのため!ですね。その公園には、メスもいて、すでにつがいとなっているらしく、オスがべったりとメスの側に寄り添っていました。
オシドリのメスは結構地味ですが、野鳥の世界ではメスがモテモテなので、心配ご無用です。オスがメスに優しく寄り添い、「末永く一緒に暮らそう!」と、いわんばかりの光景でした。これぞまさに「よっ!オシドリ夫婦!」と言いたくなりましたが、実状はちっとばかり違うようです。
他のカモ類と同じく、オシドリ夫婦も、抱卵、子育てはメスのみがおこなうため、卵が無事生まれると、即つがいを解消(離婚)します。そして次の繁殖期には、別の相手とつがい(結婚)となります。ということは・・・「オシドリ夫婦」の実態は、「離婚・結婚を繰り返す、浮気者夫婦」だったのですね!
どうやら、「オシドリ夫婦」という言葉は使わない方が無難のようです。
モテ男になれなかった、カラフル君たちは、どうしているかというと・・・オス同士で仲良く寄り添っていました。
もう、やけっぱち?
一時だけの相手のために、カラフルな色合いに変身する、オシドリのオスたち。人間界に一波乱起こしそうな、オシドリ夫婦の真相を教えてくれてありがとう!チュ!
<余談>
オシドリの生態を知った時、「え~!オシドリ夫婦の言葉を作った人は、最初にちゃんと調べなかったの???」と、叫びたくなりました。
オシドリ夫婦という言葉が使えないとなると、代役は誰がいいかなー。夫婦仲がよい野鳥といえば・・・カラス!
けど、「カラス夫婦みたいですね!」と言われても、嬉しくないか。
オシドリの関連記事:
「美鳥集団 オシドリ」はこちら
「おめでたい鳥? オシドリ」はこちら
<オシドリを脅かすもの>
湖・沼・河川・森林の減少:生息場所がなくなります。
仲のよい夫婦を表す言葉「オシドリ夫婦」の語源となった、オシドリという鳥さんがいます。カモの仲間の野鳥で、東北以北で夏季、それ以外の地域では冬季、または周年観察することができるようです。
今回は、このオシドリのお話です。
オシドリは、雑食なのですが、ドングリも好物らしく、森の近くの池や湖を好むようです。カモの仲間なので、ドングリ?とは、ちょっと不思議な気がしますが。周囲に森があるダム湖で、オシドリのつがいを2組、見かけたこともあります。森が近くにある、というのが生息場所として重要のようです。
ある冬の寒い日、雑木林に囲まれた、とある公園の池に、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモたちと一緒に、数羽のオシドリがいるのを発見。かなり近い距離だったため、写真を撮らせてもらうことにしました。
秋以降のオシドリのオスの羽色は、それはそれはカラフルで、目が覚めるような色合いです。
オシドリのオスは、イチョウ羽と呼ばれる大きな羽も後方についています。カラフルな色合いに加え、何ともインパクトのある野鳥ですね。
この美しい羽色は何のため?それはもちろん、メスへのアピールのため!ですね。その公園には、メスもいて、すでにつがいとなっているらしく、オスがべったりとメスの側に寄り添っていました。
オシドリのメスは結構地味ですが、野鳥の世界ではメスがモテモテなので、心配ご無用です。オスがメスに優しく寄り添い、「末永く一緒に暮らそう!」と、いわんばかりの光景でした。これぞまさに「よっ!オシドリ夫婦!」と言いたくなりましたが、実状はちっとばかり違うようです。
他のカモ類と同じく、オシドリ夫婦も、抱卵、子育てはメスのみがおこなうため、卵が無事生まれると、即つがいを解消(離婚)します。そして次の繁殖期には、別の相手とつがい(結婚)となります。ということは・・・「オシドリ夫婦」の実態は、「離婚・結婚を繰り返す、浮気者夫婦」だったのですね!
どうやら、「オシドリ夫婦」という言葉は使わない方が無難のようです。
モテ男になれなかった、カラフル君たちは、どうしているかというと・・・オス同士で仲良く寄り添っていました。
もう、やけっぱち?
一時だけの相手のために、カラフルな色合いに変身する、オシドリのオスたち。人間界に一波乱起こしそうな、オシドリ夫婦の真相を教えてくれてありがとう!チュ!

<余談>
オシドリの生態を知った時、「え~!オシドリ夫婦の言葉を作った人は、最初にちゃんと調べなかったの???」と、叫びたくなりました。
オシドリ夫婦という言葉が使えないとなると、代役は誰がいいかなー。夫婦仲がよい野鳥といえば・・・カラス!
けど、「カラス夫婦みたいですね!」と言われても、嬉しくないか。
オシドリの関連記事:
「美鳥集団 オシドリ」はこちら
「おめでたい鳥? オシドリ」はこちら
<オシドリを脅かすもの>
湖・沼・河川・森林の減少:生息場所がなくなります。
スポンサーサイト