飛ぶ宝石 カワセミ

野鳥の世界 カワセミ

観る人を魅了してやまない、カワセミという鳥さんがいます。ブルーとオレンジ色のコントラストが、それはそれは美しく、ルリビタキが森のアイドルなら、カワセミは水辺の宝石といったところでしょうか?

今回は、愛嬌と美しさを兼ね備えた、カワセミについてのお話です。

カワセミは、池や川を注意深く観察していると、出会う機会が多い鳥さんです。 さらに、鳴き声も「チィー」と甲高く特徴があるので、この声が聴こえてきたら、近くにカワセミがいます。

水辺に突き出た枝や、土手の淵にじっーとして止まっている事も多いので、目を皿のようにして探すと、ブルーに輝く、ポチっとした姿が目に入ってきます。

カワセミ3


ある程度、距離が離れていると、人に対しては、さほど警戒はしないので、頭でっかちの愛嬌のある体型と、すばらしい色合いをゆっくり見せてもらうことも可能です。

カワセミ4


ここで一つ、重要な事実を。
カワセミのオスは、プロポーズの際、メスにお魚をプレゼントする、という、何とも感心な鳥さんなのです。野鳥の世界でさえ、女性にプレゼントを渡すのですから、人間ならなおさらですね!(世の男性さん、頑張って!)

カワセミ1
オス(左)、メス(右)のツーショット。プロポーズは成功したでしょうか?


カワセミ2


自然に作られた色合いにしては、美しすぎますね!

まさに飛ぶ宝石、カワセミに、チュ!

<余談>
昔、都市部では、水質悪化のため、カワセミが姿を消した時期があったそうです。この美しい飛ぶ宝石が見れなくなるのは、とても悲しいことですね。「リアル宝石 カワセミ」よりも、「飛ぶ宝石 カワセミ」の方が何倍も美しいです。自然の力は偉大ですね。

カワセミの関連記事:
「新しい住人 カワセミ」はこちら
「分不相応 カワセミ」はこちら
「絶大なるカワセミ効果? カワセミ」はこちら
「リアル宝石 カワセミ」はこちら

<カワセミを脅かすもの>
水辺の消失・水質悪化:生息場所がなくなります。
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ジャンル : 趣味・実用

親子でおくつろぎ バン

野鳥の世界 バン

2009年5月 沖縄県 本島

体は黒く、嘴が赤い、水鳥の仲間のバンという鳥さんがいます。
埼玉県では生息数が減少しているそうで、県内では、まだ出会ったことがありません。

今回は、沖縄で出会った、素敵なバン一家のお話です。

沖縄県北部のとある田園地帯を朝の早い時間帯に散歩してみることにしました。5月の沖縄は生命力あふれる季節で、幼鳥連れの鳥さんファミリーをあちらこちらで見かけることができ、ブラブラするだけでも楽しいものです。

誰に会えるかな―とワクワクしながら農道を進むと、リュウキュウツバメ、シロハラクイナ、タイワンシロガシラなどの親子が次々と現われました。

そして、「昔々、日本の田園風景は、こんな感じでした」といった、ほのぼのとしたおくつろぎバンファミリーに出会いました。
朝日を浴びて、みなさん、ゆっくりと食事をしており、とても和やかな雰囲気でした。

バン1


バン2


バン3
黒くて小さい子がヒナです


都心に近い場所に住んでいるせいか、それとも、もうこのような光景を日本では、ほとんど目にする事ができないのか、定かではありませんが、何とも心温まる一時でした。

人間の姿を見ると、一目さんに逃げてしまうので、遠くからそぉーと観察させていただきました。

バンの皆さん、ありがとう!チュ!

