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四度目の越冬 庭のツグミ

野鳥の世界 ツグミ

大雪の日、ついに待ち人(鳥)が庭に現れました。今回は、はるばる海を渡って、この冬もあーちゃん宅にやって来たツグミのお話です。

ここ数年、冬になると、庭に姿を現すツグミのツーちゃん。この冬は、まだ姿を見かけていなかったため、「無事、生き延びているだろうか?」と、ずっと気になっていました。

そして、雪がどっさり降った日の朝、窓越しに庭を眺めていると、ツグミの姿を発見!「あ~!ツーちゃんがいる!」と、慌ててカメラを用意し、写真を撮らせてもらったのですが、ツーちゃんは、すぐさま姿を消してしまいました。撮れたのは、後姿のみ・・・。

ツグミ30
2016年1月 埼玉県自宅の庭 ツグミ

あまりにも名残惜しいので、ツーちゃんが飛んで行った方角を確認しようと、窓際に近づいてみると・・・あれ?ツーちゃんがいます!門のアーチの上に止まっています。

ツグミ31
再び、ツーちゃん発見!

数十秒後、ツーちゃんはその場から飛び去りました。

ツグミ32
一瞬だけ、停止してくれたツーちゃん

ツーちゃんは、前の冬も、大雪の日に姿を現していたため、今回も、食べ物を探しに庭へやって来たのでした。ところが、ライバル達が多すぎて、食べ物にありつけなかったようで、さっさと飛び去ってしまったのでした。

「ツーちゃん、大丈夫かな~?」と心配していたのですが、それから約1週間後、庭で水を飲んでいるツーちゃんを目撃!朝日が差し込んでいて、家具が窓ガラスに反射しているので、変なラインが入っていますが、写真をパシャリ。

ツグミ33
2016年1月 埼玉県自宅の庭 ツグミ

ようやくツグミの写真を数枚撮らせてもらえたため、ここで、このツグミが本当にツーちゃんかどうか?を過去の写真と比較して、確認してみることに。

ツグミ34
ツグミ(左:2016年1月、右:2015年4月)
背の模様を比較してみると・・・ほぼ同じです。

ツグミ35
ツグミ(左:2016年1月、右:2014年12月)
顔の模様を比較してみると・・・ほぼ同じです。

庭での慣れた様子からしても、ツーちゃんに間違いありません!

初めて、庭でツーちゃんを見かけてから、この冬で4年目となります。1年目のツーちゃんは、写真を見る限りでは、まだ幼鳥でした。ということは、ツーちゃんは、ツグミの繁殖地であるシベリア中部か南部で生まれ、その年の冬には、あーちゃん宅の庭周辺にやって来て、越冬したということになります。

そして、夏季はシベリア、冬季はあーちゃん宅周辺で過ごしているので、ツーちゃんは、これまでに3往復の渡りをしています。今回が4度目の渡りとなるので、これを図にしてみました。よくぞ、ピンポイントであーちゃん宅にたどり着けるなぁ~と感心!

ツグミ36
はるばる海を越えて、やって来るツグミのツーちゃん

こうしてみると、冬季、よく見かけるツグミでも、格別な鳥さんに見えます。

ツグミ37
ツーちゃん、すごい!

この冬も姿を見せてくれてありがとう!庭には、ライバルが多くて大変ですが、頑張って越冬してくださいね、ツグミのツーちゃん!チュ!

<余談>
食べ物の乏しい冬は、野鳥たちは、食べ物を必死で探しています。ツーちゃんは、庭で何を探しているかというと、おそらくナッツのかけらだと思います。ナッツを砕いたものは、ヒヨドリキジバトガビチョウスズメメジロシジュウカラも食べているのですが、量は多くないため、すぐに売り切れとなります。

では、もっとたくさん食べ物を与えればよいか?というと、そうでもないのです。食べ物があればあるだけ、際限なく野鳥を呼び寄せてしまうため、結局食べられない鳥さんたちが大勢増えるだけなのです。
ツーちゃんには、自力でも食べ物を探してもらうしかありません。頑張れ、ツーちゃん!

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<ツグミを脅かすもの>
林・農耕地の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
密猟:食用として捕獲されているという問題があるようです。
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冬のダンス? ミソサザイ

野鳥の世界 ミソサザイ

小さな体に大きな鳴き声のミソサザイ。夏は、ほぼ同じ場所で、オスが大声でさえずっているので、姿を見つけやすいのですが、冬になると、今のはネズミ?というぐらい、動きが素早いため、ミソサザイに出会うのは、とても難しいです。

今回は、冬季のミソサザイの姿を撮らせてもらえたので、その紹介です。

埼玉では、夏季、高山の渓流沿いなどで営巣するミソサザイですが、冬季になると、低地の雑木林などの水辺に姿を現します。

今回、ミソサザイと出会ったのは、とある雑木林に設置されている木製の遊歩道付近です。遊歩道の下は薄暗く、浅い水溜りが広がっていて、いかにも、ミソサザイがいそうな雰囲気が漂っていました。

「チッ、チッ」という、ウグイスに似た、ミソサザイの鳴き声が聴こえてきて、遊歩道の下を、ササッ、ササッと小さな黒い塊が動いているのが見えました。体長わずか約11cmのミソサザイが、薄暗い水場を素早く動く様は、とても鳥とは思えません。この状態では、写真を撮らせてもらうのは難しいなぁと思っていたら・・・ミソサザイが遊歩道の上に姿を現しました!

