西表島探鳥旅行記 2011年3月 第5話

野鳥の世界 西表島探鳥旅行記 2011年3月 2日目の続き その2

北部の集落 午後3時50分頃~午後5時頃。

野鳥たちがよく集まるマングローブ林へ行ってみると・・・干潮時にもかかわらず、誰もいません。

西表島12
マングローブ林の干潟 干潮時

干潮時にはカニがたくさん歩いており、野鳥たちがいるはずなのですが・・・。
約50分後、同じ干潟へ行ってみると、潮が満ち始めていました。

西表島13
マングローブ林の干潟 潮の満ち始め

あっという間に水かさが増えるので、これじゃー野鳥たちもいないわけですね。

西表島14
急激に水かさが増えるマングローブ林


再び集落付近を探鳥すると、スタスタと逃げ去るシロハラクイナを発見。

シロハラクイナ15
シロハラクイナ

人家の庭にズグロミゾゴイ(絶滅危惧種)の姿が。不思議な光景です。

ズグロミゾゴイ7
ズグロミゾゴイ

ズグロミゾゴイの詳細記事「素敵な隠れ家 ズグロミゾゴイ(絶滅危惧種)」


枝のてっぺんにリュウキュウサンショウクイが。
リュウキュウサンショウクイ7
リュウキュウサンショウクイ

岩場をのそのそと何かが動いています。大きな大きなトカゲです!
ヘビに似ていますが、ちゃんと前足があるのでトカゲです。30cmぐらいあったような・・・。集落でもこんな巨大トカゲが出没するのですね。

西表島15
巨大トカゲ

この後、ナイトツアーに参加し、山へヤエヤマボタルを観に行くことに。ヤエヤマボタルは石垣島と西表島にのみに生息する固有種で、春限定で光のイルミネーションを観察できるそうです。気温が17度以下だと、ヤエヤマボタルはあまり現れないそうですが、この日は暑かったので、どうでしょうか?

日没後、約30分ほど経つと、大変な数のヤエヤマボタルが出現しました!あちらこちらで、チカチカと光りまくっています。ガイドさん曰く「今年初のすごいイルミネーション」だったそうです。写真がないのが残念ですが。

山のふもとの草むらを指差し、「カニが隠れていますよ」と、ガイドさんに教えていただきました。真っ暗闇なので、自分たちだけでは到底探せません!

西表島16
夜間行動するカニ

その後、エビ、魚、夜光虫など川に生息する生き物たちを観察し、ナイトツアー終了です。野鳥メインのツアーではなかったのですが、ガイドさんにフクロウの鳴き声を教えてもらったので、後で自分たちで探してみることに。

北部周辺 午後8時30分頃~10時頃。

フクロウを探しに行こうと、宿泊施設の庭を歩いていると・・・ユラユラと揺れている変な生き物を発見!よ~く観ると、ズグロミゾゴイです。

ズグロミゾゴイ13
ズグロミゾゴイ

草に擬態したりと、とっても愉快な行動を見せてくれたズグロミゾゴイでした。

ズグロミゾゴイの詳細記事「夜間の鬼ごっこ ズグロミゾゴイ(絶滅危惧種)」はこちら

フクロウたちの鳴き声が、そこら中から聴こえてきます。探してみると・・・いました!リュウキュウコノハズクです。「ミャー」と鳴いているのでメスです。

リュウキュウコノハズク3
リュウキュウコノハズク(メス)

リュウキュウコノハズクの詳細記事「夜通しプロポーズ リュウキュウコノハズク」はこちら

真っ暗闇の中、車の窓を開けて走りながら、フクロウの声を探してみることに。とある集落からフクロウの鳴き声が聴こえてきます。車を降りて、そぉ~と近づいてパシャリ。とても暗いので、ようよう識別できる程度ですが、リュウキュウアオバズクのオスです。電柱のてっぺんで、大きな声で鳴いています。

リュウキュウアオバズク8
リュウキュウアオバズク(オス)

初春の西表島の夜は、フクロウたちのプロポーズ合戦で大変賑やかでした。やはりすごいぞ、西表島!

西表島探鳥旅行記 2011年3月 第6話へ続く

<余談>
フクロウたちは、早春から鳴き始めるそうですが、フクロウたちの多くの鳴き声に本当に驚きました。一体、どのくらいの数のフクロウが生息しているのだろう?

