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近所に舞い降りた奇跡 ヒレンジャク

野鳥の世界 ヒレンジャク

冬鳥として日本に渡来するヒレンジャク。非常に美しい野鳥で、大変な人気者ですが、生息エリアが限られている上、年によっては渡来しないこともあるため、観察が難しい鳥さんです。今回は、そんな珍しいヒレンジャクが、近所に現れたので、その紹介です。

いつもの散策を終えて、あと数十メートルで自宅に到着!、という所で、電線に、ムクドリほどの大きさの野鳥が数羽、止まっているのを発見。誰だろう?と眺めていると、か細く聞き覚えのある鳴き声が聴こえてきました。まさか、ヒレンジャク?と思い、双眼鏡で確認してみると・・・本当にヒレンジャクです。ええっー!?と半ばパニック状態になりながらも、急いでパシャリ。

ヒレンジャク21
2021年2月 埼玉県 自宅付近 ヒレンジャク

ヒレンジャクがいたのは、何と住宅街です。過去約20年の間、近所で、ヒレンジャクを見かけたことはありません。ヒレンジャクは、全部で4羽いました。

ヒレンジャク22
住宅街に現れたヒレンジャク

ヒレンジャク23
何故、こんな場所に?

この後、ヒレンジャクたちは、付近の高木に移動しました。そこから、あーちゃん宅までは、わずか60歩の距離!(後日、歩いて確認)

ヒレンジャク24
高木へ移動したヒレンジャク

ヒレンジャクたちは、再び、電線に止まり、その後、姿が見えなくなりました。この日は、ヒレンジャクが、たまたま通りかかっただけで、こんな奇跡は二度と起きないだろう、と思っていたら、翌日も、ヒレンジャクたちは、姿を現してくれました。

ヒレンジャク25
翌日も、電線に止まっているのを発見

ヒレンジャク26
前日と、ほぼ同じ場所にヒレンジャクが

ヒレンジャクたちは、住宅街の庭に植えられているピラカンサの実を目当てに、この場所にやって来ていることが判明。ヒレンジャクたちは、すぐにヒヨドリに追い払われてしまうため、付近の高木に避難していました。

ヒレンジャク27
この日も、ヒレンジャクは4羽

ヒレンジャクを見かけたのは、これが最後でした。

ヒレンジャク28
近所に舞い降りた奇跡!

ピラカンサの実が売り切れになったと同時に、ヒレンジャクたちは旅立ってしまったようです。

思いがけず姿を見せてくれてありがとう!無事、生き延びて、来年も、この場所に立ち寄ってくださいね、ヒレンジャクさんたち!チュ!

<余談>
コロナ禍により、より多くの人が散策を楽しむようになり、行く先々で、野鳥観察が難しくなったなーと感じていました。そんな中、自宅付近でヒレンジャクを見かけたことは、ここ近年にないほど、驚いたし、衝撃を受けました。そして、これはもう、何かのご褒美?としか、思えませんでした。
野鳥たちが懸命に生きる姿から元気をもらっていることに、改めて気づかされ、深く感謝した数日間でした。

レンジャクの関連記事:
「ゴージャスな人気者 レンジャク」はこちら
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<ヒレンジャクを脅かすもの>
林の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。
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テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

ご機嫌なルリビタキ

野鳥の世界 ルリビタキ

冬季、見るだけで幸せな気持ちにさせてくれる青い鳥、それは・・・オスのルリビタキ。今回は、サービス精神旺盛なルリビタキの紹介です。

ルリビタキは、「ヒッヒッヒッ」または「カッカッ!」の鳴き声を頼りに姿を探します。見つけることができたとしても、ルリビタキの行動は、その鳥さんによって様々です。すぐに逃げ去るルリさんもいれば、闘争心をメラメラと燃やして、威嚇してくるルリさんもいます。

この冬は、何度かルリビタキを見かけたものの、すぐさま飛び去ってしまう場合が多かったです。

ルリビタキ44
2021年1月 埼玉県 とある雑木林
少しだけ姿を見せてくれたルリビタキ(オス)

ルリビタキ45
2021年2月 埼玉県 とある雑木林
一瞬現れたルリビタキ(メス)

そろそろ、ちゃんと姿を見せて欲しいなーと思っていたら、現れました!このルリビタキは、逃げ去ることなく、しばらくの間、石灯籠の上に止まっていました。

ルリビタキ46
2021年2月 埼玉県 とある神社 ルリビタキ(オス)

しきりに、「ヒッヒッヒッ」と鳴いています。これは、縄張り巡回中の鳴き方です。

ルリビタキ47
「ヒッヒッヒッ」と鳴くルリビタキ

「カッカッ!」の威嚇の鳴き声ではないため、あーちゃんのことを縄張り侵入者とは思っていないようです。このルリビタキは、あーちゃんの周囲を移動しながら、遠ざかることなく、姿を見せ続けてくれました。

