宮古島探鳥旅行記 2010年10月 第1話

野鳥の世界 宮古島探鳥旅行記 2010年10月 1日目

今回は、2010年10月に2泊3日で沖縄県宮古島を旅した際の探鳥のお話です。ちょっと長いですが、第1話~第10話の10回に分けて、紹介していきます。

沖縄本島と八重山諸島の中間に位置する宮古島は、多くの旅鳥たちが利用する重要な場所です。10月だと、どんな野鳥たちがいるのでしょうか?

午前中に宮古空港に到着。気温は27℃ぐらい、天候は何と大雨!さて、どうなることやら?

沖縄県宮古島

とにかく大野山林に行ってみよう、ということになり、向かう途中、ツバメの幼鳥を発見。もう10月なのに、まだ幼鳥?宮古島で繁殖したツバメでしょうか。寒くなる前に、越冬地の東南アジアへ無事渡れるかなー?

ツバメ5
ツバメ(幼鳥)

大野山林 午前11時頃~午後0時頃。

ポンチョのような雨具をかぶって山林を歩いてみることに。けれども、少し進んだだけで、膝から下はずぶ濡れとなり、視界も悪いため、引き返すことに。

山林に隣接する植物園の広場にイソヒヨドリのオスがポツンといます。

イソヒヨドリ20
イソヒヨドリ(オス)

こりゃいかん!と車で島めぐりをすることに決定。まずは、北部に向かって出発!したつもりが、グルグル回るナビ&たーさんの勘違いのせいで、東部へ向かっていました・・・。

大野山林~東平安名崎 午後0時30分頃~1時30分頃。

とある中学校の校庭に、ポツンポツンと黒っぽい点が動いているのが見えます。双眼鏡で確認すると・・・ムナグロです!平日の学校にムナグロがいるとは!新鮮な驚きでした。

ムナグロ10
ムナグロ(冬羽)

ムナグロの詳細記事「ムナグロ中学校 ムナグロ」はこちら

農耕地を車で進んで行くと、シラサギの姿が目立ちます。

アマサギ14
アマサギの群れ(冬羽)

アマサギ15
アマサギ(冬羽に換羽中)

農耕地を大きな野鳥がのっそりのっそり歩いています。何とクジャク!です。

クジャク1
クジャク3羽

クジャク2
クジャク

宮古島ではクジャクが野生化しており、一部のエリアでは駆除をおこなっているとのことで、立て看板を見かけました。動物園以外の場所にクジャクがいる、というのは不思議な光景でした。

東平安名崎 午後1時40分~2時頃。

東平安名崎へ到着。この時まで東部に向かっているとは全く気づかず、到着してビックリ。「北部に到着!」とたーさん。「これ、東部じゃないの?」とあーちゃん。数分間押し問答が続きました・・・。

せっかく来たので、岬を探鳥してみることに。この岬は細長く、風が強いのですが、こんな雨降りの天候でも、野鳥はいるでしょうか?草むらの辺りを眺めてみると・・・数羽の野鳥がいます。

まずは、小さな池周辺。アジサシがヒラリヒラリと飛び回っています。他の仲間は、すでに越冬地へ向けて飛び立ってしまったようで姿は見えず。このアジサシもそろそろ旅立ちのはず。草むらに降り立った瞬間をパシャリ。

アジサシ1
アジサシ(冬羽に換羽中)

そして、ムナグロとツメナガセキレイが。ムナグロは、ツメナガセキレイに「あっち行けー」と、詰め寄っていました。ムナグロは、結構気が強い?

ムナグロ11
ムナグロ(冬羽)

ツメナガセキレイ7
ツメナガセキレイ(冬羽)

今度こそ、間違えないよう、北部へ向かって出発!

宮古島探鳥旅行記 2010年10月 第2話へ続く

<余談>
「宮古島には猛毒のハブはいないし、楽勝、楽勝!」とタカをくくっていただけに、到着早々、大雨に降られるとは、なかなか厳しい洗礼を受けてしまいました。(スニーカーがビショ濡れになったため、滞在期間中はずっとビーチサンダルで過ごすことに・・・)
「宮古島を甘くみないでよね!」と警告された気分です 旅先では天候も含め、注意が必要ってことですね。
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長野県戸隠探鳥記 2011年7月 第2話

野鳥の世界 長野県戸隠探鳥記 2011年7月 その2

高い木の上の方で、たくさんの野鳥が飛び交っているのですが、誰だか分かりません。写真で確認すると・・・イカルです!大きな黄色のくちばしが目印です。

イカル10
2011年7月 長野県 戸隠森林植物園 イカル

小さな池では、カイツブリファミリーを見かけました。親鳥はせっせとヒナの世話をしており、とっても微笑ましい光景です!

