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秋の味覚も大好きさ! アオゲラ

野鳥の世界 アオゲラ

キツツキと言えば、木をコンコンと突っついて、中に潜んでいる虫を食べる、というイメージがありますが、秋の味覚に夢中!のアオゲラに出会う機会がありましたので、今回は、その紹介です。

ある秋の日の夕暮れ、雑木林付近を散策していると、実がなっている柿の木を見つけました。この秋、初めて目にした朱色の柿の実ですが、味はどうでしょうか?もし、甘くて美味しい柿であれば、野鳥たちが群がっているはずです。

「さ~て、この柿の実はどうかな?甘くて美味しいのかな―」と、双眼鏡で確認すると、思いがけない光景が目に飛び込んできました。
何と、アオゲラが柿の実を食べています!コゲラが柿の実を食べている姿は、よく見かけるのですが、アオゲラが柿の実を食べるとは。アオゲラは虫専門と思い込んでいたため、本当に驚きました。

アオゲラ6
2010年9月 埼玉県とある雑木林付近の畑 アオゲラ(オス)

アオゲラ7
奥側の熟れた柿を食べるアオゲラ(オス)

気のせいか、とても嬉しそうな顔に見えます。よほど美味しいのでしょうね。

アオゲラ8
「あー、美味い!」

アオゲラ9
「むしゃ、むしゃ」

アオゲラ10
「柿の実、最高!」 よかったねー。

アオゲラ11
「他の柿は、どうかなー?」 まだ実がいっぱいあるから食べ放題だね!

この柿の木には、ヒヨドリ、メジロなど、甘い物が大好きな野鳥たちも群がっていたので、きっと早い段階で、売り切れ御免状態になることでしょう。

野鳥の世界でも、早い者勝ち!ってことになりますが、まずは美味しい秋の味覚を堪能できてよかったですね、アオゲラさん。嬉しそうな満喫顔もなかなか素敵でしたよ。チュ!

<余談>
人間は、情報として蓄積されたイメージと、実際に目にしたイメージが、あまりにもかけ離れていると、うまく言葉が出てこないのだな―と実感しました。

「アオゲラが柿の実を食べている!早くそっちのカメラでも写真を撮って!」と、たーさんに伝えたかったのですが、実際に出てきた言葉は、「アオゲラ、柿の実、早く撮って!」と、断片的な単語ばかりでした・・・。
意味不明な単語を連発するあーちゃんを不思議そうに眺めていたたーさんが、状況を理解できるまでには、ちょっと時間がかかりました。このモタモタが、決定的チャンスを逃してしまうことが多いため、たーさんには、単語だけでも瞬時に状況判断できるよう、理解力をつけてもらいたいですね!えっ、違う?

アオゲラの関連記事:
「アオゲラ日和」はこちら
「私は特別? アオゲラ」はこちら

<アオゲラを脅かすもの>
森林の減少:生息場所がなくなります。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

スズメと友達 ノビタキ

野鳥の世界 ノビタキ

「七変化ファミリー ノビタキ」の続きです。

以前、「野鳥たちの人気者 スズメ」で紹介しましたが、スズメは野鳥たちの間では、かなり格上の扱いを受けています。警戒心の強いスズメは、野鳥たちにとって、安全のバロメーター的な役割を担っているようで、スズメは大歓迎!という態度をとる野鳥が多いのです。

ノビタキも例外ではなく、やはり「スズメ大好き!」の現場を目撃しましたので、今回はその紹介です。

ある秋の日の午前中、湖付近の草原を散策していると、ノビタキの姿を発見しました。渡りの時期、通常は、数羽の群れで見かけることが多いノビタキですが、この時見かけたのは、1羽だけでした。飛翔している虫をフライングキャッチしながら、あちらこちらと移動するノビタキを目で追いかけていると、だんだんとこちらへ近づいて来るではありませんか!「えっ?」と思った次の瞬間、柵の上にいたスズメたちの群れにチョコンとノビタキが紛れ込みました!

「ちょっと、ちょっと、種が違うー!」と叫びそうになりながら、ノビタキの様子を見ていると、しばらくの間、居心地よさそうに、そのままじっとしていました。スズメたちも別段、気にかける様子もなく、羽づくろいをしていました。

ノビタキ14
2010年9月 埼玉県とある湖付近の草原
一番手前がノビタキ(メス)[冬羽]、後ろ3羽がスズメ

「このノビタキは1羽だったので、きっと淋しくなってしまい、たまたまスズメの近くに行ったのかな―」と、その時は思ったのですが、別の場所でも、ノビタキとスズメの組み合わせを目撃したので、偶然ではなかったのです!

