個性豊かな幼鳥たち 庭のヒヨドリ

野鳥の世界 ヒヨドリ

庭の常連さんの野鳥の中にヒヨドリ夫妻がいて、その子供と思われるのですが、ここ数年、毎年、幼鳥が庭に姿を現します。今回は、今年も庭にやって来た幼鳥2羽のお話です。

暑い日は、野鳥が入れ代わり立ち代わり庭で水浴びをしています。その日は、いつものようにヒヨドリの姿を見かけたのですが、ちょっと、違和感が。もしや?と思い、確認してみると・・・ヒヨドリの幼鳥です!

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2017年8月 埼玉県自宅の庭 ヒヨドリの幼鳥

今年も、ヒヨドリ夫妻のヒナが、無事に巣立ったのですね。

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くちばしの端が黄色いヒヨドリの幼鳥

ヒヨドリの幼鳥は、この後、大きな声で、「ギー、ギー」と騒ぎ始めました。

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「ギ~!」

何を言っているんでしょう?

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「ギ~!!」

かなりヤケクソ気味です。

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「ギ~!!!」

このヒヨドリの幼鳥は、独り立ちしたばかりなのかも。親鳥を探しているのでしょうか。

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「ギ~!!!!」(鳥語) 訳すと「おかあちゃ~~ん!どこ?」かな?

それから、1週間以上経ったある日、再び、庭でヒヨドリの幼鳥を発見!

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2017年9月 埼玉県自宅の庭 ヒヨドリの幼鳥

「あら~、また会えたねー」と思いながら、よ~く見てみると・・・何と、別鳥です。

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ヒヨドリの幼鳥(左:最初に登場、右:2回目に登場)

2回目に現れたヒヨドリは、水浴びをし始めました。

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水浴び中

こちらの幼鳥は、騒がず、静かなものでした。

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お利口さんです

同じ独り立ちした幼鳥でも、大騒ぎする子もいれば、冷静な子もいるってことですね。人と一緒で、野鳥たちも本当に個性豊かですねぇ。

今年も、庭で姿を見せてくれてありがとう。自然界は厳しいですが、頑張って生き延びてくださいね、ヒヨドリの幼鳥さんたち!チュ!

<余談>
前の冬は、威張りん坊のヒヨドリの若鳥がいて、餌を目当てに庭にやって来る野鳥たちを次々と撃退していました。しばらくの間、他の野鳥たちは姿を消してしまい、この若鳥1羽だけが、庭に居座る状態となっていました。この困ったちゃんは、上記の幼鳥たちと同様、巣立ち直後に庭を訪れていた子と思われます。庭に集まる野鳥たちは、お互い、仲良くしてもらいたいです!

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<ヒヨドリを脅かすもの>
人による捕獲:農作物を食べることがあるので、害鳥として駆除されることがあるようです。
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裁縫用の物件探し サイホウチョウ in 香港

野鳥の世界 サイホウチョウ

クモの糸などで葉を縫い合わせて巣を作るサイホウチョウ。今回は、香港で出会ったオナガサイホウチョウ(Common Tailorbird)のお話です。

過去に、シンガポールでオナガサイホウチョウを見かけたことがあるのですが、その時は、巣作りの様子を観察することができず。
今回、訪れた香港の九龍公園(Kowloon Park)でも、オナガサイホウチョウを発見したのですが、今度はどうでしょうか?

オナガサイホウチョウ8
2017年5月 九龍公園 オナガサイホウチョウ

公園内の階段の左右に植え込みがあり、その周辺を2羽のオナガサイホウチョウが猛スピードで飛び回っています。縄張り争いをしている最中だったのか、追いかけっこをしています。

オナガサイホウチョウ9
オナガサイホウチョウが飛び回っていた場所

見失ったオナガサイホウチョウを探していると、1羽が葉っぱにぶら下がっているのを発見!