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西表島探鳥旅行記 2011年3月 第4話

野鳥の世界 西表島探鳥旅行記 2011年3月 2日目の続き その1

大原港方面へ向かい、車中から探鳥を続けます。

アマサギが牛の背に乗っかっている光景を何度が目撃しつつも、なかなか写真を撮らせてもらえる機会がなく、ついにようやくパシャリ。柵越しなので、牛さんの顔に柵がかかっていますが。

アマサギ17
アマサギと牛

広い水田を発見したので、車を降りて探鳥してみることに。

美原水田 午前11時30分~午後0時30分頃。

だだっ広い畑の隅に建てられた牛舎で、スズメ2羽を発見。西表島では初めてみかけました。

スズメ37
スズメ

草むらにセッカの姿が。

セッカ7
セッカ

川にイソシギ2羽、上空にツバメ、草むらにシマアカモズ、遠くの木にカンムリワシ、畑にツグミ、シロハラの姿が。

シロハラ12
シロハラ

再び車で移動開始。

仲間川でコサギ、クロサギを見かけ、付近のマングローブ林ではキアシシギの姿が。

キアシシギ10
キアシシギ

南部のマングローブ林もかなり広大です。

西表島11
マングローブ林

凛々しい姿のカンムリワシを発見。今回の旅ではカンムリワシの姿をよく見かけます。

カンムリワシ19
カンムリワシ

南部へ行ってみたものの、あまり野鳥の姿はなかったため、再び北部へ戻ります。

西表島探鳥旅行記 2011年3月 第5話へ続く

<余談>
昨年の西表探鳥ではスズメを見つけることができなかったので、「西表島にスズメはいない?」と思っていたのですが、今回の探鳥時にようやく発見。
日本でスズメが生息しない、または生息できない島があるそうなので、西表島もスズメが生きるにはちょっと過酷すぎるのかもしれません。

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西表島探鳥旅行記 2011年3月 第3話

野鳥の世界 西表島探鳥旅行記 2011年3月 2日目

2日目の天候は晴れ。風が少しあるものの、日中は25度ぐらいまで気温があがり、暑かったです。まずは、早朝探鳥へ出発!

北部の集落 午前6時30分頃~7時30分頃。

まずは、カンムリワシを発見。人家の近くに、こんなに大きな野鳥がで~んといるっていうのは、不思議な感じがします。

カンムリワシ16
カンムリワシ

早朝の集落付近では、シロハラクイナ、ジョウビタキ(メス)、イシガキヒヨドリ、シロハラ、クロウタドリ(オス)、イシガキシジュウカラ、コサギ、イソシギを見かけました。

朝の時間帯のマングローブはどうなっているかなーと確認してみると・・・満潮時でアオサギ2羽の姿があるのみ。

アオサギ19
アオサギ

昨日見かけた子午線のモニュメントにカンムリワシの姿が。2日目は、この場所を何度か通ったのですが、このカンムリワシは、1日中、このモニュメントに止まっていました。とっても辛抱強いです。

カンムリワシ17
カンムリワシ

浦内川付近 午前7時20分~8時頃。

大きな浦内川付近の遊歩道を散策してみることに。
リュウキュウサンショウクイを発見。

リュウキュウサンショウクイ6
リュウキュウサンショウクイ

遊歩道では、リュウキュウメジロ、チュウダイズアカアオバト、オサハシブトガラスを見かけました。それからリュウキュウキビタキの姿も。リュウキュウキビタキは、何度か近くに寄って来てくれたものの、残念ながら写真は撮れず。

北部周辺 午前8時15分~8時30分頃。

電線にカンムリワシが。

カンムリワシ18
カンムリワシ

水田にムラサキサギ。昨日見かけたのと同じ鳥さんのようです。

ムラサキサギ17
ムラサキサギ

道路を挟んで水田の反対側の木には、チュウダイズアカアオバトの集団が。

チュウダイズアカアオバト8
チュウダイズアカアオバト

チュウダイズアカアオバトの詳細記事「緑色のハトがなる木 ズアカアオバト」はこちら

草むらにシマアカモズ。鉄線に止まっています。

シマアカモズ10
シマアカモズ

朝食を食べにいったん宿に戻ります。10時過ぎに探鳥再開。大原港方面へ向かうことに。

大原港方面 午前10時~11時30分頃。

小柄なオサハシブトガラスをパシャリ。

カラス9
オサハシブトガラス

車中から、見かけた野鳥をパシャパシャと撮ります。

イシガキヒヨドリ6
茶色っぽいイシガキヒヨドリ

イシガキシジュウカラ6
黒っぽいイシガキシジュウカラ

西表島探鳥旅行記 2011年3月 第4話へ続く

<余談>
西表島の早朝は、野鳥たちの鳴き声のシャワーで始まります。山にスピーカーが付いていて、そこから音が広がっているといった感じで、圧倒されました。
日本で、こんなに野鳥の鳴き声が聴こえる場所って他にあるのかな?

