超至近距離!2m先のチョウゲンボウ

野鳥の世界 チョウゲンボウ

小型の猛禽類のチョウゲンボウ。今回は、目を疑うようなチョウゲンボウの姿を目撃したので、その紹介です。

とある日の午前中、目の前に小型の猛禽類を発見。

チョウゲンボウ47
小型の猛禽類が!

確認してみると・・・チョウゲンボウのメスです。

チョウゲンボウ42
2015年12月 埼玉県 とある湖付近 チョウゲンボウ(メス)

チョウゲンボウとの距離は、わずか8メートルほど。チョウゲンボウは、柵の上から、獲物を狙っています。

チョウゲンボウ43
獲物を狙うチョウゲンボウ

チョウゲンボウは、うまくバッタを捕え、食べ始めました。

チョウゲンボウ44
バッタを捕えたチョウゲンボウ

チョウゲンボウのいる場所は、非常に人通りが多いため、すぐさま飛び去ってしまうかと思いきや、食事を終えても、チョウゲンボウは、動こうとはしません。そして、この後、目を疑うような光景を次々と目撃することに!

ジョギングする人が近づいても・・・チョウゲンボウは逃げません。

チョウゲンボウ45
逃げないチョウゲンボウ

自転車が近づいても・・・チョウゲンボウは逃げません。自転車との距離は、わずか2メートルほど!

チョウゲンボウ46
逃げないチョウゲンボウ

もちろん、あーちゃんが近づいても、このチョウゲンボウは逃げませんでした。あまりにも、不思議な出来事だったので、このチョウゲンボウについて、いろいろと考察してみました。

1.この付近に長らく生息していたチョウゲンボウかどうか?

もし、そうだったら、日々、多くの人間を目撃するため、自然と人間を恐れなくなったと思われるのですが・・・実際は、違いました。
過去数年間に、この付近に姿を現したチョウゲンボウの写真と、上記のチョウゲンボウの写真とを比較して、同じ個体かどうか?を調べてみたところ、結果は、全くの新人チョウゲンボウのようでした。

2.人を恐れないのは何故か?

ドバトやタヒバリなどの野鳥が、人通りの多い場所付近を餌場としており、その当時、数十羽が集まっていました。おそらく、これらの野鳥は、猛禽類対策として、人間を利用していたと思われます。
それならば、ということで、このチョウゲンボウも、意を決して、人間の近くで、ハンティングすることに決めたようです。というのも、チョウゲンボウがバッタを捕える前に、ドバトを追い回している姿も目撃していたので。空腹のあまり、「 獲物 > 人間への恐怖心 」となったのかもしれません。

チョウゲンボウの表情をアップしてみると、一心に遠くを見つめ、人間は眼中にない!といった感じです。

チョウゲンボウ48
置物のように動かないチョウゲンボウ

約30分もの間、人の近くに居続けたチョウゲンボウですが、ついに、その場から飛び去りました。
おそらく、この冬の間、何度かお会いすることでしょう。頑張って、獲物を捕えてくださいね、チョウゲンボウさん!チュ!

<余談>
チョウゲンボウが、あまりにも動かないので、ほとんどの人達が気づかずに、通り過ぎていました。
そして、その不思議な瞬間を写真に撮らせてもらい、「何故、こんな事が起きるのか?」について、いろいろ考えさせられました。
人を利用するドバトやタヒバリと、それを逆手に取ったチョウゲンボウ。野鳥の世界は、なかなか奥が深いです。

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<チョウゲンボウを脅かすもの>
河川・農耕地・草原の減少:生息場所がなくなります。
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ジャンル : 趣味・実用

多勢に無勢 チョウゲンボウ

野鳥の世界 チョウゲンボウ

高度な飛行能力で獲物を捕らえるチョウゲンボウ。小柄ながらも猛禽類の仲間である彼らは、本来ならば強者となるはずですが・・・。今回は、チョウゲンボウの身に降りかかった、ちょっと迷惑な話の紹介です。

梅雨明けと同時に、日中は40℃に迫る高温続きとなったため、暑さを避けて、早朝ウォーキングに行くことにしました。
とあるグランドの近くを通りかかった際、ネットの上に野鳥が止まっているのを発見。「誰だろう?」と思い、確認してみると、チョウゲンボウです!冬季は、何度か出会ったことがありますが、夏季に、そこで見かけるのは初めてです。

