スズメと友達 ノビタキ

野鳥の世界 ノビタキ

「七変化ファミリー ノビタキ」の続きです。

以前、「野鳥たちの人気者 スズメ」で紹介しましたが、スズメは野鳥たちの間では、かなり格上の扱いを受けています。警戒心の強いスズメは、野鳥たちにとって、安全のバロメーター的な役割を担っているようで、スズメは大歓迎!という態度をとる野鳥が多いのです。

ノビタキも例外ではなく、やはり「スズメ大好き!」の現場を目撃しましたので、今回はその紹介です。

ある秋の日の午前中、湖付近の草原を散策していると、ノビタキの姿を発見しました。渡りの時期、通常は、数羽の群れで見かけることが多いノビタキですが、この時見かけたのは、1羽だけでした。飛翔している虫をフライングキャッチしながら、あちらこちらと移動するノビタキを目で追いかけていると、だんだんとこちらへ近づいて来るではありませんか!「えっ?」と思った次の瞬間、柵の上にいたスズメたちの群れにチョコンとノビタキが紛れ込みました!

「ちょっと、ちょっと、種が違うー!」と叫びそうになりながら、ノビタキの様子を見ていると、しばらくの間、居心地よさそうに、そのままじっとしていました。スズメたちも別段、気にかける様子もなく、羽づくろいをしていました。

ノビタキ14
2010年9月 埼玉県とある湖付近の草原
一番手前がノビタキ(メス)[冬羽]、後ろ3羽がスズメ

「このノビタキは1羽だったので、きっと淋しくなってしまい、たまたまスズメの近くに行ったのかな―」と、その時は思ったのですが、別の場所でも、ノビタキとスズメの組み合わせを目撃したので、偶然ではなかったのです!

ここからは、別の場所で見かけたノビタキ(メス:冬羽)とスズメのお話です。そこで出会ったノビタキとスズメは、まるで会話をしているような光景だったので、ここからは、会話形式で紹介します。

ノビタキ15
2010年10月 埼玉県大久保農耕地
「ねぇねぇ、フライングキャッチって知ってる?」とノビタキ(中央)、
「いやー、知らねぇー」とスズメ(両端)

ノビタキ16
「ヒラリっと舞い上がって、虫をキャッチするのよ!」とノビタキ(中央)、
「ほぉー」とスズメ(両端)

ノビタキ17
「あんたたち、できる?」とノビタキ(中央)、
「いんやー、無理だべ」とスズメ(両端)

ノビタキ18
「じゃあ、見本を見せてあげる!こうやって羽を上げて・・・」と
ノビタキ(中央)、「ふんふん」とスズメ(両端)

ノビタキ19
「はっ!と一気に舞い上がるのよ!!」とノビタキ(上)、
「お~、すげぇ!!!」とスズメ(下)

と、何ともまぁ、微笑ましい光景を披露してくれました。
ノビタキとスズメは、ちゃんとお互いの顔を見ているし、ノビタキが舞い上がるとスズメはちゃんと上を向いています。種は違っても会話が成り立つのですかねー。

ノビタキたちは、旅を続ける最中、あちらこちらのスズメたちと出会っていることでしょう。そして、もしも、無事に生き延びることができ、翌年に同じスズメに出会った時は、「久しぶり!」と、お互い声をかけるのでしょうか。野鳥たちの目から見ると、やはり1羽、1羽、顔が違うはずなので、以前会ったことがあるかどうかなんて、簡単に分かるのでしょうね。
では、旅の安全を祈りつつ、またお会いしましょう、ノビタキさん、チュ!

<余談>
種の異なる野鳥たちの関係性については、まだまだ分からないことだらけですが、気の合う種類というのは、あるようです。冬季に種の違う野鳥たちで群れ(混群)を作ることもありますし。そういった光景に出会うと、「どうやって会話するのかなー」、「共通語って存在するのかなー」とか、いろいろ疑問が湧いてきます。いつか、鳥語を翻訳でき、野鳥の世界の陽気な会話を理解できると、とっても面白いだろうな―と思います!

2009年に出会った、ノビタキの記事「チャーミングな夏の使者 ノビタキ」はこちら

<ノビタキを脅かすもの>
草原・農耕地・河原の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
スポンサーサイト

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

コメント

非公開コメント

No title

ノビタキさんとスズメさんって仲良しなんですね!
本当に会話しているみたいで微笑ましいです~
可愛い!!
とても癒されました!
ありがとうございます^^

私のパートナーさんは
「みんなスズメにしか見えない」とか言うんですよw

鳥の言葉がわかったら本当にいいのになぁと思います!

No title

いやー かわいいですね
しかしスズメさんが野鳥界で 
そんな格上なポジションとは
なかなか あなどれませんねスズメさん
ノビタキとスズメの会話
本当にそう言ってますね!^^)
鳥の会話がわかったら 楽しいでしょうねー

zooさんへ

スズメの近くにいると、
ノビタキは安心するようで、
観ていて、本当に微笑ましいです!

確かに、ぱっと見は、ノビタキの冬羽は
スズメに似ているかもしれませんが、
よ~く観ると、全然違うのですよ!
飛翔姿も全く違いますし。
ノビタキは軽やか、スズメはちょっと重そうに
飛びます(笑)

No title

さすが!すずめちゃん!

いつか、すずめちゃんもフライングキャッチができるようになるといいですね!

ポンさんへ

そうなんです、
スズメちゃんは、あなどれないのです!
人間からは害鳥扱いされることが多いスズメですが、
野鳥たちにとっては、かなりの益鳥となるようです。
そのせいか、スズメと他の野鳥が一緒にいる光景を
目にすることが多いのですよ。
いつか、野鳥たちの会話が理解できるようになりたいですねー。
ほとんどが食べ物の話でしょうけど(笑)

オオトラさんへ

あっはっは!
スズメちゃん、体が重そうだから
フライングキャッチは、ちょっと難易度が高いですかねー。
ホバリングできるスズメちゃんは、見たことがありますけど。

初めて認識

こんにちは!
つい先週、北海道の平地でノビタキを撮影しました。
初めてノビタキと認識、いろいろ調べている内にこちらへお邪魔しました。
わたしが見たのは雌の夏の姿だったようですが、まさに七変化ですね。
その内ブログに載せようと思っています。

スズメとノビタキの交流?ほほえましい光景です。
それぞれの台詞が面白い!

ダッファーさんへ

コメントありがとうございます。
北海道でノビタキを撮影されたのですね!
ノビタキのメスは、シックな色合いながらも、可愛らしい鳥さんだなぁと思います。
夏の北海道は、多くの野鳥が繁殖地として利用しているので、観察していると、いろいろ勉強になりますね。

スズメは、多くの野鳥と仲良しですが、ノビタキとも仲がいいと信じています(笑)
種類の違う野鳥たちの関係を観察してみると、新たな発見があったりして、とっても面白いですね。
プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
驚きの鳥類の知能を紹介
全記事(数)表示

全ての記事を表示する

記事検索
野鳥名は、カタカナで検索!
歴代人気記事ランキングTOP20
RSSリンクの表示
応援エリア

ランキングに参加していますので、下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。


にほんブログ村 鳥ブログ 野鳥へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
QRコード
QR
外部リンク
・絶滅危惧種検索

 

・癒し系の鳥さんブログ

 

・野鳥関連ブログ

 

・緑地関連ブログ