にらめっこ最長記録 ルリビタキ

野鳥の世界 ルリビタキ

美しい容姿とは裏腹に、結構気が強いルリビタキ。今回は、ルリビタキのオスと長時間にらめっこをしたお話です。

冬季、ルリビタキは縄張りを持ち、侵入者がいないか見回りをしたり、ライバルが現れると、威嚇をして追い払ったりします。
ルリビタキは、人に対しても、時々、威嚇をしてきます。そのため、ルリビタキを見かけると、ルリビタキの威嚇の声「カッカッ!」を真似してみたくなります。ルリビタキたちの反応は様々で、興味津々で近寄って来たり、ライバルではないとすぐに見破って去って行ったりします。

今回出会ったルリビタキのオスは、今まで出会ったどのルリビタキよりも、負けん気の強い鳥さんでした。

少し離れた場所にルリビタキがいたので、試しに「カッカッ!」をやってみると・・・ルリビタキが近寄ってきました。

ルリビタキ29
2017年3月 埼玉県 とある公園 ルリビタキ(オス)

「カッカッ!」を言い続けてみると、ルリビタキも負けじと、「カッカッ!」と、やり返してきました。この後、しばらくの間、ルリビタキとあーちゃんとの威嚇合戦が続きます。

ルリビタキ30
にらめっこ開始!

ルリビタキ31
威嚇中

ルリビタキは、あーちゃんの周囲を移動しながら、「めっ!」と睨んできます。

ルリビタキ32
めっ!

ルリビタキは、どこに止まっても、視線をこちらに向けて

ルリビタキ33
こちらの様子を常にチェック

「カッカッ!」と鳴き続けています。

ルリビタキ34
「カッカッ!」

ルリビタキ35
怒った?顔もかわいいルリビタキのオス

約3mの近距離からも威嚇してきます。

ルリビタキ36
めっ!

かれこれ、約15分経過。ルリビタキとの「にらめっこ」最長記録です!
あーちゃんの「カッカッ!」は、かなりヘタクソなのですが、このルリビタキはライバルとして認めてくれた?ようで、ちょっと自信がつきました。

このルリビタキは、自分から折れることはなさそうだったので、こちらから「カッカッ!」をやめてみました。そして、その場を後にして歩き始めると・・・ルリビタキも安心したのか、ようやく、どこかへ飛び去りました。

どう見ても鳥ではない、あーちゃんに、こんなにライバル心をメラメラ燃やすとは、この縄張りはとっても居心地がいいのですねぇ。また、次の冬も、同じ場所で姿を見せてくださいね、ルリビタキさん!チュ!

<余談>
上記のルリビタキのオスとにらめっこをした直後、別の場所で、今度は、ジョウビタキのオスが現れました。何十メートルも離れた場所にいたジョウビタキのオスですが、何を思ったか、5メートルほどの所にやって来ました。そして、「めっ!」と、あーちゃんを威嚇し始めました。この日は、かわいい鳥さんに、よく威嚇される当たり?デーでした(笑)

ジョウビタキ14
近寄って来たジョウビタキ(オス)

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<ルリビタキを脅かすもの>
森林・里山の減少:冬場はオスもメスも個々に、縄張りを持つので広めの生息域が必要です。
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あちこち占拠 アトリ

野鳥の世界 アトリ

冬鳥として日本へ渡来するアトリ。今回は、いろいろな場所を占拠するアトリの群れを見かけたので、その紹介です。

とある冬の日の午後、自宅周辺を散策中、木に止まっている野鳥の群れを発見。

アトリ8
2017年2月 埼玉県 野鳥の群れ

誰だろう?と思い、確認してみると・・・アトリです!

アトリ9
アトリ

アトリは約30羽!もいます。この周辺で、これだけの数のアトリを見かけたことはありません。この冬は、多くのアトリが渡来していた?

木の枝に止まっているアトリたちは、ぼぉ~としていて、ほとんど動きません。

アトリ10
アトリ(オス)[冬羽]

アトリ11
アトリ(メス)[冬羽]

ところが、アトリがいったん動き出すと、群れ全体でワラワラと移動し、様々な場所を占拠し始めました。

まずは、民家の屋根を占拠!

アトリ12
屋根を占拠するアトリたち

アトリ13
屋根の上で食べ物を探すアトリ

次は、スズメの群れに混じり、梅の木を占拠!

アトリ14
梅の木を占拠するアトリたち

アトリ15
アトリと一緒にスズメの姿も

そして、畑を占拠!

アトリ16
畑を占拠するアトリたち

アトリ17
大根の前で食べ物探し

とうとう道路にまで出没!

アトリ18
道路に出没するアトリたち

アトリ19
食べ物あったかな?

食べ物を夢中で探しているアトリたちは、あーちゃんの存在を全く気にすることなく、約5メートルの距離にまで、近寄ってきました。こちらがビックリ!