ここからは、別の場所で見かけたノビタキ(メス:冬羽)とスズメのお話です。そこで出会ったノビタキとスズメは、まるで会話をしているような光景だったので、ここからは、会話形式で紹介します。

ノビタキ15
2010年10月 埼玉県大久保農耕地
「ねぇねぇ、フライングキャッチって知ってる?」とノビタキ(中央)、
「いやー、知らねぇー」とスズメ(両端)

ノビタキ16
「ヒラリっと舞い上がって、虫をキャッチするのよ!」とノビタキ(中央)、
「ほぉー」とスズメ(両端)

ノビタキ17
「あんたたち、できる?」とノビタキ(中央)、
「いんやー、無理だべ」とスズメ(両端)

ノビタキ18
「じゃあ、見本を見せてあげる!こうやって羽を上げて・・・」と
ノビタキ(中央)、「ふんふん」とスズメ(両端)

ノビタキ19
「はっ!と一気に舞い上がるのよ!!」とノビタキ(上)、
「お~、すげぇ!!!」とスズメ(下)

と、何ともまぁ、微笑ましい光景を披露してくれました。
ノビタキとスズメは、ちゃんとお互いの顔を見ているし、ノビタキが舞い上がるとスズメはちゃんと上を向いています。種は違っても会話が成り立つのですかねー。

ノビタキたちは、旅を続ける最中、あちらこちらのスズメたちと出会っていることでしょう。そして、もしも、無事に生き延びることができ、翌年に同じスズメに出会った時は、「久しぶり!」と、お互い声をかけるのでしょうか。野鳥たちの目から見ると、やはり1羽、1羽、顔が違うはずなので、以前会ったことがあるかどうかなんて、簡単に分かるのでしょうね。
では、旅の安全を祈りつつ、またお会いしましょう、ノビタキさん、チュ!

<余談>
種の異なる野鳥たちの関係性については、まだまだ分からないことだらけですが、気の合う種類というのは、あるようです。冬季に種の違う野鳥たちで群れ(混群)を作ることもありますし。そういった光景に出会うと、「どうやって会話するのかなー」、「共通語って存在するのかなー」とか、いろいろ疑問が湧いてきます。いつか、鳥語を翻訳でき、野鳥の世界の陽気な会話を理解できると、とっても面白いだろうな―と思います!

2009年に出会った、ノビタキの記事「チャーミングな夏の使者 ノビタキ」はこちら

<ノビタキを脅かすもの>
草原・農耕地・河原の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

七変化ファミリー ノビタキ

野鳥の世界 ノビタキ

「えー、これが同じ種類の鳥?」と思えるほど、オスとメス、夏羽と冬羽とで羽色がガラリと変わるノビタキ。今回は、そんなノビタキたちの色変わりを紹介します。

夏の北海道では、夏羽のノビタキに出会いました。ノビタキのオスたちは、胸のオレンジの色味が微妙に違っています。

ノビタキ7
2010年7月 北海道知床 ノビタキ(オス)[夏羽]
変化その一 胸のオレンジが濃い

ノビタキ8
2010年7月 北海道網走市 ノビタキ(オス)[夏羽]
変化その二 胸のオレンジが薄い

ノビタキのメスたちは、目の上に白っぽい眉斑があったり、なかったりします。

ノビタキ10
2010年7月 北海道網走市 ノビタキ(メス)[夏羽]
変化その三 目の上に眉斑あり

ノビタキ9
2010年7月 北海道標津湿原 ノビタキ(メス)[夏羽]
変化その四 目の上に眉斑なし

秋になると、ノビタキは越冬地を目指して南下を始めます。旅の途中で、あちらこちらの草原に姿を現すため、埼玉でも冬羽のノビタキに出会うことができます。

オスのノビタキは、目の周辺に黒っぽい色が残ります。

ノビタキ11
2010年10月 埼玉県とある湖付近の草原 ノビタキ(多分オス)[冬羽]
(オスの顔はもっと黒っぽいので、メスの可能性もあり)
変化その五 白黒の夏羽とは全然違う!

何故か、今年の秋は、ノビタキのメスとの出会いが圧倒的に多かったです。野鳥の世界も女性が強いのでしょうか。同じメスでも、色味が微妙に違っていました。

ノビタキ12
2010年9月 埼玉県とある湖付近の草原 ノビタキ(メス)[冬羽]
変化その六 褐色の夏羽より茶色っぽい

ノビタキ13
2010年10月 埼玉県大久保農耕地 ノビタキ(メス)[冬羽]
変化その七 褐色の夏羽よりオレンジっぽい?

本当に七変化ファミリーという名前がぴったりのノビタキたち。これに幼鳥の羽色も加えると、さらに変化に富んだノビタキ一族の出来上がりですね。

秋の渡りの最中、ノビタキたちの周囲にはスズメの群れがいて、ノビタキとはとっても仲よし!ということを教えてくれました。
ノビタキとスズメたちとの愉快な関係については、「スズメと友達 ノビタキ」へ続く

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サービス精神旺盛 シマセンニュウ

野鳥の世界 シマセンニュウ

ウグイスをより茶色くしたような、シマセンニュウという鳥さんがいます。夏に東南アジア方面から北海道へ飛来する野鳥です。

今回は、このシマセンニュウのお話です。

夏の北海道には、ウグイスによく似た野鳥がたくさんいます。その中でも、最も頻繁に姿を見せてくれたのが、シマセンニュウでした。何故なら、開けた草木の上に止まって、さえずってくれるから!です。