<余談>
幼鳥を連れたバンは、人間の姿を見ると、すぐに隠れてしまうので、たくさんのバンがくつろいでいる光景は、大変貴重なものに思えました。
世界中で、野鳥が人を恐がらず、安心して共存できる場所がもっと増えれば、きっと、人間も、よりハッピーになれるはずです

<バンを脅かすもの>
水辺の消失・水質悪化:生息場所が少なくなっているようです。

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気のいい森の妖精 エナガ

野鳥の世界 エナガ

とっても動きが素早く、妖精のように可憐なエナガという鳥さんがいます。
繁殖期以外は群れで行動しており、よく鳴いてコミュニケーションをとっているので、姿は見えなくても存在を感じる機会は割と多いです。

今回は、このエナガについてのお話です。

森の中で、このエナガ達に遭遇し、「ツリリー、ツリリー」という優しい声に囲まれた時は、何とも言えない幸せな気持ちになるので、あーちゃんは、この空間の事を「幸せ空間」と呼んでいます。

たまに街中にも姿を現すことがあります。
ある秋の日の早朝、近所のバス停で、バスを待っている際、大勢のエナガ達がどこからともなくやってきて、あっという間に周囲を囲まれた事がありました。その時は、あーちゃん以外は誰もおらず、「ツリリー、ツリリー」の「幸せ空間」独り占め状態で、「今日はいい日だなー」と、朝から得をした気分になりました。

冬は、エナガの群れの中に、シジュウカラやコゲラなども混じっており、エナガ主導で、みんな(混群が)一斉に移動して行くのですが、この「幸せ空間」を生み出すエナガに、他の鳥さんたちもついて行きたくなるのでしょうか?

エナガ1


エナガ2


可憐な姿は、まさに森の妖精のようですね!

さらに、エナガは、気前のいい鳥さんでもあり、繁殖期に子育てをしない鳥さんは、仲間や他種の鳥さんの子育てを手伝うという、ヘルパーとしての一面もあるそうです。同種間ならまだしも、異種の鳥さんのお手伝いもとは、いやはや恐れ入りました。

見た目よし、性格よし、の鳥界の寵児、エナガちゃんにチュ!

<余談>
自分を鳥に例えるなら、あーちゃんは絶対「エナガ」だと思っているのですが、たーさんは「ヤマガラ」だと言い張ります。ヤマガラは、大声で「ニーニーニーニ~~!」と自己主張するし、田舎者っぽいので、あーちゃんに似ているのだそうです・・・

同種間だけではなく、異種間のヘルパーとしても活躍するエナガの世界は、本当に不思議です。
エナガは、シジュウカラの子育てを手伝うという報告例がいくつかあるのですが、なぜ手伝うのか?の理由はよくわかっていないそうです。これはもう、気前がいい!、としか言いようがありませんね。

エナガの関連記事:
「フワフワの巣材集め エナガ」はこちら
「白い妖精 シマエナガ」はこちら

<エナガを脅かすもの>
森林破壊:森の妖精ですので森がなくなると生息できません。

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夏の雄姿 オジロワシ(絶滅危惧種)

野鳥の世界 オジロワシ

2009年7月 北海道 東部

北海道には、大型猛禽類のオジロワシ(天然記念物)という、精悍な顔つきの鳥さんがいます。 生息数が少なく、絶滅が危ぶまれています。
大部分のオジロワシは、冬にユーラシア大陸から渡ってくるのですが、夏場も数は少ないながら、一部は道内に留まって営巣するそうです。

今回は、夏に出会ったオジロワシのお話です。

知床にはオジロワシが数つがい営巣している、という情報を入手していたものの、短期間の滞在では、出会う事叶わず、帰途につく事になりました。

「冬ならまだしも、夏に北海道にいるオジロワシの数は少ないのだから、また次の機会に・・・」と残念な気持ちのまま、知床から女満別空港に向けて、車で出発しました。

しかし、そんな気分も束の間、夏の北海道の農道の素晴らしさに、目を見張りました。
次から次へとめずらしい鳥さんのオンパレードで、自宅近辺では、滅多にお目にかかれない鳥さん達がたくさん!(ノビタキ、ベニマシコ、ホオアカ、などなど)
 
