人間なんて、へっちゃらさ! ヤマセミ

野鳥の世界 ヤマセミ

白と黒の鹿の子模様で、何ともインパクトの強い姿形のヤマセミという鳥さんがいます。体長は約38cmと大きく、日本では最も大きいカワセミの仲間の野鳥です。日本では周年観察することができるのですが、出会うのはとても難しいと言われています。

今回は、このヤマセミのお話です。

ヤマセミは、山間部の渓流(中~上流)やダム湖に生息しており、約7km四方の広い縄張り内で、つがいでいるケースが多いようです。そして、出会いを難しくしているのは、その警戒心の強さ、です。ヤマセミの姿を観たければ、こちらの姿が見えないよう、ブラインドを張って、隠れている必要があるそうです。(野鳥の世界に、人間が隠れてお邪魔する、といった方法ですね)

実際、ヤマセミが生息していると言われているダム湖に何度か行ったことがあり、ブラインドを張って、ヤマセミの出現を今か今かと待っているバードウォッチャーの方を見かけたことがあります。「あー、あそこまで頑張らないと姿を見せてくれないのか・・・」と、ヤマセミとの出会いは、半ば、あきらめかけていました。

ところが、ブラインドを張って長時間隠れることができない、あーちゃんとたーさんにも、幸運の女神が微笑んでくれました!

ある日、奥多摩の山に登ろう!ということになり、午前6時前に現地に行ってみることにしました。登山付近の駐車場がまだ開いておらず、別の駐車場を探すことになったのですが、駐車場がなかなか見つからず、山からは随分離れてしまうことに。

「せっかく早起きしたのに、駐車場がない。山に登れずつまらない!」と、お怒りたーさん。「山付近の駐車場が開くまで、どこかで散歩すればいいじゃーない!」と、お気楽あーちゃん。

で、ようやく見つかった駐車場に車を停め、川岸付近を散策することに。まだ午前6時だというのに、川の中にもう釣り人が数名います。そして、遠くにバズーカのような機器を設置している、バードウォッチャーらしき人の姿が、チラホラ見えました。

「誰がいるのかなー」と思い、おじちゃん達に声をかけてみました。すると、「ヤマセミですよ!」との返答が!その方向を観ると、いました、ヤマセミが!しかも2羽も。偶然立ち寄ったこの場所で、出会えるとは!

ヤマセミは、遠くの川岸の枝に止まっているので、とっても小さいのですが、何とか写真を撮らせてもらいました。

ヤマセミ1
2010年8月 奥多摩付近の渓流 ヤマセミ(メス)

オスは、若鳥のようで、まだ胸にオレンジ色の模様がありません。写真では、小さすぎて、あまり分かりませんが・・・。

ヤマセミ2
ヤマセミ(オス)

その後、2羽とも飛び去ってしまいました。「あー、行っちゃった・・・」と思っていると、「メスは、すぐに戻ってきますよ」と、おじちゃんが言われるではありませんか。

では、戻ってくるまで、サンドウィッチでも食べながら、待ってみようかと思い、食べ始めるとすぐに、ヤマセミのメスが戻ってきました!お帰り!

ヤマセミ3
ちょっと冠羽が立っています。何かに驚いた? ヤマセミ(メス)

ヤマセミ4
このポーズがお気に入り! ヤマセミ(メス)

ヤマセミ5
白と黒の鹿の子模様が素敵です! ヤマセミ(メス)

観察時には、夢中で気づかなかったのですが、「そういえば、誰もブラインドを張っていない、何故?」と思っていると、「昔は、ブラインドがないとダメだった」と、熟練ヤマセミウォッチャーらしき方が言われていました。川遊びをする人や釣り人たちが大勢訪れる場所のようなので、ヤマセミがあまり人を恐れなくなったようです。その日は、朝6時頃まで川の中で騒いでいる若者(バカモノ)がいたとのこと・・・。

「このヤマセミ達が、この場所に愛想をつかさないよう、基本的なマナーを人が身につけないと!」と、つくづく思いました。

思いがけず、姿を見せてくれてありがとう、ヤマセミさん、あなたは本当に素敵でした!マナーの悪い人は無視して、いつまでもお元気で!チュ!

<余談>
ようやく出会えたヤマセミの姿を、なるべく綺麗に紹介してあげたい!と思ったのですが、カメラの性能に限界があり、大量に撮影したものの、上記の写真が限度でした。アクティブバードウォッチャーなので、重い機材を持ち運ぶことができないため、仕方がないか!

それにしても、駐車場が開いていなかったおかげで、ヤマセミに出会えたのだから、怒るだけ無駄だったね、たーさん
(その後のたーさんは、終日ご機嫌な様子でした。単細胞?)

ヤマセミの関連記事:
「果てしなき戦い ヤマセミ」はこちら
「ライバルは自分 ヤマセミ」はこちら

<ヤマセミを脅かすもの>
渓流の減少:生息場所がなくなります。
川遊びをする人:営巣を放棄するケースがあるそうです。
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コメント

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No title

こんにちは!

奥多摩付近でも”おしゃれ”なヤマセミに出会えるのですね!!
図鑑でしか見たことがありません;
可愛らしいのに、意外にも大きいのですよね
実際にお会いしたいです!

「早起きは三文の徳」というのは本当ですね!
頑張って行ってみたいと思います!!

奥多摩は東京とはいえ自然が豊富なので
他にも野鳥と出会えそうですよね☆

zooさんへ

こんばんわ!
いると言われている場所では出会えず、ブラリと立ち寄った場所で偶然に出会うことができたので、いつどこでヤマセミに出会えるかは、分からないってことですね!
自然を求めてこちらから出向いて行けば、何かしらの素敵な出会いがあることは、間違いないと思います!

野鳥たちと最も出会う確率が高いのは、やはり早朝ですね。夏場は、早朝でも出会うのが結構難しいです。早く涼しくなることを願っています!

No title

うわ 幻のヤマセミさんとの遭遇
すごいですね!
白黒模様が すっごくきれいー
あっ 冠羽が立っている姿も素敵です
体調38cm!?
カワセミ位の大きさかと思っていたのですが
結構大きいのですね
見ごたえのある鳥さんですね^^)

ポンさんへ

ヤマセミは結構大きい上、白黒模様なので、
目立つかなーと思いきや、木々に紛れるとあまり目立たないのですよ。
あの場所に止まっている!と知らない限り、見つけるのは至難の業のようです。
またいつか、会ってみたいです!
プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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