チョウゲンボウ33
2015年7月 埼玉県とある湖付近 チョウゲンボウ

このチョウゲンボウはメスで、昆虫を掴んでいます。

チョウゲンボウ34
チョウゲンボウ(メス)

捕らえた昆虫は蝶のようで、チョウゲンボウは、羽をむしりながら、食べていました。

チョウゲンボウ35
蝶を食べるチョウゲンボウ

そして、食事が終わり、

チョウゲンボウ36
食事終了

チョウゲンボウがくつろいでいる所へ、

チョウゲンボウ37
おくつろぎ中

よからぬ輩が集まり始めました。

チョウゲンボウ38
忍び寄る黒い輩

わざわざチョウゲンボウのいる所へ、ワサァ~と集まってきたのは、カラス軍団です。

チョウゲンボウ39
どんどん集まるカラスたち

チョウゲンボウは、たったの1羽なので、カラスの群れを撃退する術はありません。まさに、多勢に無勢です。
「どうする?チョウゲンボウ!」と、思っていたら、次の瞬間、チョウゲンボウが、カラスに突進しました。

チョウゲンボウ40
カラスに突進するチョウゲンボウ

せっかくのお気に入りの場所をカラスに乗っ取られた腹いせに、チョウゲンボウが一矢報いた感じです。何もせずに場所を明け渡すよりは、1羽のカラスに対してであっても、反撃の姿勢を見せたチョウゲンボウは、あっぱれ!でした。

チョウゲンボウが飛び去った後には、勝利したカラス軍団がズラリ。

チョウゲンボ1ウ4
勝利したカラス軍団

夏のハンティング場所にはカラスが多くて大変ですが、これに懲りずに、また姿を見せてくださいね、チョウゲンボウさん!チュ!

<余談>
今回出会ったチョウゲンボウですが、もしかすると、冬季に見かけていたチョウゲンボウが、そのまま留鳥として、夏季も生息するようになったのかな?と思い、調べてみました。冬季に撮ったメスのチョウゲンボウの写真と、今回撮った写真とを比較してみると、腹部の模様が全然違っていました。つまり、今回姿を現したのは、全く別のチョウゲンボウでした。

たまたまなのか、次の冬もいるのかどうか?、来年の夏はどうなのか?と、このチョウゲンボウの今後の動向が気になります。今のところ、その場所に、1年を通して、同じチョウゲンボウが生息している様子はないので、いつか、ご近所さんとして留鳥になってくれたらなーと思います。

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<チョウゲンボウを脅かすもの>
河川・農耕地・草原の減少:生息場所がなくなります。

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超至近距離!3m先のオオタカ(準絶滅危惧種)

野鳥の世界 オオタカ

ものすごく近くに、ありえない物がいたとしたら・・・。今回は、超至近距離でオオタカを発見し、驚きのあまり、思考停止してしまったお話です。

林・川・草むら(枯れ草)ありと、野鳥にとっての生息環境が比較的整っている公園を散策中、林の下の方から「ガサッ」と音がしました。

そこは、歩道から近い場所だったので、見かける頻度の高い「ツグミシロハラかな?」と思いきや、「あれっ?大きな鳥がいる・・・オオタカじゃない?」と、たーさんが言うではありませんか。
「また適当なことを。こんな人通りの多い歩道のそばに、オオタカがいるわけないじゃん」と、心の中でつぶやきながら見てみると・・・オオタカです。オオタカとの距離は、わずか3メートル。

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2015年3月 埼玉県とある公園 約3メートル先にオオタカが!

「えっ?なぜ、こんな近くに?これは、何かの間違いでは・・・」と、実際にオオタカを見ながらも、気持ちがついてこず、呆然と立ち尽くしてしまいました。

「写真を撮らないと!」と、たーさんが写真を撮り始めました。どのくらい時間が経ったでしょうか。ようやく我に返ったあーちゃんは、状況が飲み込めました。

おそらく、経緯は、こうです。
歩道脇で、オオタカがハンティングに成功し、そこで獲物を食べ始めた。ちょうど、枯れ木や枯れ草が目隠しとなり、歩道からオオタカの姿が見えづらかったため、誰にも気づかれることなく、オオタカは獲物をゆっくりと食べることができた。めでたし、めでたし。

オオタカ11
歩道脇でハンティングに成功

オオタカ12
枯れ木などが目隠しとなり、

オオタカ13
誰にも気づかれず、獲物を食べることができた!