極めつけは、どうしても会いたかったオジロワシ二羽が、上空を飛んでいるのを発見!
その後、トビ二羽が現れて、オジロワシに勝負を挑む。オジロワシは上から、トビは下から足のツメをガッ!と出し、何度もぶっつけ合っていました。

「コラッ!トビが天然記念物に勝負を挑むんじゃーない!」と人間側の勝手な都合を叫びつつ、映画のワンシーンのような迫力満点の空中戦を見つめていました。

この頃は、まだ一眼レフを持っていなかったので、コンパクトデジカメで苦労に苦労を重ねて、なんとか撮った写真がこれです。

オジロワシ1
唯一オジロワシと識別できる1枚です


空中戦は、残念ながら撮影できず。(でも、心にしっかり、焼き付いています!)

夏の青空に一コマの名画をありがとう!チュ!

<余談>
オジロワシぐらいの大きさだと、犬レベルの知能はあるそうです。
オジロワシを大事にすると、鶴の恩返しならぬ「オジロワシの恩返し」が
あるかもしれませんね。
(逆に迫害すると、その人間の顔は一生忘れないでしょう。)

オジロワシの関連記事:
2012年7月に出会った、オジロワシの記事「まるで彫刻? オジロワシ(絶滅危惧種)」はこちら
2011年10月に出会った、オジロワシの記事「秋も威風堂々 オジロワシ(絶滅危惧種)」はこちら
2010年7月に出会った、オジロワシの記事「夏に続々登場! オジロワシ(絶滅危惧種)第1話」はこちら

<オジロワシを脅かすもの>
森林破壊・大木の伐採:約200kg以上もの巣を作るそうで、大木がないと営巣できないようです。(世界的に繁殖地の保全が重要です。)
鉛弾の流通・捕食動物の汚染:鉛弾が体内に残るエゾシカを食べ、鉛中毒にかかり死亡する猛禽類が増加し、問題となっているようです。
風力発電:野鳥は風力発電施設を危険なものとして認識できないようで、衝突して死亡するケースがあるそうです。

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野鳥たちの人気者 スズメ

野鳥の世界 スズメ

今回は、あーちゃん宅を訪れるスズメと他の野鳥たちとの関係についてのお話です。

スズメは警戒心がとても強いため、スズメがいるところは、他の鳥さんも安全な場所、と認識するようです。
そのせいかどうか、定かではありませんが、他の野鳥たちは、どうもスズメには一目おいている気がします。

例えば、えさの奪い合いで、同種間、異種間で、争いがあちらこちらで勃発するのですが、なぜかスズメとだけは、他種の鳥さんたちは争わず、一緒にえさを食べることを許容しているのです。

スズメ3
カゴはカラスよけ。野鳥たちは喜んでカゴの中に入ります。


確認できた、えさ場での鳥さんたちの関係

:仲良くできる ×:争うか、追い払われる

 

スズメ

ヒヨドリ

シジュウカラ

メジロ

スズメ

×

ヒヨドリ

×
つがいは

シジュウカラ

×

×
つがいは

メジロ

×

×

×
つがいは

シロハラ

ジョウビタキ
(メス)

メスは×

 

スズメ同士だと争うっていうのが、愉快ですね。
冬場は若鳥で群れるそうですので、力関係が同等のため、争いも多いのでしょうね。 争いの瞬間の写真です。

スズメ4


野鳥たちの人気者、頼もしいスズメにチュ!

<余談>
世界的には、数十年前の中国で、害鳥として約11億羽ものスズメを駆除した事があり、その結果、害虫が大発生し、ひどい飢饉に見舞われた、という例があります。スズメは穀物を食べるけれども、害虫も食べてくれていたのであり、人間は失ってみて初めて大切なものに気づくようです。その後、中国では、スズメは害鳥指定から外されたそうです。

日本には、余っている田んぼがた~んとあるので、一部をスズメのために開放してあげる、という太っ腹なエリアがあってもよいと思います。

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<スズメを脅かすもの>
人による捕獲:日本では、まだ害鳥として駆除される場合があるそうです。

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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