北海道探鳥旅行記 2011年10月 第2話

野鳥の世界 北海道探鳥旅行記 2011年10月 1日目の続き

網走のとある湖で探鳥を続けます。

カモ類がたくさんいます。

北海道21
カモ類がたくさん!

マガモ10
マガモ(メス)

オオセグロカモメ(幼鳥)の姿も。親鳥と全く色味が異なるので別の生き物みたいです。

オオセグロカモメ7
オオセグロカモメ(幼鳥)

上空に数十羽の野鳥の群れが飛翔しているのが観えます。カモの仲間のようです。

北海道22
カモ類

近くの別の湖にはたくさんのオカヨシガモが!

オカヨシガモ1
オカヨシガモ

これだけ密集していると、突如としてケンカが始まります。羽に咬みついたり大騒ぎ!

オカヨシガモ2
ケンカするオカヨシガモ


湖付近にはトビがよく止まっています。
トビ8
トビ

さらに別の湖もチェックしてみると、スズガモがたくさんいました。みんなメスのようです。

スズガモ1
スズガモ

スズガモ2
何故かみんなメス?のスズガモ

ウトロへ向かう途中の遠音別橋にたくさんの人だかりが。何事か?と車を降りて、橋の下を眺めると・・・シロサケ、カラフトマスの遡上で賑わっているところでした。もう夕方5時を過ぎており、急激に気温が下がり寒くなってきたのと、暗くてよく分からないのとで、翌朝、出直すことに。

北海道探鳥旅行記 2011年10月 第3話へ続く

<余談>
昼間はポカポカ陽気でも、夕方の冷え込みは冬の寒さでした。この温度差も驚きです。服装を間違えると風邪をひいてしまいそうです。

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ジャンル : 趣味・実用

北海道探鳥旅行記 2011年10月 第1話

野鳥の世界 北海道探鳥旅行記 2011年10月 1日目

今回は、2011年10月に2泊3日で北海道東部を旅した際の探鳥のお話です。第1話~第6話の6回に分けて、紹介していきます。
北海道の真冬の寒さは耐えられそうもないため、秋なら何とか大丈夫だろう、ということで、秋の北海道に行ってみることに。夏鳥たちはすでに去り、冬鳥たちが飛来している?さて、誰に出会えるでしょうか?

北海道東部

昼ごろ女満別空港へ到着。天候は晴れで、気温は約15度もあり、暖かくてありがたいです。
まずは、網走にあるいくつかの湖を探鳥してみることに。

女満別~網走 午後2時40分~3時頃。

海岸にたくさんのカモメ類を発見。オオセグロカモメ、セグロカモメ、ウミネコなどが群れています。

北海道20
たくさんのカモメ類

ウミネコ2
ウミネコ(前:幼鳥)、セグロカモメ(後:成鳥)

波にプカプカ浮いているのは、シノリガモです。顔の模様がとっても面白いです。

シノリガモ1
シノリガモ

シノリガモ2
ちょっと遠いけど顔の模様が面白い! シノリガモ

海岸には多くのトビがあちらこちらに止まっています。魚を狙っているのでしょうか。駐車場にはハクセキレイがいて愛想を振りまいています。

網走 とある湖 午後3時10分~4時。

林にアオジの群れとベニマシコのオスを発見。繁殖地の北海道を去り、これから越冬地へ向けて南下を始めるのでしょう。

冬鳥のカシラダカの姿もチラホラと見えます。カシラダカの一部は北海道で越冬するけれども、多くはもっと暖かい南へ向かうようです。

カシラダカ8
カシラダカ

アオジ12
アオジ

北海道探鳥旅行記 2011年10月 第2話へ続く

<余談>
埼玉では、2011年の夏も非常に暑かったため、野鳥たちは隠れてしまって、あまり姿を見せてくれませんでした。秋の北海道で、たくさんのカモメたちを観た時、「久々に鳥さんがたくさんいる!」と嬉しくなりました!