ルリビタキ48
こちらに移動

ルリビタキ49
次は、あちらへ行き

再び、石灯籠の上に止まりました。

ルリビタキ50
この場所がお気に入りのよう

ルリビタキ51
再び、鳴いています

しばらく鳴いた後、また移動します。

ルリビタキ52
こちらに止まり

ルリビタキ53
あちらへ移動

このルリビタキは、止まりやすそうな場所を選んで順番に移動していたため、どうやら、この神社の境内は、かなりお気に入りの巡回ルートのようでした。お気に入りの場所だからこそ、近くで観察していても、「この侵入者め!」と、怒ることなく、ご機嫌な様子で、姿を見せてくれたのでしょう。
久しぶりに、穏やかでサービス精神旺盛なオスのルリビタキに出会えました。

あと少しで春ですね、それまで頑張って素敵な縄張りを守ってくださいね、ルリビタキさん!また、お会いしましょう!チュ!

<余談>
ルリビタキの縄張りに侵入すると、「カッカッ!」と、よく威嚇されます。ルリビタキの真似をして、「カッカッ!」と言い返すと、「あれ?」と思うのか、近寄ってくるルリさんが多いです。けれども、この冬は、この「カッカッ!」の真似が通用せず、すぐに逃げられてしまいました。ルリさんが、「これは強敵かも?」と思うほど、うまく真似できるよう、もう少し、上達したいです。

ルリビタキの関連記事:
「正々堂々と勝負? ルリビタキ」はこちら
「にらめっこ最長記録 ルリビタキ」はこちら
「日の光を浴びて ルリビタキ」はこちら
「侵入者には、めっ! ルリビタキ」はこちら
「見た目では負けないよ! ルリビタキ」はこちら
「女性は強し ルリビタキ」はこちら
「見る人を幸せにする青い鳥 ルリビタキ」はこちら

<ルリビタキを脅かすもの>
森林・里山の減少:冬場はオスもメスも個々に、なわばりを持つので広めの生息域が必要です。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

美しい姿をいつまでも オナガ

野鳥の世界 オナガ

国内では東日本にのみ生息する優雅で美しいオナガは、ファンが多いようで、今回も、リクエストをいただいたので、オナガについて紹介します。

今から約10年ほど前に、オナガの記事を初めて公開したのですが、その頃と比べると、現在は、オナガを観察する機会が、めっきり減りました。以前は、自宅周辺でも、オナガをよく見かけていましたが、今では、姿を消してしまいました。

理由として考えられるのは、ねぐらとして利用していた竹林や、食べ物を調達していた畑が住宅地に変わってしまったからだと思われます。

ウォーキング途中、時々、オナガを見かけるのですが、カメラを向けると飛び去ることがほとんどで、近年は、あまり写真を撮らせてもらうことができませんでした。

先日、久しぶりに、柿の実をついばむオナガを発見。オナガは3羽いたのですが、2羽は茂みに隠れており、姿を見せてくれたのは1羽だけでした。

オナガ11
2020年11月 埼玉県とある畑 オナガ

オナガ12
日本的な落ち着いた色合いのオナガ

オナガは、同じ時間帯に姿を現す習性があるようなので、その後も、ほぼ同じ時間に、何度か柿の木をチェックしに行ってみると・・・一度だけ、オナガに再会できました。この時は、たったの1羽だけで、「グェー、ジェ、ジェ、ジェ、ジェ」と、何度も鳴いていました。柿の実を狙って、周囲で騒いでいるヒヨドリを、けん制していたのかも。

オナガ13
ヒヨドリを、けん制中?

柿の実が残っている間は、また会えるかな?この美しい姿を、いつまでも見せてくださいね、オナガさんたち!チュ!

オナガ14
美しい姿をいつまでも

<余談>
食べ物が少ない冬季、オナガの群れが、シュロの木の幹を突いているのを見かけたことがあります。「へぇ~、オナガはシュロの木からも食べ物を調達できるんだ!」と、感心したことを覚えています。そのシュロの木も、数年前に切り倒されてしまいました。何本も・・・。オナガはカラスの仲間なので、その賢さで、環境の変化に負けずに生き抜いてほしいです。

オナガの関連記事:
「柿の実争奪戦 オナガ」はこちら
「天女の舞 オナガ」はこちら

<オナガを脅かすもの>
森林破壊:生息地が減少するようです。

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正々堂々と勝負? ルリビタキ

野鳥の世界 ルリビタキ

冬季に観察できる美しい鳥さんといえば、ルリビタキのオスですが、見かけによらず、気が強い一面があるようで。今回は、正々堂々?と勝負を挑む、ルリビタキのお話です。

冬のある朝、雑木林のある公園を散策していると、大きなカメラをセットして、何かを狙っている男性バードウォッチャーの姿が目に入りました。邪魔にならないよう、その場所を避けるようにして歩いていると、「ルリビタキがいますよ!」と、その男性が声をかけてくれました。

せっかくなので、その場所に行ってみると・・・いました!ルリビタキのオスです!