シマセンニュウ1
2010年7月 北海道野付半島
草花に埋もれていても、さえずりで居場所がわかる、シマセンニュウ

シマセンニュウのさえずりは、「チョイチョイチョイチョイ」と、わりと大きな声なので、姿は地味でも、見つけることができます。

シマセンニュウ2
「チョイチョイチョイチョイ!」

シマセンニュウは、よ~く観ると、優しい色合いをしています。

シマセンニュウ3
2010年7月 北海道野付半島 シマセンニュウ

シマセンニュウ4
「落ち着きのある色合いが、素敵でしょ?」

春と秋には、旅鳥として日本列島を縦断するシマセンニュウですが、たとえ埼玉で出会ったとしても、残念ながら見分けることができないでしょう。ウグイスによく似た他の夏鳥たちは、みんな兄弟のようにそっくりな上、動きが素早い、さえずらない、となると、これを識別するのは、もはや神の領域・・・?。やはり、シマセンニュウは、夏の北海道で、「チョイチョイチョイチョイ」と、さえずってくれる姿を見せてもらうのがベストですね!

ウグイスによく似た野鳥たちの中で、最もサービス精神旺盛なシマセンニュウさん、また北海道でお会いしましょう!チュ!

<余談>
ウグイス科の野鳥は、姿・形が似ている鳥さんが多く、数種類が存在すれば事足りるように思うのですが、実際は非常に多くの種類が存在します。それぞれ生息場所が微妙に異なるため、やはり必要にかられて進化し、多くの種が存在することになったようです。野鳥の世界での進化の過程は、奥が深いですね

シマセンニュウに似ている野鳥の関連記事:
「強運の持ち主 ウグイス」はこちら
「秘めたるパワーの源は? センダイムシクイ」はこちら

<シマセンニュウを脅かすもの>
繁殖地、越冬地の環境破壊:生息地がなくなります。

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沖縄探鳥旅行記 2009年11月 第5話

野鳥の世界 沖縄探鳥旅行記 2009年11月 3日目の続き


喜如嘉水田付近の豚さん小屋 午前10時30分~11時頃。

豚さん小屋の敷地内の地面をよ~く観ると、いました!数羽の野鳥がチョコチョコ歩き回っています。ツメナガセキレイです!

ツメナガセキレイ5
ツメナガセキレイ(冬羽)

この可愛らしいツメナガセキレイも、これで見納めでしょう。次は、いつ出会えることやら?

ツメナガセキレイ6
ツメナガセキレイ(冬羽)

泥水の所には、シギ類の野鳥がいました。ヒバリシギとクサシギです。

トウネン1
ヒバリシギ(幼鳥)

クサシギ1
クサシギ

クサシギと比べると、ヒバリシギ(約14cm)はとても小さいです。

トウネン2
クサシギ(左)とヒバリシギ(右:幼鳥)のツーショット

ツメナガセキレイと比べてみても、ヒバリシギがいかに小さいか?が分かります。

トウネン3
ヒバリシギ(左:幼鳥)とツメナガセキレイ(右:冬羽)のツーショット

最後の探鳥地は、再び屋我地島へ。空はどんよりと曇っており、かなり暗いです。

屋我地島 午前11時15分頃~午後0時頃。

サシバ(絶滅危惧種)とリュウキュウキジバトのツーショットを見かけました!リュウキュウキジバトは、猛禽類のサシバを怖がらないのですね。

サシバ19
サシバ(左)、リュウキュウキジバト(右)

そして、最後に写真を撮らせてくれたのは、やはり、サシバでした!今回は「必ず会いたい」と願っていたサシバとは、最初から最後まで出会うことができました。越冬中のサシバがいかに多いか?ってことですね。

サシバ20
サシバ

今回の沖縄探鳥旅行は、これで終了です。初冬の沖縄では、春とはまた違う側面を見せてもらいました。春は新しい命の誕生を垣間見るウキウキ感がありましたが、冬は生き延びて命をつながなければならない、というハラハラ感があったように思います。

めまぐるしく変化する天候や強風にも負けず、姿をみせてくれた沖縄の野鳥たち、本当にありがとう、またお会いしましょう!チュ!

<余談>
沖縄には、越冬を目的に飛来する野鳥や旅鳥やたちがたくさんいるので、彼らの生息場所を保全することは、とても重要に思います。例えば、干潟。もし、干潟を埋め立ててしまったら、長旅でへとへとに疲れきって、ようやくたどり着いたのに、「あれまー、干潟がねぇだよ!この冬、どうしよー?」と、困り果てる野鳥たちが続出することでしょう。
沖縄では、干潟の埋め立て問題が頻繁に勃発していますが、多くの生物たちが必要とする場所については、ぜひとも保全していただきたいです!

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沖縄探鳥の関連記事:
「沖縄探鳥旅行記 2013年9月 第1話」はこちら
「沖縄探鳥旅行記 2009年5月 第1話」はこちら

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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