ミソサザイ17
2016年1月 埼玉県 とある雑木林の遊歩道 ミソサザイ

このミソサザイは、「チッ、チッ」と鳴きながら、尾羽を上下に動かし、あっち向き、こっち向きを開始しました。まるで、遊歩道の上で、ダンスをしているみたいです。ダンス?開始!

ミソサザイ18
左を向いて

ミソサザイ19
右を向いて

ミソサザイ20
お尻を向けて

ミソサザイ21
また右を向いて

と、とても楽しそうな様子のミソサザイでした。

ミソサザイ22
ご機嫌な様子のミソサザイ

しばらくすると、ミソサザイは、再び、遊歩道の下に姿を消してしまいました。
思いがけず、ダンス姿を披露してくれてありがとう。遊歩道の下で、無事、越冬してくださいね、ミソサザイさん!チュ!

<余談>
あまり明るい場所に姿を現さないミソサザイですが、今回は、遊歩道の上で、堂々と姿を見せてくれました。そして、あの小さな体で元気に踊っている?姿まで披露してくれたので、寒さも忘れて、見入ってしまいました。ミソサザイは、声量も動きも、なかなかパワフルな鳥さんです。

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<ミソサザイを脅かすもの>
山林・渓流の減少:生息場所がなくなります。

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超至近距離!2m先のチョウゲンボウ

野鳥の世界 チョウゲンボウ

小型の猛禽類のチョウゲンボウ。今回は、目を疑うようなチョウゲンボウの姿を目撃したので、その紹介です。

とある日の午前中、目の前に小型の猛禽類を発見。

チョウゲンボウ47
小型の猛禽類が!

確認してみると・・・チョウゲンボウのメスです。

チョウゲンボウ42
2015年12月 埼玉県 とある湖付近 チョウゲンボウ(メス)

チョウゲンボウとの距離は、わずか8メートルほど。チョウゲンボウは、柵の上から、獲物を狙っています。

チョウゲンボウ43
獲物を狙うチョウゲンボウ

チョウゲンボウは、うまくバッタを捕え、食べ始めました。

チョウゲンボウ44
バッタを捕えたチョウゲンボウ

チョウゲンボウのいる場所は、非常に人通りが多いため、すぐさま飛び去ってしまうかと思いきや、食事を終えても、チョウゲンボウは、動こうとはしません。そして、この後、目を疑うような光景を次々と目撃することに!

ジョギングする人が近づいても・・・チョウゲンボウは逃げません。

チョウゲンボウ45
逃げないチョウゲンボウ

自転車が近づいても・・・チョウゲンボウは逃げません。自転車との距離は、わずか2メートルほど!

チョウゲンボウ46
逃げないチョウゲンボウ

もちろん、あーちゃんが近づいても、このチョウゲンボウは逃げませんでした。あまりにも、不思議な出来事だったので、このチョウゲンボウについて、いろいろと考察してみました。

1.この付近に長らく生息していたチョウゲンボウかどうか?

もし、そうだったら、日々、多くの人間を目撃するため、自然と人間を恐れなくなったと思われるのですが・・・実際は、違いました。
過去数年間に、この付近に姿を現したチョウゲンボウの写真と、上記のチョウゲンボウの写真とを比較して、同じ個体かどうか?を調べてみたところ、結果は、全くの新人チョウゲンボウのようでした。

2.人を恐れないのは何故か?

ドバトやタヒバリなどの野鳥が、人通りの多い場所付近を餌場としており、その当時、数十羽が集まっていました。おそらく、これらの野鳥は、猛禽類対策として、人間を利用していたと思われます。
それならば、ということで、このチョウゲンボウも、意を決して、人間の近くで、ハンティングすることに決めたようです。というのも、チョウゲンボウがバッタを捕える前に、ドバトを追い回している姿も目撃していたので。空腹のあまり、「 獲物 > 人間への恐怖心 」となったのかもしれません。

チョウゲンボウの表情をアップしてみると、一心に遠くを見つめ、人間は眼中にない!といった感じです。

チョウゲンボウ48
置物のように動かないチョウゲンボウ

約30分もの間、人の近くに居続けたチョウゲンボウですが、ついに、その場から飛び去りました。
おそらく、この冬の間、何度かお会いすることでしょう。頑張って、獲物を捕えてくださいね、チョウゲンボウさん!チュ!

<余談>
チョウゲンボウが、あまりにも動かないので、ほとんどの人達が気づかずに、通り過ぎていました。
そして、その不思議な瞬間を写真に撮らせてもらい、「何故、こんな事が起きるのか?」について、いろいろ考えさせられました。
人を利用するドバトやタヒバリと、それを逆手に取ったチョウゲンボウ。野鳥の世界は、なかなか奥が深いです。

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<チョウゲンボウを脅かすもの>
河川・農耕地・草原の減少:生息場所がなくなります。

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)、くま(犬)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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