カイツブリ9
カイツブリの親子(左から2番目が親鳥、周囲3羽が幼鳥)

カイツブリ10
親鳥は、ヒナへの餌運びが忙しそう!

カイツブリの詳細記事「ヒナは別人(別鳥)? カイツブリ」はこちら

このエリアでは、他に、ホオジロ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ヒガラを見かけ、ウグイス、ホトトギス、カッコウ、ツツドリの鳴き声が聴こえました。

次は、木が少し密集して生えており、日の光があまり差し込まないエリアを探鳥してみることに。そこは飛翔している虫が非常に多く、目の中に次々と飛び込んできます。このような場所を好む野鳥は・・・キビタキです!そこら中からキビタキの鳴き声が聴こえてきます。歩道脇の木に止まり、さえずっているキビタキを発見。

キビタキ17
キビタキ(オス)

このキビタキの縄張りには、他のキビタキのさえずりが聴こえていたため、お互い、縄張りの確認中だったのか、しばらくの間、同じ場所に止まってくれていました。

キビタキ14
ライバルの鳴き声をチェック中のキビタキ(オス)

自慢のさえずりで、鳴き返します!


ご自慢のさえずり キビタキ(動画 30秒:音声有)

このキビタキは、ずっと体を膨らませて丸くなっていました。

キビタキ16
丸い!

キビタキ15
さえずる時も、体を丸めたまま!

おそらく数十羽はいたと思われるキビタキですが、こんなに生息密度の高い森を訪れたのは、北海道以外では初めてでした。

さらに歩道を進んで行くと、たくさんのバードウォッチャーとカメラがずらりと並んだ光景に出くわしました。「何事か?」と思いきや、アカショウビンが近くの枝に止まり、しばらくの間、じっとしていた、とのことでした。残念ながら、あーちゃん達は、アカショウビンの姿を観察することはできませんでしたが、このエリアにはアカショウビンが飛来する、ということが分かっただけでも、感激でした。

とっても名残惜しいのですが、ここで時間切れ。

この森は、夏でも本当に野鳥の宝庫でした。わずか半日の探鳥でしたが、これだけ多くの野鳥の鳴き声や姿を確認することができ、このような場所が残されていることを、とても嬉しく思いました。

姿を見せてくれた多くの野鳥たちに感謝、またいつかお会いしましょう!チュ!

帰りがけに、サシバの繁殖地の村を訪ねてみましたので、その紹介はこちら

<余談>
この植物園付近に神社があり、パワースポットの一つとして注目を集めているそうで、大勢の人が訪れていました。
「おらにパワーをくれ~!」との願いを込めて、やって来るのでしょうが、見返りだけを求めるよりも、価値的な何か?を自ら進んでおこなう方がより効果が期待できるのでは?と思います。
動植物を大切にするだけで、自然界から絶大なパワーをもらえることは間違いないので、そういったことも心掛けてもらえると、きっと運気がアップするはず!です。

長野県戸隠探鳥記 2011年7月 トップへ戻る

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長野県戸隠探鳥記 2011年7月 第1話

野鳥の世界 長野県戸隠探鳥記 2011年7月 その1

夏でも野鳥の宝庫といわれる長野県の戸隠森林植物園に行ってきましたので、今回は、その時の様子を2回に分けて紹介します。日帰りのため、夜の1時30分に出発。朝6時頃、無事に現地に到着。早朝の気温は20℃ぐらいで涼しいです。さて、どんな野鳥に会えるでしょうか?

まずは、木があまり密集しておらず、日の光が林床まで届き、笹が茂っているエリアを探鳥してみることに。「ドドドドド」というドラミング、「キョッ、キョッ、キョッ」という鳴き声があちらこちらから聴こえてきます。生息環境から推測すると、おそらくアカゲラ。姿がチラホラと見え始めました。さて、その正体は・・・やはり、アカゲラです!