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不思議いっぱい面白鳥 ツツドリ

野鳥の世界 ツツドリ

鳴き声や習性に面白い特徴がある、ツツドリという鳥さんがいます。カッコウの仲間の野鳥で、夏鳥として東南アジアやオーストラリア方面から九州以北へ飛来します(九州ではあまり観察できないそうですが)。

今回は、このツツドリのお話です。

初夏、「ポポッポポッポポッ」という鳴き声が山裾まで響いてきたら、「ツツドリがやって来た!」とすぐに分かります。ツツドリの名前の由来である、竹筒を叩くような鳴き声は、とても野鳥の声とは思えないほどインパクトがあり、一度聴くと忘れることができません。

ツツドリのオスは、この独特の鳴き声でメスにアピールし、メスに気に入られると無事カップル成立、産卵となるのですが、どうゆうわけか、ツツドリは自分たちで子育てをしません。
ツツドリのメスは、センダイムシクイなどの野鳥の巣に産卵し、他の野鳥に自分の子供を育ててもらうのです。これを「育児放棄!」・・・とはいわず「托卵!」といいます。

親が図太ければ、その子もなかなかのものです。
ツツドリのヒナは巣の中で最も早く孵化し、育ての親(仮親)の卵を全部外に落としてしまいます。つまり、「自分一人だけをしっかり育ててね!」といった状況を生まれてすぐに作りだすのです。恐るべし、ツツドリ親子!

さて、繁殖期のツツドリは生い茂る山林にいるため、声はすれども姿は見えず、が多いのですが、渡りの時期ともなると、残り少ないサクラの葉にたかる毛虫を求めてやって来るので、観察できる機会がぐっとアップします。

ツツドリ2
2012年9月 埼玉県とある湖付近の林 ツツドリ(オス)

ツツドリは、カッコウやホトトギスととてもよく似ており、鳴かない時期は微妙な特徴で見分けるしかないようです。

ツツドリ3
「僕はツツドリ!」

ツツドリの体長は約33cmでカッコウより小さくホトトギスより大きいです。ツツドリは胸の横斑が太め、虹彩は橙色などが特徴です。

ツツドリ4
胸の横斑は太め ツツドリ

ツツドリ5
虹彩は橙色 ツツドリ

ツツドリは毛虫が大好物で、残り少ないサクラの葉などにたかる毛虫を求めて姿を現します。

ツツドリ6
「毛虫みっけ!」

ツツドリのメスは胸部分に錆色が混じるものが多いそうです。ツツドリのメスの中には赤色型と呼ばれる褐色の鳥さんもいて、普通のツツドリを観察している最中、たまたま、赤色型も姿を見せてくれました!なんか面白い顔をしています。

ツツドリ7
2012年9月 埼玉県とある湖付近の林 ツツドリ(メス) 赤色型

普通のツツドリと随分羽色が違っています。ツツドリの赤色型とホトトギスの赤色型はとてもよく似ているそうですが、虹彩が橙色がツツドリで、橙色だけれども瞳孔が大きいため黒っぽく見えるのがホトトギスだそうです。

この赤色型の虹彩は橙色っぽいので、ツツドリ(メス)でしょう。

ツツドリ8
多分ツツドリ(メス) 赤色型

生き残るために「育児放棄(托卵)」という風変わりな方法を採用したツツドリさん、あなたの子供は随分デカくなるので、くれぐれも仮親に悟られないよう注意してくださいね、チュ!

<余談>
ツツドリの面白い点は、まだあります。ツツドリは托卵相手の卵の色や大きさに合わせて産卵するケースがあるそうです。仮親がチョコレート色の卵を産むのなら、バレないよう自分もチョコレート色で。仮親の卵がちょっと大きいかな?という場合は、自分も大きめの卵を産もう!と。
子孫を残すため、ものすごい努力?をしている、なんとも不思議な鳥さんです。

<ツツドリを脅かすもの>
山林の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
托卵相手の野鳥の減少:繁殖ができなくなります。

