南の島で再会! エゾビタキ

野鳥の世界 エゾビタキ

エゾ(蝦夷)という名前がついているのに、北海道には生息していない、エゾビタキという鳥さんがいます。夏季はカムチャツカ半島付近、冬季は東南アジアなどに生息しており、日本には、春と秋の渡りの際、ちょっとだけ、立ち寄ってくれます。

今回は、このエゾビタキのお話です。

エゾビタキは、コサメビタキ、サメビタキよりは、約15cmと少し大きく、胸に縦の斑紋があるので、識別しやすいです。エゾビタキは、春より秋の方が、たくさん通過しているようで、あちらこちらで姿を観ることができます。

エゾビタキもフライングキャッチの名手なので、樹木の枝先に止まり、ヒラリヒラリと舞いながら、虫をキャッチします。
ある秋の日、湖付近の林で、エゾビタキを数羽、見かけました。翌日にはもういなかったので、この群れはすぐさま旅立ってしまったようです。

エゾビタキ1
2010年9月 埼玉県とある湖付近の林 エゾビタキ

別の日、同じ場所に再びエゾビタキ2羽を見かけました。この林は、エゾビタキたちのお気に入りの場所のようで、通過する際、立ち寄るエゾビタキが多いようです。昨年も、同じ場所で見かけましたし。つまり、毎年、秋にそこへ行けば、エゾビタキに会えるってことですね。

さて、東南アジアへ行くには、エゾビタキたちは、南西諸島を経由します。きっと、南西諸島には、ぎゅうっと凝縮されたかのように、たくさんのエゾビタキがいるはずです。ちょうど10月に宮古島に行く機会がありましたので、エゾビタキを探してみることにしました。

すると、どうでしょう。いるわいるわで、あっちにもこっちにもエゾビタキ。宮古島は沖縄本島から約300kmも離れており、次の飛来地であろう八重山諸島に行くまでには結構な距離があるので、必ず宮古諸島に立ち寄るはず!と思っていましたが、ビンゴ!でした。

エゾビタキ2
2010年10月 沖縄県伊良部島 山林 エゾビタキ
次の飛来地に行くまでに、ゆっくり羽を休めてねー。

エゾビタキ3
2010年10月 沖縄県伊良部島 山林付近の農耕地 エゾビタキ
君は、埼玉でもお会いした鳥さんかなー?

エゾビタキ4
みんな似ているので、顔の区別は、残念ながらできないなー。

渡りの時だけ、日本を利用するエゾビタキ。さて、仮の宿の住み心地はいかがでしょうか?いつまでも、虫がたくさん飛翔している日本であってほしいですよね、エゾビタキさん!来年も、元気いっぱいの姿を見せてくださいね!チュ!

<余談>
いつか時間に余裕ができれば、渡りの鳥たちとともに、行動を一緒にして、南下したり、北上したりすると、面白いだろうな―と思います。きっと、野鳥の世界のいろんな側面を見せてくれるはず。あちらは翼、こちらは車か飛行機での移動となりますが、さてはて、どちらがより速く目的地へ到着できるでしょうか。
鳥さんの顔を個々に識別できれば、「○○ちゃん、速かったね―」とか言えるのですが、そんな眼力はないので、やはり名札をつけてもらうしかないかなー。

<エゾビタキを脅かすもの>
森林・農耕地の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
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ジャンル : 趣味・実用

コメント

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No title

北海道にいないのに なぜエゾビタキさんなのでしょうね?
鳥の名前は時々不思議なものがありますすよね
エゾビタキは「ザ・小鳥!」と言う感じがしますね
あっ でも15cmあるのですか
すずめより ちょっと大きいくらい?
本当に仮の宿でも いつまでも「ようこそー」と
お迎えできる環境を
整えておきたいものですよね^^)

縦模様が特徴なんですね!機会を見つけて探鳥してみたいです
しかし、なぜ北海道ではないのでしょうね不思議です。

野鳥を追いかける旅とは素敵です名札も実在したらいいのにと思います

初心者としては種別からお願いしたいです(笑)

ポンさんへ

以前、エゾビタキは北海道に生息しているもんだと
思い込んでいたのですが、
よくよく調べてみると違っていました(笑)
名前に惑わされてはいけませんね。
エゾビタキも、シンプル模様の鳥さんですが、
胸の縦斑のおかげで、分かりやすいのが嬉しいです。
大きさは、スズメとほぼ同じぐらいです!

低空飛行さんへ

渡りの時期は、普段会えない鳥さんたちに
出会う機会が増えるので、ワクワクしますね。

そろそろ冬の鳥さんたちが、姿を現す時期となり、
木々の葉が落ちると、観察しやすくなるので
とっても楽しみです!
夏場は山地に生息していた鳥さんも
平地に降りてきますし、出会いがぐ~んと増えますよ!
プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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