夏に続々登場! オジロワシ(絶滅危惧種)第3話
■野鳥の世界 オジロワシ
「夏に続々登場! オジロワシ(絶滅危惧種) 第2話」の続きです。
次なる目的地は、網走へ。飛行機の出発時間ぎりぎりまで、湖付近で探鳥することに。
人がおらず、ひっそりとした湖を見つけました。ここなら、ゆっくりと探鳥ができそう!ということで、車を停められる場所を探すことにしました。観光客があまり訪れない湖のようで、駐車場がなかなか見つかりません。ようやく空き地を見つけ、そこへ停めようとすると、目の前の木にトビがで~ん!と止まっていました。トビに気をとられつつも、たまたま左手をチラっと見ると、すごい光景が目に飛び込んできました!
草の間から、湖のほとりにいるオジロワシの姿がチラリチラリと見えています・・・。しかも、かなりの近距離。「ここでも、オジロワシに出会えるとは!今回の旅は、すごいなー!」と車を降りて、見つからないよう、そぉーと近づき、写真を撮らせてもらいました。
このオジロワシの近くには、カラスがいました。
カラスがジリジリとオジロワシとの間合いをつめています。
この2羽は、お互いを牽制しあっていたようで、しばらくすると、魚らしき獲物をオジロワシがガバッと掴み、飛び去りました。そして、すぐさまカラスが追っかけ、その後、木に止まっていたトビも追っかけて、飛び去りました。ここでは、熾烈な獲物争奪戦が繰り広げられていたようです。野鳥の世界は厳しいですね。
そんな緊迫感漂う、まっただ中、一人の男が騒いでいました。「足に何か止まった!刺された?変な虫がいる!ん?カメムシ?」と・・・。カメムシぐらいで、ガタガタ騒ぎ、決定的シーンを逃すなんて・・・なんとも情けない短パン姿のたーさんでした・・・
今回の夏の北海道では、オジロワシのオンパレード!というぐらい、たくさんの出会いがあり、大変思い出深いものとなりました。どんなに広大な場所でも、「会えるかも!」と、思うことがいかに大事か?を思い知らされました。
短期間の旅ではありましたが、何度も姿を見せてくれて本当にありがとう!オジロワシさん、感謝感激です!チュ!
<余談>
とても大きくて、強そうなオジロワシですが、繁殖場所の環境破壊により、生息数が減ってきています。夏も北海道に留まり、繁殖するのは、わずか100つがいほど、と言われています。
こんなにも、ホレボレするほど精悍なオジロワシの姿を見られなくなるのは、本当に悲しいことです。彼らの大事な繁殖場所を保全することは、本当に重要なことだとつくづく思いました。
冬の羅臼などでは、たくさんのオジロワシやオオワシを観察することができるそうで、とっても魅力的なのですが、気温はマイナス15度、体感温度はマイナス45度!という記事を読んだことがあり、寒さに弱いあーちゃんは、葛藤中です・・・。
もっと脂肪をしっかり蓄え(?)、寒さに打ち勝つ自信がついたら、ぜひ、冬の北海道探鳥にも行ってみたいです!
それにしても、北海道のバーダーの方は、すごいですね!極寒の中でも探鳥に行かれていますから!