アカゲラ20
2011年7月 長野県 戸隠森林植物園 アカゲラ(メス)

目の前をブンブンとアカゲラが飛び交います。相当な数のアカゲラが、ここで繁殖しているようです。

アカゲラ21
アカゲラ(幼鳥)

アカゲラ22
頭頂部が赤、腹部に縦の薄い黒斑、背に白色の逆ハの字があるので、アカゲラの幼鳥!

次に姿を現したのは、アカハラです。あーちゃん宅の自宅近辺では冬にしか観察できないので、夏に出会えるのは嬉しいです。

アカハラ5
アカハラ

この森では、アカハラの鳴き声がそこら中で響いていましたので、かなりの数のアカハラが繁殖地として利用しているようです。アカハラの鳴き声は、始まりがクロツグミに似ており、「キョロン、キョロン、ツィー」でした。クロツグミのような複雑な節回しはなし、です。

アカハラ6
アカハラ

さて、もうお一方、あーちゃん宅の周辺では冬にしか会えませんが、ここでは夏でも姿を見せてくれる野鳥がいました。アオジです!オスが、威勢よくさえずっています。

アオジ9
アオジ(オス)

アオジのメスや幼鳥も姿を見せてくれました。

アオジ10
アオジ(メス)

アオジの幼鳥は、葉の陰に隠れており、あまり姿を現しませんでした。まだ教育期間中で、「姿を見せてはダメ!」と親鳥に命令されている?

アオジ11
アオジ(幼鳥) 羽が短いねー。

さて、他にはどんな野鳥に会えるかなー?

長野県戸隠探鳥記 2011年7月 第2話へ続く

<余談>
夏の日中は気温が高く、野鳥たちが隠れてしまうので、早朝が最も観察しやすいです。けれども、夜中に起床する回数が増えるので、夏場は睡眠不足との戦いです。今回の長野探鳥では、ほぼ24時間起き続けており、今までで最も過酷な探鳥となってしまいました。が、「まだ、結構若いかも?」と変な自信がつきました

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ヒナは別人(別鳥)? カイツブリ

野鳥の世界 カイツブリ

夏は、情熱的な赤い顔が目印のカイツブリという鳥さんがいます。水鳥の仲間の野鳥で、北海道や本州北部では夏季、本州中部以南では周年観察することができるようです。

今回は、このカイツブリのお話です。

カイツブリは、湖や池などで見かける機会が多いです。体長は約26cmと日本のカイツブリ類の中では最も小さいので、冬季の薄い色合いの冬羽だと、なかなか見つけづらいです。

カイツブリ1
2010年11月 埼玉県 彩湖 カイツブリ(冬羽)

夏になると、頬が濃い赤色に変わるので、ぐ~んと見つけやすくなります。

カイツブリ2
2011年7月 長野県 戸隠森林植物園 カイツブリ(夏羽)

カイツブリは、水上に浮き巣を作ります。早朝の池で、つがいで仲良く?巣作りをしているカイツブリをみかけました。

カイツブリ3
2011年7月 埼玉県とある公園内の池 カイツブリのつがい

この時出会ったカイツブリは、水の上に突き出ている木の下に、せっせと水草を運び、巣を作っていました。

カイツブリ4
カイツブリの巣

別の池では、3羽のヒナを引き連れているカイツブリを見かけました。

カイツブリ5
2011年7月 長野県 戸隠森林植物園 カイツブリの親子

カイツブリは小魚や水生昆虫、甲殻類などを捕食するそうで、この親鳥は何度も潜水して、ヒナたちにせっせと餌を運んでいました。

カイツブリ6
「ちょっとお待ち!」と親(左)、「うん!」と子供(右)

カイツブリのヒナたちは、まだフワフワの羽毛に包まれていて、ヒナだけを観ると、「誰?」と悩みそうです。

カイツブリ7
カイツブリの成鳥(左)、幼鳥(右) 別種の鳥みたい。

カイツブリは、ヒナが小さい内は背中に乗せて泳いだりするようですが、さすがにここまで大きくなると、それは無理のようです。ヒナといっても、親鳥とさほど大きさが変わりませんから。

カイツブリ8
カイツブリ(成鳥:中央、幼鳥:左右)

カイツブリは、若鳥が親鳥の代わりにヒナの世話をするヘルパーという行動をとることが知られています。まだヘルパーを見かけたことはありませんが、大変よく出来たシステムだなーと感心させられます。

またいつか、ヒナの背中乗せとヘルパーの姿を見せてくださいね、カイツブリさん!チュ!