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まるで弾丸トーク? コヨシキリ

野鳥の世界 コヨシキリ

オスはとっても早口にさえずる、コヨシキリという鳥さんがいます。夏鳥として東南アジアから飛来する野鳥で、日本では夏季に四国以外で観察することができるようです。

今回は、このコヨシキリのお話です。

夏の北海道の草原では、様々な野鳥の鳴き声が聴こえてきます。中でも、まくしたてるようなコヨシキリの鳴き方は、とても気になるので声の主を探してしまいます。

湿原の葉っぱの上でさえずっているコヨシキリを発見!声は聴こえど姿は見えず、が多いのですが、何とかパシャリ。

コヨシキリ1
2010年7月 北海道網走市 小清水湿原 コヨシキリ(オス)

早朝、海岸近くの小さな草原で、早口のさえずりが聴こえてきました。姿をさがしてみると・・・いました!まだ朝6時なのに、すでに全開モードでさえずっています。

コヨシキリ3
2012年7月 北海道根室市 海岸付近の草原 コヨシキリ(オス)

コヨシキリは、体長約14cm、腹部が白く爽やかな色味で、頭部の黒い線がポイント!です。

コヨシキリ4
腹部が白く頭部に黒い線

メスへの求愛中か、それとも縄張り宣言のためか、コヨシキリは細い枝に止まり、ひたすら鳴いています。昆虫類などを食べるそうですが、観察中の数十分の間は、食事なし!でさえずりっぱなしでした。

コヨシキリ5
大きく口を開けてさえずるコヨシキリ(オス)

コヨシキリは、どのくらい早口か?ということで、動画をとらせてもらいました。


まるで弾丸トーク? コヨシキリ(動画 14秒:音声有)

このコヨシキリ、これだけまくしたてる鳴き方なら、他の野鳥のさえずりにも負けてない!と思いきや、上には上がいます。コヨシキリより、少し大きめサイズのオオヨシキリです。オオヨシキリの騒々しい鳴き声には、さずがのコヨシキリも蹴落とされてしまいそうです。

でも、ご安心を!本州ではオオヨシキリが優勢で、北海道ではコヨシキリが優勢だそうです。ちゃんと棲み分けができているのですね。よかった、よかった。

コヨシキリ6
「ここはおいらのもの!ここはおいらのもの!ここはおいらのもの!」

次の夏も、草原に響き渡る弾丸トーク(さえずり)を聴かせてくださいね、コヨシキリさん!チュ!

<余談>
コヨシキリのさえずりを聴いたとき、「へぇ、北海道のオオヨシキリは軽やかにさえずるんだなー。地域によって鳴き声が違うんだ!」なんて思っていると、それはコヨシキリでした・・・。姿をちゃんと観て確認しないとダメですね!

<コヨシキリを脅かすもの>
草原・湿地・アシ(ヨシ)原の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

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まるで彫刻? オジロワシ(絶滅危惧種)

野鳥の世界 オジロワシ

夏の北海道で留鳥として生息している数少ないオジロワシ(絶滅危惧種)。今回は、道東の根室に生息するオジロワシの紹介です。

根室には探鳥地として有名な風連湖や春国岱があり、留鳥のオジロワシが生息しているということは知っていました。けれども、どこで観察できるのかは分かりません。

北海道に行くからには、夏であっても毎回オジロワシの姿を見せてもらいたいものです。さて、オジロワシに出会うことができるでしょうか?

2日目の早朝探鳥に出かけた帰りがけ、車で海岸沿いの道路を走っていました。何気なく、ぼぉ~と外を見ていると、一瞬、黒い点が堤防の上に見えました。トビかな?と思いながらも、念のため、車を停めて確認してみることに。
すると、どうでしょう!オジロワシではありませんか!今回も無事、オジロワシに会えました。が、ここで問題が。

朝3時起床、4時出発だったので寝ぼけすぎていて、最も望遠の効くカメラを持って出るのを忘れてしまっていたのです・・・。けれども贅沢は言っていられませんので、とり急ぎ、手持ちのカメラでパシャリ。

オジロワシ25
2012年7月 北海道根室市 オジロワシ

何枚かその凛々しい姿を撮らせてもらった後、やはり望遠の効くカメラで撮らせて欲しいなーと思い、カメラを取りに戻ることに。その間、数十分でしたが、オジロワシはちゃ~んと待っていてくれました!