あーちゃん達がオオタカに気づいた時には、すでに獲物の大部分は食べられ、オオタカの『そのう』は、パンパンになっていました。

オオタカ14
『そのう』がパンパンのオオタカ

このオオタカは、あーちゃん達が観察していることに気づいても、逃げずに獲物を食べ続けていました。

オオタカ15
気にせず、食事を続けるオオタカ

しばらくして、後ろを振り返ると、いつの間にか、ギャラリーが増えていました。こうなると、オオタカを見ようと、大勢の人がウロウロと動き回るので、とうとうオオタカは飛び去ってしまいました。まぁ、ほぼ、「ご馳走さま!」状態だったので、オオタカにしてみれば、心残りはないでしょう。

オオタカが飛び去り、ギャラリーも消え去った数十分後、「オオタカが食べていた獲物が何だったのか?」が気になり、残骸を調べてみました。羽の模様、足指の大きさと色味から、今回の犠牲者はカワラバトだったようです。

以前、約15メートルの距離でオオタカを観たことがあったけれども、今回は、約3メートルの超至近距離での観察となりました。こんな事が、本当にあるのですね。
改めて、「探鳥は予測不能で面白い!」と、教えられました。獲物が豊富と思われるこの公園で、また、ハンティング姿を見せてくださいね、オオタカさん!チュ!

<余談>
今回の出来事は、約7メートルの距離でヒグマに遭遇した時よりもビックリ度が大きく、しばらくの間、動けなかったため、非常にもったいないことをしてしまいました。こんな機会は、もう二度とないでしょう。
次回、何かビックリすることが起きた時は、普通に行動できるといいな~。

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<オオタカを脅かすもの>
里山(雑木林)の減少:生息地が少なくなっているようです。

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チョウゲンボウ体操

野鳥の世界 チョウゲンボウ

ここ数年、冬になると、チョウゲンボウのメスが姿を現していたエリアがあるのですが、今季は、オスが頻繁に姿を現すようになりました。今回は、チョウゲンボウのオスのユニークな姿を目撃したので、その紹介です。

ある秋の日の午後、チョウゲンボウが鉄柵に止まっているのを発見。

チョウゲンボウ24
2014年10月 埼玉県とある湖付近 チョウゲンボウ(オス)

このオスは、すっかりこのエリアが気に入ったようで、その後も、何度か姿を目撃しました。「へぇ~、このオスは、ここで冬を過ごすのかなぁ~」と思っていたのですが、ある日を境にぱったり姿を見かけなくなりました。
それから、数ヶ月経過。

ある冬の日の午前中、上空をブーメランのように滑空している猛禽類を発見。あっという間に飛び去ってしまったのですが、Uターンして戻って来るではありませんか!

そして、運動場のネット際で、猛スピードのまま、滅茶苦茶に飛翔し始めました。よ~く見ると、小さな鳥を追いかけ回しています。
「あ~、捕まる!!!」と、思ったのですが、間一髪で、その小さな鳥は、猛禽類から逃れて、地面に降り立ちました。遠くて分かりづらいのですが、大きさからすると、多分、ムクドリ。この鳥は、茫然自失状態で、同じ場所にぼぉ~と佇んでいました。「また、襲われる?」と思ったのですが、猛禽類の姿は見えません。

数分経った後、ムクドリらしき鳥は、地面から舞い上がり、運動場のネットを越えて、飛んで行きました。息呑む光景を目の当たりにし、「ふ~」と、深呼吸して落ち着きを取り戻すと、今度は、追っていた猛禽類のことが気になり始めました。

あの飛翔姿、大きさからすると、多分、チョウゲンボウ。「今回は、ハンティングに失敗したけど、きっと、あの狩場(ネット際)に戻ってくるはず!」と思い、探しに行ってみると・・・いました!