<余談>
カイツブリのヘルパーを、人間の世界に置き換えてみると、弟や妹の面倒をよく見る兄や姉となりますかねー。
あーちゃんが社会人になり、一人暮らしを始めて間もない頃、「弟への小遣い送り先」と書かれた手紙が、父から届きました・・・。「あのー、人間の世界での新社会人は、自分のことで精いっぱいなんですけど」と、当時は、面倒見の悪い姉で通していました。カイツブリ同様、面倒見のよいヘルパーになるのって、結構難しい!ですね。

カイツブリの関連記事「小さな泥まんじゅう? カイツブリのヒナ」

<カイツブリを脅かすもの>
湖沼・池・河川の減少:生息場所がなくなります。

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大声にタジタジ オオルリ

野鳥の世界 オオルリ

美声で瑠璃色の夏鳥として人気の高いオオルリのオス。オオルリは渓流沿いに営巣するのですが、そこには別種のライバルがいました。今回は、オオルリとライバルの鳴き声にまつわる紹介です。

山林の渓流には、オオルリのオスの美声がよく響いています。今回出会ったオオルリも、ご機嫌な様子でさえずっていました。夏の野鳥は、声はすれども姿は見えず、のケースが多く、このオオルリも、葉の陰からチラリチラリと姿が見える程度。

オオルリ4
2011年7月 奥多摩 とある山林 葉の陰にいるオオルリ(オス)

オオルリ5
よい声でさえずっています。

オオルリのオスは、しばらくの間、意気揚々とさえずっていたのですが、大声とともにやって来た野鳥に驚き、突然飛び立ちました。大声の野鳥とは・・・小さなミソサザイです。体はオオルリの方が大きいのに、ミソサザイに驚いて退散してしまったようです。その時の様子を動画で紹介します。


美声を邪魔する奴は? オオルリ(動画 27秒:音声有)

オオルリは飛び去ったとしても、大事な縄張りを離れることはないようで、しばらくすると鳴き声が響いてきました。さえずりを頼りに姿を探してみると・・・いました!非常に遠いのですが、先ほど出会ったオオルリです!

オオルリ6
「ここなら大丈夫」 オオルリ(オス)

オオルリ7
「大声ではミソサザイに負けても、美声では負けないぞ!」

少々のことでは、へこたれず、さえずり続ければ、幸運の女神が舞い降りてきます。オオルリのメスの登場です!

オオルリ8
「彼は、なかなか見どころがあるわね」 オオルリ(メス)

よかったねー、頑張れば報われる、ということですね。毎年、春~夏は大声のライバルに悩まされるかもしれませんが、美声と努力で対抗できるので、今後も負けずに頑張ってくださいね、オオルリ(オス)さん!チュ!

<余談>
「オオルリ 販売」、「オオルリ 飼育」といった検索キーワードでの流入が結構多く、常日頃、気になっていました。オオルリを飼いたい、という人がいる限り、密猟がおこなわれるからです。
青色で美声の鳥を飼育したいなら、「ぴーさん」など、いかがでしょう?「ぴーさん」とは・・・青色で美声の物まね上手、丈夫で長生きのあーちゃん宅のセキセイインコです。
オオルリなどの野鳥の平均寿命は数年といわれていますが、「ぴーさん」は12年も生きており、まだピンピンしています。セキセイインコは、ペット用に販売されていますので、青い鳥をお探しなら、ぜひ「ぴーさん」に似た鳥をお勧めします。ですので、オオルリの購入はやめましょう。

セキセイインコの関連記事:
「自分が幸せな青い鳥 ぴーさん」はこちら

オオルリの関連記事:
「まだ本気出してないだけ? オオルリ」はこちら
「まだ鳴かないぞ! オオルリ」はこちら

<オオルリを脅かすもの>
森林の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
人による捕獲:密猟がおこなわれ、問題となっているようです。

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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