奄美大島探鳥旅行記 2010年2月 第5話

野鳥の世界 奄美大島探鳥旅行記 2010年2月 2日目の続き その3

大瀬海岸付近の電柱に、猛禽類らしき野鳥が止まっています。暗くてよく分からなかったのですが、胸の模様から、サシバの若鳥のようです。

サシバ5
サシバ(若鳥)

大瀬海岸付近には、農耕地が広がっており、シロハラ、セッカ、ツバメがたくさんいました。

次に、古見方農耕地に行ってみることに。

古見方農耕地 午後2時~2時30分頃。

アオジ、サシバ、シロハラ、リュウキュウメジロなどが姿を見せてくれましたが、小雨が降っているので、野鳥の数は少ないです。

近くに漁港があるので、そこにも行ってみました。

小湊漁港 午後2時30分~3時頃。

何と、電線にカワセミが止まっていました!電線に止まるカワセミは、初めて見ます!

カワセミ6
カワセミ(メス)

カワセミ7
ちょっと向きを変えて。カワセミ(メス)

シロハラ、キジバトも姿を見せてくれました。

寒いし、小雨が降っているし、で、夜のナイトツアーに備え、そろそろ宿へ戻ろうかと車を走らせていると、運動場みたいな開けた場所に、ポツン、ポツンと何かがいます。車を停め、双眼鏡で確認すると、何とハチジョウツグミ!冬季、少数しか日本に飛来しないと言われている野鳥です。こんな所で出会えるとは!

ハチジョウツグミ3
ハチジョウツグミ

ハチジョウツグミの詳細記事「昨日の友は今日の敵 ハチジョウツグミ」はこちら

宿に到着後、もう薄暗いのですが、周囲を歩いて探鳥してみることに。

宿周辺の林 午後5時30分頃。

ヒヨドリ、イソヒヨドリ(オス)、リュウキュウメジロ、サシバがいました。そして、圧倒的な数の多さを誇る、シロハラは、藪の中、林の中、と、そこら中にいました。人に慣れていないようで、あーちゃんとたーさんが通るたびに、あちらこちらから、「プクプクプクー!!!」と警戒音を発しまくっており、怒りまくるシロハラたちに、ちょっとタジタジ気味・・・。ゴメンよ~!

夕食を早めに食べ、午後8時から、ナイトツアースタート!「今日のように、寒くて雨の降る日は、野鳥はあまり姿を見せませんが、決行しますか?」とガイドさんから念押しされつつも、もちろん決行です!短期滞在ですから、また次回、なんて言ってはいられません。

デコボコで真っ暗な山道を車で進んで行くと、キジバトやシロハラが頭上にある木の枝に止まって、寝ている姿を見せてくれました。

そして、このナイトツアーでは、大変なサプライズが待っていました。奄美大島の中でも、そこにはいないと言われていた場所で、何とオオトラツグミ(絶滅危惧種)と遭遇したのです!

オオトラツグミ2
オオトラツグミ

この出来事が元で、長年調査対象から外されていたその場所が、「2010年オオトラツグミさえずり一斉調査」の候補地に選定されることになり、3月・4月の調査で、何と25年ぶり!にオオトラツグミのさえずりが確認されたのです。すごいことです!

25年間、その場所では誰も遭遇していなかった?オオトラツグミに、初訪問のあーちゃん達が遭遇するとは・・・。こんな不思議な出会いもあるのですねー。
オオトラツグミの詳細記事「奇跡の遭遇 オオトラツグミ?(推定生息数約200羽)」はこちら

この日の探鳥は、これにて終了です。あ~、すごい1日でした!明日は、いよいよ最終日。まだ出会っていない固有種の野鳥が、まだまだいます。明日も勝負の1日になりそうです!

奄美大島探鳥旅行記 2010年2月 第6話へ続く

<余談>
ナイトツアー時に出会う野鳥が、何故に山道に突き出た木の枝に止まって寝ているか?というと、ハブ対策だそうです。
猛毒のハブに襲われないよう、横に突き出た枝を好む傾向にあるとのこと。夏のナイトツアー時には、ハブを恐れて、見やすい木の枝に止まっているアカショウビンをたくさん観ることができ、1晩に5羽ものアカショウビンが現れたこともあったそうです!
「奄美大島の森で、生態系の頂点に君臨するのは、ハブですね」と、ガイドさんが言われていました。人間にとっても、野鳥にとっても、ハブは怖い存在ですね。気をつけようっと!

奄美大島探鳥旅行記 2010年2月 トップへ戻る
スポンサーサイト

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

コメント

非公開コメント

No title

こんばんわ。

電線に止まっているカワセミは珍しいですね。
奄美大島にはまだ行ったことがないのですが、
シロハラのプクプク大合唱や、オオトラツグミなど、
心惹かれます。

すごくいってみたくなりました。

おはようございます

綺麗な川にカワセミというイメージが強かったのですが、電線ですかぁ!
いやぁ、驚きました

ナイトツアーも良さそうですね!
ハブは怖いですが・・・
夜の野鳥はなかなか観られないですもんね。

そして、ブクブク合唱
どんな感じなのか、
鳥さんには悪いですが、ちょっと楽しげな想像をしてしまいます(笑)

奄美大島は魅力的ですね!

くまげらさんへ

こんばんわ!
カワセミは、川に突き出た枝とかに止まっていることが多いので、電線に止まっている姿を見たときは、最初、何の鳥だか分かりませんでした。カワセミ!と判明した時は、本当に驚きました。
奄美大島へのシロハラの渡来数は、年によってバラツキがあるそうですが、2009年~2010年の冬は、大変な数のシロハラがいました。林付近の道路でのプクプク大合唱は、凄まじいものがありましたよ(笑)

低空飛行中さんへ

こんばんわ!
ナイトツアーは、かなりスリリングでしたよ。
車のサンルーフを開けた状態で、山道をガタゴトと進んで行くのですが、ハブが上から降ってこないかと、ちょっと心配でした。大丈夫でしたけど!
夏のナイトツアーも、面白そうですので、いつかチャレンジしてみたいと思います!
いつか、シロハラがたくさんいる冬の奄美大島で、プクプク大合唱を堪能されてみては、いかがでしょう?
プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
驚きの鳥類の知能を紹介
全記事(数)表示

全ての記事を表示する

記事検索
野鳥名は、カタカナで検索!
歴代人気記事ランキングTOP20
RSSリンクの表示
応援エリア

ランキングに参加していますので、下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。


にほんブログ村 鳥ブログ 野鳥へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
QRコード
QR
外部リンク
・絶滅危惧種検索

 

・癒し系の鳥さんブログ

 

・野鳥関連ブログ

 

・緑地関連ブログ