オジロワシ26
今度はより大きめの姿をパシャリ! オジロワシ

オジロワシは、本当にカッコイイですね。

オジロワシ27
まるで彫刻のよう!

約1時間後、同じ道を通った際、今度はオジロワシが2羽います!この2羽はつがいでしょうか。仲良く、海際の堤防で、佇んでいます。

オジロワシ28
2羽のオジロワシ

1羽のオジロワシは朝5時頃から7時過ぎまで同じ場所にいたことになります。まだ、朝食の魚を狙っているのでしょうか?

オジロワシ29
朝食の魚はゲットできましたか?

このオジロワシを観察している最中、すぐ近くの海にタンチョウ(絶滅危惧種)がいることに気づきました。タンチョウも2羽いて、つがいのようです。

タンチョウ14
オジロワシとタンチョウのペア

タンチョウの記事「ヒナのいる風景 タンチョウ(絶滅危惧種)」でも紹介しましたが、天然記念物のオジロワシのペアと特別天然記念物のタンチョウのペアを一度に眺められる光景っていうのは、やはり北海道ならでは!ですね。この素敵な光景にしばし見入ってしまいました。

そこに1台の車が通りがかり、男性一人が降りてきて、あーちゃんたちが眺めている方向をしきりに観ていました。が、何もみつけられなかった様子なので、「オジロワシとタンチョウのペアがいますよ」と説明しました。この贅沢な光景も、よ~く観ないと気づくことが難しいようです。

オジロワシ30
この姿を見逃すのは、もったいない!

北海道で観察できるオジロワシの多くは冬季に北方から渡ってくるものがほとんどですが、夏季も少数のオジロワシが留まり営巣します。
根室はオジロワシの貴重な繁殖地の一つであり、タンチョウを含むその他多くの野鳥たちに利用されていますので、根室には豊かな自然環境がたくさん残っているのでしょう。(爆弾低気圧など自然の猛威により生息地の破壊もあるようで、保全は大変そうですが)

今回の夏も、彫刻のような凛々しい姿を見せてくれてありがとう、オジロワシさん。次は、いつどこで会えでしょうか?お元気で!チュ!

<余談>
「オジロワシは本当にカッコイイ!我が家のぴーさんと、とても同じ鳥類と思えない!」とオジロワシを観るたびに思うのですが、たーさん曰く「スーパーモデルとあーちゃんが同じ人種と思えない」のと同じだそーです・・・(そこまで言うか!)。

鳥さんは、同じ鳥類であっても数センチ~数メールと大きさは様々ですし、くちばしの形、目のつき方、尾の大きさや長さなども違っています。
けれども、ヒトは成人であれば何メートルも大きさが違うことはないですし、目、鼻、口、手、足の形はほぼ同じです。
ですので、鳥類と比較すると、スーパーモデルとあーちゃんは、さほど違わない!ってことになりますね!よかった、よかった

オジロワシの関連記事:
2011年10月に出会った、オジロワシの記事「秋も威風堂々 オジロワシ(絶滅危惧種)」はこちら
2010年7月に出会った、オジロワシの記事「夏に続々登場! オジロワシ(絶滅危惧種)第1話」はこちら
2009年7月に出会った、オジロワシの記事「夏の雄姿 オジロワシ(絶滅危惧種)」はこちら

<オジロワシを脅かすもの>
森林破壊・大木の伐採:約200kg以上もの巣を作るそうで、大木がないと営巣できないようです。(世界的に繁殖地の保全が重要です。)
鉛弾の流通・捕食動物の汚染:鉛弾が体内に残るエゾシカを食べ、鉛中毒にかかり死亡する猛禽類が増加し、問題となっているようです。
風力発電:野鳥は風力発電施設を危険なものとして認識できないようで、衝突して死亡するケースがあるそうです。

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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