ぶらり?一人旅 ハマシギ(準絶滅危惧種)

野鳥の世界 ハマシギ

秋、渡り途中に見かける野鳥の中には、日本で越冬するのか、はたまたさらに南下を続けるのか?よく分からない鳥さんがいます。しかも、群れで行動することが多い野鳥であっても、たった1羽しかいなかった場合、迷子になったのか、衰弱して仲間について行けなくなったのか?これまた理由がよく分かりません。今回は、たった1羽で姿を現したハマシギのお話です。

以前、日本で越冬中のハマシギの群れを観察したことがあったのですが、彼らは密集して眠り、一斉に起き出し、一斉に食事を始めるといった行動パターンだったので、かなり集団意識の強い鳥さんだなーという印象を受けました。

今回、出会ったハマシギは・・・お一人様でした。周囲に仲間の姿は見当たりません。

ハマシギ8
2016年10月 埼玉県とある湖 ハマシギ

このハマシギは、夏羽から冬羽へ換羽中でした。

ハマシギ9
冬羽へ換羽中のハマシギ

見たところ、せっせと食べ物を探していたので、このハマシギは、弱っているわけではなさそうです。ということは・・・迷子?

ハマシギ10
食べ物を探すハマシギ

一人ぼっちでも、旅を続けるには、栄養補給が欠かせません。以前見かけたハマシギたちは、くちばしを泥の中に入れて、電動ドリルのように高速で上下させて、食べ物を探していました。今回は、干潟でもなく、砂浜でもなく、護岸コンクリートの上です。さて、このハマシギは、うまく食べ物を見つけることができるでしょうか?

しばらくすると、水生昆虫のような物を捕えました!

ハマシギ11
獲物をGet!

今度は、幼虫のような物をくわえています。
ハマシギ12
幼虫?

このハマシギは、なかなかのハンティングの腕前のようです。お腹が膨れたら、次は・・・お昼寝です。

ハマシギ13
動きが止まると、愛嬌のある丸っこい姿に

ハマシギ14
お昼寝を始めるハマシギ

といっても、そこで眠ると、とても目立ちます・・・。上空には猛禽類がよく現れるし・・・。

ハマシギ15
すご~く目立ちますが大丈夫?

大丈夫でした!このハマシギは、すぐに起きて動き始めました。

ハマシギ16
ちょっと休憩して復活!

この場所で、ハマシギが越冬することはないので、この後、すぐに飛び去ってしまうことでしょう。日本で越冬するにせよ、さらに南下するにせよ、無事、仲間と合流できるよう、頑張ってくださいね、ハマシギさん、チュ!

<余談>
ハマシギの体はとても小さく、群れでいることにより、天敵から逃れられる確率が高まるそうなので、繁殖期以外の時期、生き延びる上では、集団行動がとても重要なようです。
ということは、今回のようにたった1羽で旅を続けるハマシギは、何としてでも、どこかの群れに迎え入れてもらわないと不利、ということになります。

けれども、日本で越冬するハマシギの群れは、毎年ほぼ同じメンバーで構成されており、他の群れのメンバーが混じることはほとんどないそうです。迷子になったハマシギの場合、うまく仲間に入れてもらえる?それとも、1匹オオカミのように単独で越冬決行?
時には、大群となるハマシギであっても、減少傾向にあるそうなので、1羽でも多く、生き延びて欲しいです!

ハマシギの関連記事「おしくらまんじゅう戦法 ハマシギ(準絶滅危惧種)」はこちら

<ハマシギを脅かすもの>
干潟・砂浜・水田の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
スポンサーサイト

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

近所のスター再登場 ノゴマ

野鳥の世界 ノゴマ

秋、南の越冬地へ向けて渡りをするノゴマ。今年も、渡り途中のノゴマが、姿を見せてくれましたので、その紹介です。

いつものウォーキングコースに、ノゴマが立ち寄る場所があるので、「そろそろいるだろうか?」と、行ってみることに。
渡り途中のノゴマは、低木の茂みに隠れていることが多く、見つけるのは容易ではないのですが、その日は、「ノゴマがいましたよ!」と、見知らぬ、おばさまバードウォッチャーが教えてくれました。

「昨年よりは、随分早いなー」と、ウキウキしながら、ノゴマを探すこと数十分。けれども、ノゴマは、一向に姿を見せてはくれません。その日は、運悪く、あーちゃんよりさらに辛抱のない、たーさんが一緒にいます。「今日は、もう無理かなー。そろそろ行こうかなー」と思った矢先、ノゴマが姿を現してくれました!

ノゴマ20
2016年10月 埼玉県 低木の上に登場のノゴマ(オス)

急いでパシャリ!と1枚撮らせてもらったのですが、ノゴマは、すぐさま茂みの中へと隠れてしまいました。早っ!

この後、ノゴマが再び姿を見せてくれる保障はありません。「もう行こうか」と、のたまう、たーさんを尻目に、あと少しだけ待ってみることに。約10分後・・・ノゴマが再び姿を現してくれました!先ほどの場所から、数メートル離れた枝に止まっています。

ノゴマ21
近所のスター、再登場!

昨年、同じ場所で見かけたノゴマのオスは喉の赤い部分の色味が鮮やかでしたが、今年見かけたノゴマは赤色が薄いです。個体差か若鳥かは?です。

ノゴマ22
喉の赤色が薄いノゴマ

この後、ノゴマは、

ノゴマ24
左を向いて

ノゴマ23
右を向いて

姿を消してしまいました。

短い観察時間でしたが、姿を見せてくれただけでも、感謝、感謝です。
無事、越冬地まで辿り着き、来年も、この場所に立ち寄ってくださいね、ノゴマさん!チュ!

<余談>
今回見かけたノゴマが、今年生まれの若鳥だった場合、「どうして、この場所を知っているのだろう?」と不思議に思います。この場所を知っているノゴマから教えてもらわない限り、若鳥が単独で立ち寄ることはできないですから。
野鳥の世界は、奥が深いですねぇ。

ノゴマの関連記事:
「近所のスター ノゴマ」はこちら
「秋の隠れ家 ノゴマ」はこちら
「小さくても元気いっぱい ノゴマ」はこちら

<ノゴマを脅かすもの>
草原・灌木林の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
驚きの鳥類の知能を紹介
全記事(数)表示

全ての記事を表示する

記事検索
野鳥名は、カタカナで検索!
歴代人気記事ランキングTOP20
RSSリンクの表示
応援エリア

ランキングに参加していますので、下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。


にほんブログ村 鳥ブログ 野鳥へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
QRコード
QR
外部リンク
・絶滅危惧種検索

 

・癒し系の鳥さんブログ

 

・緑地関連ブログ