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葉っぱにぶら下がるオナガサイホウチョウ

オナガサイホウチョウは、小さく身軽だから、こんな虫みたいな恰好ができるんですねぇ。この後、オナガサイホウチョウは、葉っぱを物色し始めました。

オナガサイホウチョウ11
「どの葉っぱにしようかな?」

オナガサイホウチョウは、再び、葉っぱに飛び移り、葉の両端を足でつかんで丸めています。巣を作るのに適しているか?を確かめているようです。

オナガサイホウチョウ12
葉っぱをチェック中

オナガサイホウチョウ13
「この葉は、どうかな?」

この葉は、ちょっと気に入らなかったようです。別の葉っぱを探し始めました。

オナガサイホウチョウ14
「次は、どれにしようかな?」

オナガサイホウチョウ15
別の葉っぱをチェック中

オナガサイホウチョウ16
器用に足で葉っぱをつかんでいます

これは、もしかすると、葉を裁縫する様子を観察できる?ワクワクしながら成り行きを見守っていると・・・サイホウチョウは、姿を消してしまいました。あれま。

翌日、巣が出来上がっているかも!と思い、同じ場所をチェックしてみたのですが、見当たりません。

オナガサイホウチョウ17
サイホウチョウが物色していた植え込み。巣があるかも?

タイポカウ自然保護区(Tai Po Kau Nature Reserve)でも、オナガサイホウチョウを見かけました。

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タイポカウ自然保護区 オナガサイホウチョウ

すぐ近くで、ヒナを発見!網目の柵があるので、非常に撮りづらかったのですが、何とかパシャリ。目の周りの模様がサイホウチョウに似ているので、多分、オナガサイホウチョウの幼鳥と思われます。

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多分、オナガサイホウチョウの幼鳥

幼鳥の尾は、まだ全然ありません!オナガ(尾長)になるには、ちょっと時間がかかりそうです。

オナガサイホウチョウ20
尾がなく、かわいいお尻の幼鳥

今回も、オナガサイホウチョウが裁縫する様子を観察できませんでしたが、物件(葉)をチェックする姿を披露してくれました。そして、ヒナも姿を現してくれました。次は、どこで会えるかな?お元気で、オナガサイホウチョウさん!チュ!

<余談>
オナガサイホウチョウのヒナを見かけた時、親鳥の姿はなく、「何のヒナ?」と思っていました。しばらくして、同じ場所をチェックしてみると、成鳥のオナガサイホウチョウが止まっているのを発見。これで、目の周りの模様や羽色から、オナガサイホウチョウのヒナだろう!と、いうことになりました。
ヒナを観察する時は、必ず、親鳥も一緒にいてほしい!です。特に海外では。そうでない限り、「誰?」で、終わってしまいますからねー。

サイホウチョウの関連記事「サイホウチョウ in シンガポール」

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あちこち占拠 アトリ

野鳥の世界 アトリ

冬鳥として日本へ渡来するアトリ。今回は、いろいろな場所を占拠するアトリの群れを見かけたので、その紹介です。

とある冬の日の午後、自宅周辺を散策中、木に止まっている野鳥の群れを発見。

アトリ8
2017年2月 埼玉県 野鳥の群れ

誰だろう?と思い、確認してみると・・・アトリです!

アトリ9
アトリ

アトリは約30羽!もいます。この周辺で、これだけの数のアトリを見かけたことはありません。この冬は、多くのアトリが渡来していた?

木の枝に止まっているアトリたちは、ぼぉ~としていて、ほとんど動きません。

アトリ10
アトリ(オス)[冬羽]

アトリ11
アトリ(メス)[冬羽]

ところが、アトリがいったん動き出すと、群れ全体でワラワラと移動し、様々な場所を占拠し始めました。

まずは、民家の屋根を占拠!

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屋根を占拠するアトリたち

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屋根の上で食べ物を探すアトリ

次は、スズメの群れに混じり、梅の木を占拠!

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梅の木を占拠するアトリたち

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アトリと一緒にスズメの姿も

そして、畑を占拠!

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畑を占拠するアトリたち

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大根の前で食べ物探し

とうとう道路にまで出没!

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道路に出没するアトリたち

アトリ19
食べ物あったかな?

食べ物を夢中で探しているアトリたちは、あーちゃんの存在を全く気にすることなく、約5メートルの距離にまで、近寄ってきました。こちらがビックリ!

