高性能はメンテナンスが大事! カワウ

野鳥の世界 カワウ

大きくて黒く、潜水が得意なカワウという鳥さんがいます。ウの仲間の野鳥で、北海道北部で夏季、九州南部以南で冬季、それ以外の地域では周年観察できるようです。

今回は、このカワウのお話です。

鵜飼用の野鳥はウミウですが、カワウも鵜なので、魚を捕まえるのが大変上手です。カワウは、河川や湖、港湾などにも生息しています。食べる量が多いせいか、埼玉では魚がたくさん生息していそうな大きめの湖でよく見かけます。カワウは体長約80cmもあるので、止まっていても飛翔していも、よく目立ちます。
(日本では、カワウが鵜飼に使われるケースもあるそうです。シバラボさん、情報ありがとうございます!)

カワウ1
2009年10月 埼玉県とある湖 カワウ(婚姻色)

カワウは群れでいることが多く、ある湖では、たくさんのカワウを観ることができます。

カワウ2
2010年9月 埼玉県とある湖 カワウの群れ

通常のカワウの色合いは、くちばしから顔にかけての黄色を除けば、真っ黒!です。

カワウ4
2010年12月 埼玉県とある湖 カワウ

カワウは冬季も繁殖できる野鳥なので、冬に頭部が白っぽい婚姻色のカワウを観ることができます。

カワウ3
2010年12月 埼玉県とある湖 カワウ(少しだけ婚姻色)

ここで、カワウの体の不思議について、です!
ペンギンなどは、羽を退化させ、泳ぎに特化した体に進化していますが、カワウは空も飛べるので、それなりに大きな翼を持っています。
カワウは、何故、あの大きな体で結構深いところまで潜ることができ、魚を捕まえる名人になれたのでしょうか?

答えは、「カワウの羽は油分が少なく、水の抵抗が少ないから!」でした。

カワウは身一つで水・陸・空の3空間を上手に利用します。しかし、高性能なものほど、メンテナンスには時間がかかるもの。カワウも例外ではなく、羽のお手入れにかける時間は、半端ではありませんでした。これでもか!というぐらい、時間をかけて羽づくろいに専念します。

カワウ5
2010年10月 埼玉県とある湖 カワウ(胸に白色部があるので、多分幼鳥)
「羽のお手入れは、とっても大事!」

カワウ6
2010年12月 埼玉県とある湖 カワウ(婚姻色)
「すみずみまでしっかりと!」

カワウは、濡れた羽を広げて乾かしていることも多く、その場合は、ずっと同じ姿勢のままです。よく疲れないなーと感心します。

カワウ7
2009年10月 埼玉県とある湖 カワウ
「どっぷり濡れるので、ちゃんと羽を乾かさないと!」

一時は、水質の環境悪化により、大幅に生息数を減らしてしまったカワウ。水質が改善された現在では、逆に数が増えすぎて、狩猟鳥に指定されているそうです・・・。

水・陸・空を自由に行き来できるカワウさん、人間の勝手な都合に負けずに、頑張って生き抜いてくださいね!チュ!

<余談>
カワウを改めてじっくり観察してみると、何てすごい機能を持っているのだろう!と感心してしまいました。
人間が潜水するには、酸素ボンベや水中めがねなどの装備が必要です。人間が空中を飛翔するには、パラグライダーや飛行機を使ったりと、これまた機材に頼らざるをえません。
それを考えると、何の装備もないまま潜水したり、飛翔したりできるカワウは、身一つで、全てをやってのけるのですから。野鳥の世界には、名人が多いですね!

<カワウを脅かすもの>
湖沼・池・河川の減少:生息場所がなくなります。
狩猟:生息数が減ります。
スポンサーサイト

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

コメント

非公開コメント

No title

こんばんは!
確かに羽を乾かしている姿をよく目にします。
そのような理由があったのですね!知りませんでした!

atekichiさんへ

カワウの羽を広げている姿は、結構インパクトがありますよね。
乾かすのには、時間がかかるようで、
うちわのように羽をパタパタさせていると、目立つなーと思います。
カワウの飛翔姿を撮影しようと、何度かチャレンジしましたが、撮れませんでした・・・。
あっという間に通りすぎてしまったので、飛翔スピードもかなり速いようです!


No title

ウミウを鵜飼いで利用するのは岐阜の鵜飼いだけです、そのほかの場所で行われている鵜飼いは、カワウを利用しています。たとえば広島県三次市などです。

シバラボさんへ

初めまして!
コメントを下さり、ありがとうございます。
広島県三次市の鵜飼では、カワウを利用しているのですか!
ウミウの方が体が大きく深く潜れるということで、
日本での鵜飼はウミウ!という情報を鵜呑み(笑)にしていました。
カワウの鵜飼の情報、本当にありがとうございました!
プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
驚きの鳥類の知能を紹介
全記事(数)表示

全ての記事を表示する

記事検索
野鳥名は、カタカナで検索!
歴代人気記事ランキングTOP20
RSSリンクの表示
応援エリア

ランキングに参加していますので、下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。


にほんブログ村 鳥ブログ 野鳥へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
QRコード
QR
外部リンク
・絶滅危惧種検索

 

・癒し系の鳥さんブログ

 

・緑地関連ブログ