アトリ20
「君は誰だい?」

こんなに、あちらこちらと動き回るアトリを観察したのは、初めての事でした。群れの数が多いと、それだけ食べ物をたくさん見つけなければならないので、いろいろな場所に移動するのでしょう。

食事を終えたアトリたちは、最初に止まっていた木に戻り、再び、じっとして動かなくなりました。

この冬は、大勢で姿を見せてくれてありがとう!次の冬も、また、この場所で越冬してくださいね、アトリさんたち!チュ!

<余談>
アトリを観察している最中、頭上にエナガコゲラなどの混群がやって来たので、エナガを観察していると・・・脳天を何かが直撃しました!すご~く痛くて、「何?」と思い、道路に転がっている物を見てみると・・・木片です。木片は約5cm×3cmもあり、頭に「たんこぶ」ができる始末。落っことした犯人は、コゲラ!です。近くで一部始終を見ていた、たーさんは大笑いで、「大丈夫?」の一言もありません(怒)

「頭に木片が当たるよう、落っことして!」と、たとえコゲラにお願いしたとしても、決して、そんな事は起こらないだろうけど、偶然だと起きるのですねぇ。かなり痛い偶然の出来事でした(笑)

アトリの関連記事「複雑な模様は何のため? アトリ」はこちら

<アトリを脅かすもの>
農耕地・草地・林の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

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食べてよし!の花芽はどれ? アカウソ

野鳥の世界 アカウソ

可愛らしい姿とは裏腹に、時には、やっかい者扱いされてしまうウソ。今回は、遠慮なく花芽を食べまくるアカウソのお話です。

とある日の午前中、丘陵地帯の一角にある公園を散策中に、小さな音が聴こえてきました。ちょうど、近くを犬連れのおじさんが通りかかったので、おじさんの携帯電話でも鳴ったかな?と思ったのですが、ちょっと違うような・・・。辺りをキョロキョロしていると・・・音の主発見!何と、すぐ真上に、ウソの群れが。あまりにも近すぎて、ビックリ!

ウソたちが逃げないようにと少し離れた場所から、写真を撮らせてもらうことに。

アカウソ9
2017年2月 東京都 とある公園 ウソ

ウソは14羽ほどいて、ぱっと見はメスが多く、オスは3羽ほどしかいません。オスの姿をよ~く見てみると、腹部に赤みがあります。ということは、アカウソです!

アカウソ10
アカウソ(オス)

他のオスの腹部にも赤みがあったので、この群れはアカウソの集団のようです。アカウソたちは、こちらを全く気にする様子はなく、桜の花芽を食べ続けていました。

アカウソ11
桜の花芽をせっせと食べるアカウソ(メス)

桜の花芽が大好物のウソたち。観賞用の桜を大切に育て、開花時期には、大勢の花見客を見込んでいる地域では、ウソたちの襲来は、とっても悩ましい出来事です。時には、ウソたちは、撃退されてしまうこともあります。

さて、この場所では、どうでしょうか?ここでは、誰も、花芽を食べるウソたちに腹を立てる人はいません。ウソの食べ残しの桜を鑑賞できれば、それで十分です。

ということで、どんどん花芽を食べても大丈夫です。アカウソたちの遠慮のない食べっぷりをご覧ください!

アカウソ12
花芽をガブッ! アカウソ(オス)

アカウソ13
花芽を口いっぱいにほおぼるアカウソ(メス)

アカウソ14
こちらの花芽もガブッ! アカウソ(メス)

御馳走が目の前にあると、幸せな気持ちになるのは、人も野鳥も同じはず。花芽に囲まれ、笑っているように見えるアカウソが。

アカウソ15
幸せそうに見える?アカウソ(メス)

この場所で花芽を食べても追い払われることがないと知ってか知らずか、このアカウソたちは、人が近くにいても、気にせず、ほのぼのとした食事風景を見せてくれました。

御馳走がたくさんあってよかったですね。食事場所によっては、害鳥扱いされるので、くれぐれも注意してくださいね、アカウソさんたち!チュ!

<余談>
先日、桜の花芽を食べるウソたちを猛禽を使って追い払う、というTVを観ました。花芽を食べられては困る人と花芽を食べたい野鳥とがうまく共存できないものでしょうか?

野鳥を追い払うのではなく、野鳥の存在そのものを観光に使うというのは、どうでしょう?
「花のない時期は、野鳥たちの可愛らしい姿をご鑑賞ください」とか、「この地域では野鳥との共存を目指していますので、花芽を食べる野鳥を温かく見守ってください」とか。

桜の開花時期は、ほんの一時。花見用の花が少々減っても、食べ物がなく困っている野鳥たちに救いの手を差し伸べる地域があったとしたら、きっと、そこは共存共栄の理想的な場所になることでしょう。

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<アカウソを脅かすもの>
森林の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

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少数で越冬中 オジロトウネン

黄色く短い足でちょこまかと動き回るオジロトウネンという鳥さんがいます。シギの仲間の野鳥で、日本では主に秋の渡りの時期に観察することができるようです。本州中部以南では越冬もしますが、近年、その数は激減しているそうです。

今回は、このオジロトウネンのお話です。

とある日の午後、沼の周囲を散策中に、小さな野鳥2羽を発見。トウネンに似ていますが、足が黄色いです。ということは・・・オジロトウネン!