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2020年1月 東京都 とある公園 ルリビタキ(オス)

このオスは、警戒心がないようで、全く逃げようとしません。

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警戒心のないルリビタキ(オス)

このルリビタキは、あーちゃん達の周辺をウロウロし続けていたため、「あ~、よく人に慣れたルリビタキ。サービス精神旺盛なよい子だなぁ」と思っていました。最初は。

ルリビタキ38
よい子?のルリビタキ

ルリビタキを観察しているうちに、このオスが、「カッカッカッ!」と威嚇の声をあげていることに気がつきました。本当は、歓迎されていなかったのですね。

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威嚇するルリビタキ

男性バードウォッチャーの方は、この場所に何度か来ているそうで、「このルリビタキは、いつも近くに寄って来るんですよ。50cmぐらいのところまで来ますよ」と教えてくれたのですが、ルリビタキからすれば、「この、縄張り侵入者め!出ていけ!」と、言っていたに違いありません。つまり、ルリビタキから勝負を挑まれていたってわけですね。

ルリビタキをよ~く見ると、顔が怒っているような・・・。

ルリビタキ41
怒っている?

ルリビタキ42
怒っている?

ルリビタキ43
怒っている?

ムムッ、これは、相当、お怒りモードですね。
ルリビタキをもっと観察していたかったのですが、ここは早々に退散することにしました。あの男性バードウォッチャーは、他の野鳥を観察したいとのことで、まだ、同じ場所にいたため、その後も、オスから勝負を挑まれていたはず。

縄張りに侵入してしまい、ごめんなさい。縄張りを死守して、無事、越冬してくださいね、ルリビタキのオスさん!チュ!

<余談>
このルリビタキのオスは、前の冬も同じ場所にいたとのことなので、人といえども縄張り争いに負けるわけにはいかないようです。そのため、人が現れると、追い払おうと必死になって、オスが人の周囲をウロウロし続けるわけですが、きれいなオスが逃げないとなると、人は観察してしまいますよね。喜んでいるのは人だけで、当のルリビタキはプンプンと怒っているのです。見た目とは裏腹に、ルリビタキは、本当に気が強いですねぇ。

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<ルリビタキを脅かすもの>
森林・里山の減少:冬場はオスもメスも個々に、なわばりを持つので広めの生息域が必要です。

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欧州のアイドル ヨーロッパコマドリ

欧州に行ったなら、一度は見てみたい鳥さんといえば・・・ヨーロッパコマドリ!今回は、かわいらしい姿が人気のヨーロッパコマドリのお話です。

そこは、フランスのパリ市内にあるブローニュの森。足を踏み入れると、野鳥の鳴き声が、あちらこちらから聴こえてきます。
森の中で巣箱を発見!どんな生き物が利用するのかな?

フランス13
2019年5月 フランス ブローニュの森
森の中に巣箱が

森の中に響き渡る鳴き声を頼りに声の主を探してみると・・・いました!ヨーロッパコマドリです。

ヨーロッパコマドリ1
ヨーロッパコマドリ

大きく口を開けて、さえずっています。

ヨーロッパコマドリ2

ヨーロッパコマドリの体長は約14cm、オス・メス同色で、オスだけではなくメスもさえずるそうです。
ブローニュの森では葉が生い茂っていたせいか、声はすれども姿は見えず、のヨーロッパコマドリがほとんどでした。

ヨーロッパコマドリ3
ようやく発見!

小雨が降り出し、薄暗くて見えづらいのですが、何とかパシャリ。

ヨーロッパコマドリ4
明るい所には出て来てくれない
フランスのヨーロッパコマドリ

一方、イギリスでは、ロンドン市内の公園でヨーロッパコマドリを見かけました。

イギリス1
2019年5月 イギリス ロンドン市内の公園

樹上をちょこまかと動く野鳥を発見。一瞬、地面に降りたところをパシャリ。イギリスでは、こんな公園にヨーロッパコマドリが生息しているとは驚きです。とても人懐っこく、すぐ近くで姿を見せてくれました。

ヨーロッパコマドリ5
人懐っこいイギリスのヨーロッパコマドリ

非常に短い時間での探鳥でしたが、フランスでもイギリスでも、ヨーロッパコマドリが姿を見せてくれました。ありがとう、お元気で!チュ!

<余談>
フランスではシャイで、イギリスではフレンドリーな感じのヨーロッパコマドリ。これに似た野鳥が日本にもいます。奄美大島に生息するアカヒゲ(絶滅危惧種)と沖縄本島に生息するホントウアカヒゲ(絶滅危惧種)です。前者はとても警戒心が強く、すぐに逃げるのですが、後者は全然逃げず、とても人懐っこいのです。アカヒゲもホントウアカヒゲも、見た目はとてもよく似ているのですが、何故に性質がこんなに違うの?と不思議に思ったことがあります。
ヨーロッパと日本、遠く離れていても、似た性質を持つ野鳥がいるのですね。野鳥の世界は、奥が深いです。

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)、くま(犬)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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