アトリ20
「君は誰だい?」

こんなに、あちらこちらと動き回るアトリを観察したのは、初めての事でした。群れの数が多いと、それだけ食べ物をたくさん見つけなければならないので、いろいろな場所に移動するのでしょう。

食事を終えたアトリたちは、最初に止まっていた木に戻り、再び、じっとして動かなくなりました。

この冬は、大勢で姿を見せてくれてありがとう!次の冬も、また、この場所で越冬してくださいね、アトリさんたち!チュ!

<余談>
アトリを観察している最中、頭上にエナガコゲラなどの混群がやって来たので、エナガを観察していると・・・脳天を何かが直撃しました!すご~く痛くて、「何?」と思い、道路に転がっている物を見てみると・・・木片です。木片は約5cm×3cmもあり、頭に「たんこぶ」ができる始末。落っことした犯人は、コゲラ!です。近くで一部始終を見ていた、たーさんは大笑いで、「大丈夫?」の一言もありません(怒)

「頭に木片が当たるよう、落っことして!」と、たとえコゲラにお願いしたとしても、決して、そんな事は起こらないだろうけど、偶然だと起きるのですねぇ。かなり痛い偶然の出来事でした(笑)

アトリの関連記事「複雑な模様は何のため? アトリ」はこちら

<アトリを脅かすもの>
農耕地・草地・林の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

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食べてよし!の花芽はどれ? アカウソ

野鳥の世界 アカウソ

可愛らしい姿とは裏腹に、時には、やっかい者扱いされてしまうウソ。今回は、遠慮なく花芽を食べまくるアカウソのお話です。

とある日の午前中、丘陵地帯の一角にある公園を散策中に、小さな音が聴こえてきました。ちょうど、近くを犬連れのおじさんが通りかかったので、おじさんの携帯電話でも鳴ったかな?と思ったのですが、ちょっと違うような・・・。辺りをキョロキョロしていると・・・音の主発見!何と、すぐ真上に、ウソの群れが。あまりにも近すぎて、ビックリ!

ウソたちが逃げないようにと少し離れた場所から、写真を撮らせてもらうことに。

アカウソ9
2017年2月 東京都 とある公園 ウソ

ウソは14羽ほどいて、ぱっと見はメスが多く、オスは3羽ほどしかいません。オスの姿をよ~く見てみると、腹部に赤みがあります。ということは、アカウソです!

アカウソ10
アカウソ(オス)

他のオスの腹部にも赤みがあったので、この群れはアカウソの集団のようです。アカウソたちは、こちらを全く気にする様子はなく、桜の花芽を食べ続けていました。

アカウソ11
桜の花芽をせっせと食べるアカウソ(メス)

桜の花芽が大好物のウソたち。観賞用の桜を大切に育て、開花時期には、大勢の花見客を見込んでいる地域では、ウソたちの襲来は、とっても悩ましい出来事です。時には、ウソたちは、撃退されてしまうこともあります。

さて、この場所では、どうでしょうか?ここでは、誰も、花芽を食べるウソたちに腹を立てる人はいません。ウソの食べ残しの桜を鑑賞できれば、それで十分です。

ということで、どんどん花芽を食べても大丈夫です。アカウソたちの遠慮のない食べっぷりをご覧ください!

アカウソ12
花芽をガブッ! アカウソ(オス)

アカウソ13
花芽を口いっぱいにほおぼるアカウソ(メス)

アカウソ14
こちらの花芽もガブッ! アカウソ(メス)

御馳走が目の前にあると、幸せな気持ちになるのは、人も野鳥も同じはず。花芽に囲まれ、笑っているように見えるアカウソが。

アカウソ15
幸せそうに見える?アカウソ(メス)

この場所で花芽を食べても追い払われることがないと知ってか知らずか、このアカウソたちは、人が近くにいても、気にせず、ほのぼのとした食事風景を見せてくれました。

御馳走がたくさんあってよかったですね。食事場所によっては、害鳥扱いされるので、くれぐれも注意してくださいね、アカウソさんたち!チュ!