オジロワシの関連記事:
2012年7月に出会った、オジロワシの記事「まるで彫刻? オジロワシ(絶滅危惧種)」はこちら
2011年10月に出会った、オジロワシの記事「秋も威風堂々 オジロワシ(絶滅危惧種)」はこちら
2009年7月に出会った、オジロワシの記事「夏の雄姿 オジロワシ(絶滅危惧種)」はこちら
<オジロワシを脅かすもの>
森林破壊・大木の伐採:約200kg以上もの巣を作るそうで、大木がないと営巣できないようです。(世界的に繁殖地の保全が重要です。)
鉛弾の流通・捕食動物の汚染:鉛弾が体内に残るエゾシカを食べ、鉛中毒にかかり死亡する猛禽類が増加し、問題となっているようです。
風力発電:野鳥は風力発電施設を危険なものとして認識できないようで、衝突して死亡するケースがあるそうです。
「夏に続々登場! オジロワシ(絶滅危惧種) 第2話」の続きです。
次なる目的地は、網走へ。飛行機の出発時間ぎりぎりまで、湖付近で探鳥することに。
人がおらず、ひっそりとした湖を見つけました。ここなら、ゆっくりと探鳥ができそう!ということで、車を停められる場所を探すことにしました。観光客があまり訪れない湖のようで、駐車場がなかなか見つかりません。ようやく空き地を見つけ、そこへ停めようとすると、目の前の木にトビがで~ん!と止まっていました。トビに気をとられつつも、たまたま左手をチラっと見ると、すごい光景が目に飛び込んできました!
草の間から、湖のほとりにいるオジロワシの姿がチラリチラリと見えています・・・。しかも、かなりの近距離。「ここでも、オジロワシに出会えるとは!今回の旅は、すごいなー!」と車を降りて、見つからないよう、そぉーと近づき、写真を撮らせてもらいました。
このオジロワシの近くには、カラスがいました。
カラスがジリジリとオジロワシとの間合いをつめています。
この2羽は、お互いを牽制しあっていたようで、しばらくすると、魚らしき獲物をオジロワシがガバッと掴み、飛び去りました。そして、すぐさまカラスが追っかけ、その後、木に止まっていたトビも追っかけて、飛び去りました。ここでは、熾烈な獲物争奪戦が繰り広げられていたようです。野鳥の世界は厳しいですね。
そんな緊迫感漂う、まっただ中、一人の男が騒いでいました。「足に何か止まった!刺された?変な虫がいる!ん?カメムシ?」と・・・。カメムシぐらいで、ガタガタ騒ぎ、決定的シーンを逃すなんて・・・なんとも情けない短パン姿のたーさんでした・・・

今回の夏の北海道では、オジロワシのオンパレード!というぐらい、たくさんの出会いがあり、大変思い出深いものとなりました。どんなに広大な場所でも、「会えるかも!」と、思うことがいかに大事か?を思い知らされました。
短期間の旅ではありましたが、何度も姿を見せてくれて本当にありがとう!オジロワシさん、感謝感激です!チュ!

<余談>
とても大きくて、強そうなオジロワシですが、繁殖場所の環境破壊により、生息数が減ってきています。夏も北海道に留まり、繁殖するのは、わずか100つがいほど、と言われています。
こんなにも、ホレボレするほど精悍なオジロワシの姿を見られなくなるのは、本当に悲しいことです。彼らの大事な繁殖場所を保全することは、本当に重要なことだとつくづく思いました。
冬の羅臼などでは、たくさんのオジロワシやオオワシを観察することができるそうで、とっても魅力的なのですが、気温はマイナス15度、体感温度はマイナス45度!という記事を読んだことがあり、寒さに弱いあーちゃんは、葛藤中です・・・。
もっと脂肪をしっかり蓄え(?)、寒さに打ち勝つ自信がついたら、ぜひ、冬の北海道探鳥にも行ってみたいです!
それにしても、北海道のバーダーの方は、すごいですね!極寒の中でも探鳥に行かれていますから!
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2012年7月に出会った、オジロワシの記事「まるで彫刻? オジロワシ(絶滅危惧種)」はこちら
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2009年7月に出会った、オジロワシの記事「夏の雄姿 オジロワシ(絶滅危惧種)」はこちら
<オジロワシを脅かすもの>
森林破壊・大木の伐採:約200kg以上もの巣を作るそうで、大木がないと営巣できないようです。(世界的に繁殖地の保全が重要です。)
鉛弾の流通・捕食動物の汚染:鉛弾が体内に残るエゾシカを食べ、鉛中毒にかかり死亡する猛禽類が増加し、問題となっているようです。
風力発電:野鳥は風力発電施設を危険なものとして認識できないようで、衝突して死亡するケースがあるそうです。
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