四度目の越冬 庭のツグミ
■野鳥の世界 ツグミ
大雪の日、ついに待ち人(鳥)が庭に現れました。今回は、はるばる海を渡って、この冬もあーちゃん宅にやって来たツグミのお話です。
ここ数年、冬になると、庭に姿を現すツグミのツーちゃん。この冬は、まだ姿を見かけていなかったため、「無事、生き延びているだろうか?」と、ずっと気になっていました。
そして、雪がどっさり降った日の朝、窓越しに庭を眺めていると、ツグミの姿を発見!「あ~!ツーちゃんがいる!」と、慌ててカメラを用意し、写真を撮らせてもらったのですが、ツーちゃんは、すぐさま姿を消してしまいました。撮れたのは、後姿のみ・・・。
あまりにも名残惜しいので、ツーちゃんが飛んで行った方角を確認しようと、窓際に近づいてみると・・・あれ?ツーちゃんがいます!門のアーチの上に止まっています。
数十秒後、ツーちゃんはその場から飛び去りました。
ツーちゃんは、前の冬も、大雪の日に姿を現していたため、今回も、食べ物を探しに庭へやって来たのでした。ところが、ライバル達が多すぎて、食べ物にありつけなかったようで、さっさと飛び去ってしまったのでした。
「ツーちゃん、大丈夫かな~?」と心配していたのですが、それから約1週間後、庭で水を飲んでいるツーちゃんを目撃!朝日が差し込んでいて、家具が窓ガラスに反射しているので、変なラインが入っていますが、写真をパシャリ。
ようやくツグミの写真を数枚撮らせてもらえたため、ここで、このツグミが本当にツーちゃんかどうか?を過去の写真と比較して、確認してみることに。
庭での慣れた様子からしても、ツーちゃんに間違いありません!
初めて、庭でツーちゃんを見かけてから、この冬で4年目となります。1年目のツーちゃんは、写真を見る限りでは、まだ幼鳥でした。ということは、ツーちゃんは、ツグミの繁殖地であるシベリア中部か南部で生まれ、その年の冬には、あーちゃん宅の庭周辺にやって来て、越冬したということになります。
そして、夏季はシベリア、冬季はあーちゃん宅周辺で過ごしているので、ツーちゃんは、これまでに3往復の渡りをしています。今回が4度目の渡りとなるので、これを図にしてみました。よくぞ、ピンポイントであーちゃん宅にたどり着けるなぁ~と感心!
こうしてみると、冬季、よく見かけるツグミでも、格別な鳥さんに見えます。
この冬も姿を見せてくれてありがとう!庭には、ライバルが多くて大変ですが、頑張って越冬してくださいね、ツグミのツーちゃん!チュ!
<余談>
食べ物の乏しい冬は、野鳥たちは、食べ物を必死で探しています。ツーちゃんは、庭で何を探しているかというと、おそらくナッツのかけらだと思います。ナッツを砕いたものは、ヒヨドリ、キジバト、ガビチョウ、スズメ、メジロ、シジュウカラも食べているのですが、量は多くないため、すぐに売り切れとなります。
では、もっとたくさん食べ物を与えればよいか?というと、そうでもないのです。食べ物があればあるだけ、際限なく野鳥を呼び寄せてしまうため、結局食べられない鳥さんたちが大勢増えるだけなのです。
ツーちゃんには、自力でも食べ物を探してもらうしかありません。頑張れ、ツーちゃん!
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<ツグミを脅かすもの>
林・農耕地の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
密猟:食用として捕獲されているという問題があるようです。
大雪の日、ついに待ち人(鳥)が庭に現れました。今回は、はるばる海を渡って、この冬もあーちゃん宅にやって来たツグミのお話です。
ここ数年、冬になると、庭に姿を現すツグミのツーちゃん。この冬は、まだ姿を見かけていなかったため、「無事、生き延びているだろうか?」と、ずっと気になっていました。
そして、雪がどっさり降った日の朝、窓越しに庭を眺めていると、ツグミの姿を発見!「あ~!ツーちゃんがいる!」と、慌ててカメラを用意し、写真を撮らせてもらったのですが、ツーちゃんは、すぐさま姿を消してしまいました。撮れたのは、後姿のみ・・・。
あまりにも名残惜しいので、ツーちゃんが飛んで行った方角を確認しようと、窓際に近づいてみると・・・あれ?ツーちゃんがいます!門のアーチの上に止まっています。
数十秒後、ツーちゃんはその場から飛び去りました。
ツーちゃんは、前の冬も、大雪の日に姿を現していたため、今回も、食べ物を探しに庭へやって来たのでした。ところが、ライバル達が多すぎて、食べ物にありつけなかったようで、さっさと飛び去ってしまったのでした。
「ツーちゃん、大丈夫かな~?」と心配していたのですが、それから約1週間後、庭で水を飲んでいるツーちゃんを目撃!朝日が差し込んでいて、家具が窓ガラスに反射しているので、変なラインが入っていますが、写真をパシャリ。
ようやくツグミの写真を数枚撮らせてもらえたため、ここで、このツグミが本当にツーちゃんかどうか?を過去の写真と比較して、確認してみることに。
庭での慣れた様子からしても、ツーちゃんに間違いありません!
初めて、庭でツーちゃんを見かけてから、この冬で4年目となります。1年目のツーちゃんは、写真を見る限りでは、まだ幼鳥でした。ということは、ツーちゃんは、ツグミの繁殖地であるシベリア中部か南部で生まれ、その年の冬には、あーちゃん宅の庭周辺にやって来て、越冬したということになります。
そして、夏季はシベリア、冬季はあーちゃん宅周辺で過ごしているので、ツーちゃんは、これまでに3往復の渡りをしています。今回が4度目の渡りとなるので、これを図にしてみました。よくぞ、ピンポイントであーちゃん宅にたどり着けるなぁ~と感心!
こうしてみると、冬季、よく見かけるツグミでも、格別な鳥さんに見えます。
この冬も姿を見せてくれてありがとう!庭には、ライバルが多くて大変ですが、頑張って越冬してくださいね、ツグミのツーちゃん!チュ!

<余談>
食べ物の乏しい冬は、野鳥たちは、食べ物を必死で探しています。ツーちゃんは、庭で何を探しているかというと、おそらくナッツのかけらだと思います。ナッツを砕いたものは、ヒヨドリ、キジバト、ガビチョウ、スズメ、メジロ、シジュウカラも食べているのですが、量は多くないため、すぐに売り切れとなります。
では、もっとたくさん食べ物を与えればよいか?というと、そうでもないのです。食べ物があればあるだけ、際限なく野鳥を呼び寄せてしまうため、結局食べられない鳥さんたちが大勢増えるだけなのです。
ツーちゃんには、自力でも食べ物を探してもらうしかありません。頑張れ、ツーちゃん!
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密猟:食用として捕獲されているという問題があるようです。
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