<余談>
先日、桜の花芽を食べるウソたちを猛禽を使って追い払う、というTVを観ました。花芽を食べられては困る人と花芽を食べたい野鳥とがうまく共存できないものでしょうか?

野鳥を追い払うのではなく、野鳥の存在そのものを観光に使うというのは、どうでしょう?
「花のない時期は、野鳥たちの可愛らしい姿をご鑑賞ください」とか、「この地域では野鳥との共存を目指していますので、花芽を食べる野鳥を温かく見守ってください」とか。

桜の開花時期は、ほんの一時。花見用の花が少々減っても、食べ物がなく困っている野鳥たちに救いの手を差し伸べる地域があったとしたら、きっと、そこは共存共栄の理想的な場所になることでしょう。

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<アカウソを脅かすもの>
森林の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

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サイホウチョウ in シンガポール

野鳥の世界 サイホウチョウ

裁縫をする鳥としてTVで紹介され、一躍脚光を浴びた?サイホウチョウという鳥さんがいます。今回は、シンガポールで出会った、オナガサイホウチョウ(Common Tailorbird)のお話です。

サイホウチョウは、くちばしで大きな葉の縁に穴をあけ、クモの糸や植物の繊維で縫い合わせて袋状の巣を作ります。これが名前の由来となり、サイホウチョウ(裁縫鳥)と名付けられたようです。

「裁縫をする鳥がいるなんて!できれば、ぜひ、見てみたい!」と思っていたのですが、サイホウチョウは小柄な上に動きが速いため、観察できるかどうか?は運次第です。

シンガポール植物園(Singapore Botanic Garden)での探鳥を終えて帰る途中、猛スピードで横切る物体が。「何?虫?」と思い、周囲を見てみると・・・いました、虫です!ではなく、鳥です!何と小さいのでしょう!

オナガサイホウチョウ1
2017年1月 シンガポール植物園 虫のように小さい鳥、登場!

あまりにも極小サイズのため、なかなかカメラのピントが合わなかったのですが、撮れた写真を確認してみると・・・なんとサイホウチョウです!くちばしに虫をくわえています。

オナガサイホウチョウ2
虫をくわえるサイホウチョウ

後で調べてみると、この鳥は、オナガサイホウチョウでした。オナガサイホウチョウの体長は約10cmなので、尾羽を除いた体部分のサイズは5~6cmでしょうか。どうりで、虫!に見えたわけですね。

このオナガサイホウチョウは、あっち向き、こっち向きと虫を見せびらかしながら、ヒナに巣から出て来るよう、しきりに呼びかけていました。

オナガサイホウチョウ3
あっち向き

オナガサイホウチョウ4
こっち向きと虫を見せびらかし

オナガサイホウチョウ5
「ほら、ごちそうだよ!」とヒナに呼びかけるオナガサイホウチョウ

ヒナがいるということは、あの縫い合わされた巣が近くにあるはず!けれども、オナガサイホウチョウが現れたのは、帰り際で、すでに時間切れです。残念ながら、今回は、巣を探せそうにありません。
ここは、オナガサイホウチョウが姿を現してくれた上、同じ場所で停止してくれただけでも、感謝せねば!

しばらくの間、このオナガサイホウチョウは、あっち向き、こっち向きを続けていました。

オナガサイホウチョウ6
ほれ!

オナガサイホウチョウ7
ほれ!と虫を見せびらかし中

そして、オナガサイホウチョウは、茂みの中へと姿を消しました。
3日間のシンガポール滞在期間中、サイホウチョウを観察できたのは、この一度きりでした。

小さく可愛らしい姿を見せてくれてありがとう。次回は、ぜひ、裁縫傑作の巣を見せてほしいです、サイホウチョウさん! チュ!

<余談>
シンガポールでは、「何、これ?」というぐらい、小さな野鳥を何度か目撃し、大層驚かされました。オナガサイホウチョウもその中の1種で、たまたまヒナの巣立ちを促している最中だったので、観察させてもらえたけど、そうでなかったら、「虫が横切った?」で終わっていました。
野鳥の世界には、興味深い鳥さんが、まだまだいますね。

サイホウチョウの関連記事「裁縫用の物件探し サイホウチョウ in 香港」

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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