オジロトウネン1
2017年2月 埼玉県 とある沼 オジロトウネンが2羽

オジロトウネンの繁殖地はユーラシア大陸北部、越冬地はアフリカ・インド・東南アジアです。日本では、近年、越冬中のオジロトウネンに出会う機会はあまりないようなので、こんな所で出会うとは驚きです。

オジロトウネンの体長は約14cm、尾羽外側が白いことが名前の由来になっていますが、白い部分は飛翔時にしか見えないようです。

オジロトウネン2
足が黄色で尾羽外側が白いオジロトウネン(冬羽)

2羽のオジロトウネンは、水深の浅い岸辺近くで、せっせと食べ物を探していました。オジロトウネンの採餌方法は、くちばしを地表面につけながら、昆虫類や甲殻類を捕食します。

オジロトウネン3
獲物を探すオジロトウネン

オジロトウネン4
「食べ物はどこかな?」

と、せっかく岸辺付近で姿を見せてくれていたオジロトウネンですが、道路脇を勢いよく歩くおじさんに驚き、飛び去ってしまいました・・・。飛んで行った辺りを確認してみると、かろうじて、オジロトウネンたちの姿が見えます。

オジロトウネン5
遠くに飛び去ってしまったオジロトウネン

オジロトウネンが舞い降りた場所は水深が浅く、泥が見えています。そこでも、オジロトウネンたちは、採餌を始めました。

オジロトウネン6
食事再開!

この沼で越冬中のオジロトウネンたち。数少ない貴重な姿を見せてくれてありがとう!次の冬も、ぜひ日本で越冬してくださいね、チュ!

<余談>
「以前は普通に見られたけど近年ではまれ」といった野鳥があまりにも多いです。オジロトウネンもその1種です。
もし、タイムマシーンで過去に戻れるとしたら、野鳥がたくさんいた時代に戻ってみたいです。きっと、信じられないぐらい、生命力あふれる姿がそこにあるのでしょう。

オジロトウネンは淡水域の水深の浅い場所や湿泥地で採餌するため、開発などにより、そのような場所が、これ以上減らないことを願うばかりです。

<オジロトウネン脅かすもの>
水田・湿地・河川・湖沼の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

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珍客の水浴び 庭のシロハラ

野鳥の世界 シロハラ

冬季、庭で時々姿を見かけるシロハラ。今回は、シロハラの意外な行動を目撃したので、その紹介です。

越冬のため、中国やロシアから日本に渡来するシロハラですが、警戒心が強いせいか、ここ数年は、あまり庭で見かけません。この冬も、まだ、シロハラを庭で目撃していませんでした。

冬季の庭は、多くの野鳥で賑わうため、しょっちゅう誰かが水浴びをしています。その日も、窓越しに庭を眺めてみると、水浴びをしている野鳥がいました。でも、いつも見かける野鳥たちとはちょっと違うような・・・。

シロハラ15
2017年2月 埼玉県自宅の庭 水浴びをする野鳥が

よ~く見てみると、何とシロハラです!

シロハラ16
水浴びをするシロハラ

あの警戒心の強いシロハラが、この狭い庭で水浴び?過去に、庭で水浴びをするシロハラを見かけたことがなかったため、ビックリです!しばらくの間、このシロハラは、せっせと水浴びを続けていました。

シロハラ17
ド正面! 水浴びに夢中のシロハラ

過去に庭を訪れていたシロハラはメスだったのですが、このシロハラは色味が濃いのでオスです。けれども、このシロハラの慣れた様子からすると、新参者ではないようです。いつ頃から庭に飛来していたのでしょう?ん~、謎です。

シロハラ18
庭への初飛来はいつかな?

数分後、存分にパシャパシャしたシロハラは、水入れの縁に止まりました。改めて、シロハラの全身を眺めてみると、渋い中にも美しさが。水浴びしてすっきりしたせいか、なかなかきれいに見えます。

シロハラ19
すっきりしてきれいに見える?シロハラ

このシロハラは、他の野鳥が少ない午後の時間帯に、水浴びをしていました。野鳥の数が多いと、水場争いが勃発するので、それを避けていたのかもしれません。とっても遠慮がちなシロハラですが、また、庭で姿を見せてくれるかな?

とても珍しい庭での水浴び姿を披露してくれてありがとう。頑張って、無事、越冬してくださいね、シロハラさん!チュ!

<余談>
庭で最も騒がしく、長居をする野鳥といえば・・・スズメたちです。彼らが、大騒ぎしながら食べ物を探していると、それにつられて、いろいろな野鳥たちが庭を偵察にやって来ます。おそらく、上記のシロハラもその中の1羽だったと思われます。庭で野鳥たちに与える餌は、すぐに売り切れとなってしまうため、シロハラが食べ物にありつけているか?は分かりません。
野鳥たちには、無事、生き延びて、春を迎えて欲しいです。

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<シロハラを脅かすもの>
森林の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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