大きなお口がいっぱい! イカル

野鳥の世界 イカル

春になると、繁殖地へ向けて移動を始める野鳥たち。集団で移動する野鳥は、みんなが食べ物にありつける場所を見つけて、栄養補給をしなければなりません。今回は、大勢の仲間と一緒に食べまくるイカルたちのお話です。

とある日の午前中、いつもの散歩コースを歩いていると、地面でモゾモゾと動いている集団を発見。誰だろう?と思い、確認してみると・・・イカルです!

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2016年3月 埼玉県 とある湖付近の林 イカルの集団

草の陰に隠れているイカルもいるため、はっきりとした数は分からないのですが、100羽ほどの群れのようです。くちばしに泥が付いているイカルもいるので、みんなで食事中のようです。

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左奥のイカルのくちばしに泥が!

イカルたちは、日陰で食べ物を探しているため、羽色はさほど目立たないのですが、大きな黄色いくちばしが際立って見えます。

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黄色いくちばしが目立つイカル

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大きなお口がいっぱい!

イカルたちが食事をしていた場所は、木がまばらに生えている林の歩道です。人が通るたびに、イカルたちは飛び立ち、林の中をあちらこちらと移動していました。

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落葉広葉樹へ移動するイカル

遠くの常緑樹に、イカルの集団が止まりました。姿はほとんど見えないのですが、鳴き声で、たくさんのイカルがいる!というのが分かります。イカルは、とってもおしゃべりなのですね。

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移動する先々の木で、しきりに鳴きあうイカル

それから5日後、同じ場所に行ってみると・・・前とは違う林から、「キィーコーキー」というイカルのきれいな鳴き声が聴こえてきます。「あれ?さえずりの練習?」と思いながら、声のする方へ進んで行くと、イカルの集団を発見!鳴いているイカルもいれば、食事中のイカルもいます。

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食事中のイカルたち

イカルたちは、枝先に付いている白っぽい物をついばんでいました。

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白っぽいものをついばむイカル

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この白っぽい物は・・・?

「この白っぽい物は何?」と思い、後日、確認してみると、中には、小さな種子が入っていました。

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種子を食べるイカル

この場所で、イカルの集団を見かけたことがなかったため、食べ物がなくなり次第、このイカルたちは、すぐに旅立ってしまうはず。

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「今のうちに栄養補給!」

それから数日後、同じ場所へ行ってみると・・・やはり、イカルたちの姿はありませんでした。イカルたちが食べていた白っぽい物は、食べつくされていて、辺りはしんと静まりかえっていました。

これだけ食べれば、目的の栄養補給ができたはず!無事、繁殖地までたどり着き、また来年も、この場所に立ち寄ってくださいね、イカルさんたち!チュ!

<余談>
イカルの群れを観察している最中、おじさんが近くに来て、ゴルフの練習を始めました・・・。しかも、「カキーン、カキーン」とボールを打つのです・・・。「あ~、イカルの群れが逃げてしまう!!!何故、今、ここで???他に、いくらでもスペースがあるのに!」と、おじさんの行動にハラハラさせられたのですが、幸いにも、イカルたちは、さほど逃げず、食事を続けてくれました。ほっ!

イカルの関連記事:
「戻って来たイカルたち」はこちら
「イルカに似た鳥 イカル」はこちら

<イカルを脅かすもの>
森林の減少:生息場所がなくなります。
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美形カップル カワアイサ

野鳥の世界 カワアイサ

カモ類では珍しく、メスも美しいカワアイサという鳥さんがいます。夏季は北海道、冬季は九州以北で観察することができるようです。
今回は、このカワアイサのお話です。

カワアイサの繁殖地はユーラシア大陸中北部・北アメリカ北部で、越冬地はヨーロッパ・中央アジア・中国東部・北アメリカ中部などです。日本の越冬場所として、北日本では海水域に多く、西日本では淡水域に渡来することが多いそうです。

カワアイサの体長は約65cmで、潜水して主に魚を捕えます。埼玉の自宅近くでは、時々、湖でカワアイサの姿を見かけます。

通常、カモ類のメスは、とっても地味だし、ずんぐりしているので、カワアイサのメスを初めて見たときは、その美しさに驚かされました。とてもスレンダーな体型で、羽色は茶とグレーのシックな色合い、くちばしはシュッと細長くピンク色、頭に冠羽まであります。

カワアイサ1
2016年2月 埼玉県とある湖 美しいカワアイサのメス

同じカモ類でも、カワアイサのメスとマガモのメスとを比べてみると・・・モデルさんと一般人ぐらい違って見えるカモ?

カワアイサ2
2016年3月 埼玉県とある湖
カワアイサのメス(後2羽)、マガモのメス(前)

カワアイサ3
モデルさんみたいなカワアイサ(メス)

カワアイサのオスはというと、やはりスレンダーな体型で、頭部が光沢のある緑色、くちばしはメスと同じくシュッとしたピンク色で、これまた、なかなかの美男子です。

カワアイサ4
オスもスレンダーな体型

カワアイサ5
頭部の光沢が美しいカワアイサ(オス)

越冬中に、めでたくカップルとなったカワアイサが、仲良く寄り添っている姿を見せてくれることもあります。

カワアイサ6
美形カップル!(左:オス、右:メス)

カワアイサ7
仲良く休憩中(左:メス、右:オス)

湖にプカプカ浮かぶ多くのカモたちの中に、一際目立つカワアイサを見つけた時は、本当に嬉しくなりますが、このカワアイサたちは、渡り途中に立ち寄っただけなので、すぐに旅立ってしまいます。

ほんの一時ですが、姿を見せてくれてありがとう。また、次の年も、その美しい姿を見せてくださいね、カワアイサさんたち!チュ!

<余談>
カワアイサたちは、時々、岸辺にいることもあるようなのですが、あーちゃんが観察した時は、いつも遠くにいました。風が強かったり、曇っていたり、雨が降っていたりと、カワアイサを観察した時の天候は、決して恵まれたものではなかったのですが、それでも、会えたこと自体、とても貴重な体験でした。

<カワアイサを脅かすもの>
湖沼・河川・港湾の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

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ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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