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西表島探鳥旅行記 2011年3月 第2話

野鳥の世界 西表島探鳥旅行記 2011年3月 1日目の続き

北部周辺 午後4時40分~4時50分頃。

水田付近の草むらにムラサキサギの姿が。

ムラサキサギ16
ムラサキサギ

水田ではタゲリが採餌中でした。水田ではタゲリが採餌中でした。夏羽は黒々していて、いかつく見えます。

タゲリ12
タゲリ(夏羽)

タゲリの詳細記事「これがホントの田ゲリ タゲリ」はこちら

北部の集落 午後5時~6時。

この集落では、シロハラの姿をよく見かけました。

シロハラ11
シロハラ

そして、シロハラによく似た黒っぽい野鳥を発見。珍しいクロウタドリです!集落の畑や空地で2羽のクロウタドリのオスをみかけました。

クロウタドリ2
クロウタドリ(オス)

少し車で移動し、別の集落の水田付近をチェックしてみると、イソヒヨドリやツバメが。

イソヒヨドリ23
イソヒヨドリ(オス)

ツバメ6
ツバメ

先ほど木の枝に止まっていたアカガシラサギが、水田の脇を歩いています。

アカガシラサギ7
アカガシラサギ(冬羽)

電線にはキセキレイが。

キセキレイ11
キセキレイ

急いで逃げ去るシロハラクイナの姿も。

シロハラクイナ14
シロハラクイナ

帰り道、子午線のモニュメントの上にカンムリワシの姿が。

カンムリワシ15
カンムリワシ

1日目があっという間に終わりました。明日は誰に会えるでしょうか?

西表島探鳥旅行記 2011年3月 第3話へ続く

<余談>
石垣島から西表島にはフェリーで渡るのですが、風が強い日は渡れないこともあるそうです。行きはよかったのですが、帰りはものすごい強風でザッバーン、ザッバーンとフェリーが揺れに揺れました。あーちゃん達は、音楽を聴きながら目を閉じ、船酔いしないよう、意識をそらすことに全神経を傾けている中、何食わぬ顔で読書をされている方を発見!
「へぇー、揺れに慣れるとあの域に達することができるんだ!」と、感心してしまいました。何事も慣れが大事ってことですかね。

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西表島探鳥旅行記 2011年3月 第1話

野鳥の世界 西表島探鳥旅行記 2011年3月 1日目

今回は、2011年3月に2泊3日で沖縄県西表島を旅した際の探鳥のお話です。第1話~第7話の7回に分けて、紹介していきます。

初めて西表島を訪れてから約10ヶ月が経過し、早春の西表島はどんな感じか?と行ってみたくなりました。きっと渡り途中の野鳥たちがいるはず!と、いざ出発!

石垣島からフェリーに乗り、昼頃、西表島に到着。天候はくもりで、やや風が強く、少し肌寒いです。

沖縄県西表島

北部周辺を散策 午後0時30分頃~1時30分頃。

草むらにシマアカモズを発見。

シマアカモズ9
シマアカモズ

おなじみの光景、アマサギと牛のツーショット!牛が動くと虫が飛び出すので、アマサギはそれを狙って、牛のそばをしつこくウロつきます。

アマサギ16
アマサギと牛

そして、西表島の名物鳥、天然記念物に指定されているカンムリワシ(絶滅危惧種)が電柱のてっぺんに。辛抱強く、同じ場所で獲物を待ち続けます。

カンムリワシ13
カンムリワシ

水田にコサギ、アマサギ、ツグミ、コチドリが。コチドリはすっかり夏羽に変身しています。

コチドリ7
コチドリ(夏羽)

コチドリの詳細記事「目力で勝負! コチドリ」はこちら

少し移動して、別の水田をチェックしてみると、コサギ、チュウサギ、イソシギ、そしてハクセキレイの群れがいます。珍しいハクセキレイが混じっているかもしれないので、1羽1羽顔をチェックしていくと・・・いました!白い顔のホオジロハクセキレイを発見。

ホオジロハクセキレイ3
ホオジロハクセキレイ

ホオジロハクセキレイの詳細記事「細かいことは気にしないよ! ホオジロハクセキレイ」はこちら

北部の集落付近 午後1時40分~2時頃。

野鳥をたくさん観察できる北部の集落を目指し、車で移動していると、道路脇に大きな野鳥が歩いています・・・ムラサキサギです!こんな所にも出没するのですね。

ムラサキサギ15
ムラサキサギ

山のふもとに集落があり、小さな水田がいくつかあります。この水田の上部に張り出した木があり、茶色い物体が2ついることに気づきました。遠いので、誰?と思いながら、よ~く観ると、冬羽のアカガシラサギでした!

アカガシラサギ6
アカガシラサギ(冬羽)

夕方、再び探鳥開始。

上原港付近 午後4時~4時30分頃。

電柱にカンムリワシを発見。

カンムリワシ14
カンムリワシ

車で走っていると野鳥の群れが街路樹に止まるのが見えました。一応、車を降りて、確認してみると・・・ギンムクドリの群れ!何てきれいな野鳥集団なんでしょう!

ギンムクドリ7
ギンムクドリ

ギンムクドリの詳細記事「美形集団 ギンムクドリ」はこちら

西表島探鳥旅行記 2011年3月 第2話へ続

<余談>
西表島では携帯電話の電波が入りにくく、特定の場所にいかないと電話をかけることができません。
たーさんが携帯電話を使いたいとのことだったので、電波が入る上原港付近へ向かう途中、ギンムクドリたちに出会ったのでした。
探鳥中でなくても、西表島ではこんなハプニングもあるので、気が抜けません!

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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