チョウゲンボウ25
2015年1月 埼玉県とある湖付近 ネットに止まっている猛禽類

ズームしてみると・・・やはり、チョウゲンボウです!
このチョウゲンボウもオスでした。数ヶ月前に見かけたオスと比較してみると、顔の模様が少し違っているので、別の鳥さんのようです。

チョウゲンボウ26
チョウゲンボウ(オス)

この後、このオスが何をしたかと言うと、ハンティングに再チャレンジ!ではなく、体操を始めました。

では、チョウゲンボウ体操始め!
尾羽を大きく広げて、両翼を上に~

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翼と尾羽の運動

尾羽を左右に振って~

チョウゲンボウ28
尾羽をブンブン

左の翼を下に~

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左の翼をう~ん

足を上げて~

チョウゲンボ30ウ
「えっと、次は・・・」

右の翼を下に~

チョウゲンボウ31
右の翼をう~ん

大きく深呼吸して~~~

チョウゲンボウ32
終わり!

約20分ほど観察していたのですが、その後も、チョウゲンボウのオスは動こうとはしませんでした。
ハンティングに失敗したとはいえ、エネルギーの消耗は激しいはずなので、次のハンティングに備えてリフレッシュしているのかも。

ネット際に獲物を追い詰める高度な飛翔シーンを見せてくれてありがとう。また、お会いしましょう、チョウゲンボウさん!チュ!

<余談>
追う者と追われる者。いざ、その現場に遭遇したら、知らず知らずのうちに、「追われる者」を応援していました。「あっ、危ない!」「捕まる!」「セ~フ!」などなどを、心の中で連発していました。
人間の心理としては、弱い者を応援したくなるのかもしれませんね。
追う者(今回はチョウゲンボウ)にしてみれば、「えっ?獲物を逃した方が可哀相でしょ?」となるのでしょうが。

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弱肉強食 オオタカ(準絶滅危惧種)

野鳥の世界 オオタカ

弱き者は肉と化し、強き者はそれを食らう。今回は、オオタカの食事シーンを目撃しましたので、その紹介です。

とある湖の岸辺で、オオタカがハンティングに成功しました。このオオタカは、水の中に獲物を沈め、その上に乗っかっています。

オオタカ3
2014年11月 埼玉県とある湖の岸辺 オオタカ

今回の獲物は・・・カラスです。カラスの尾だけが水面に見えています。

オオタカ4
獲物はカラス!

オオタカの背中の色味が暗青灰色の場合はオス、褐色の場合はメスです。このオオタカは、褐色っぽいので、メスだと思われます。

メスの方がオスより、やや大きいのですが、自分の体とほぼ同サイズの獲物を捕えるには、ハンティング能力が高くないとできません。しかも、相手は知能の高いカラスです。さすが、オオタカ!と言わざるをえません。

オオタカ5
威厳に満ちた表情のオオタカ(メス)

偶然にも、オオタカとの距離が約15メートルほどしかなかったため、警戒してか、オオタカは、なかなか獲物を食べようとはしませんでした。

オオタカ6
警戒中?のオオタカ

オオタカ7
こちらをぐっと睨みつけている?

あーちゃんが、このシーンを目撃したのは、夕方の4時前。日暮れが迫っているので、さっさと食べてしまわないといけません。
ということで、ついに、オオタカがカラスを食べ始めました。

オオタカ8
カラスを食べ始めるオオタカ

いったん、食べ始めると、ものすごい勢いで、次から次へと肉をついばんでいます。

オオタカ9
鋭いくちばしで、次々と肉をちぎっては食べるオオタカ

オオタカの食事シーンを観ていると、弱肉強食の現実を、まざまざと見せつけられた気がしました。さっきまで、このカラスは生きていたのに、今はただの肉と化してしまった・・・と。

けれども、強者のはずのオオタカにも、獲物を横取りされるといった困難が待ち受けます。横取りする泥棒は、ノスリ・キツネ・タヌキなどです。
オオタカでさえも、自然界で生きていくというのは、本当に大変なことなのですね。

観察できる機会が少ない食事シーンを見せてくれてありがとう。獲物を横取りされないよう、気をつけてくださいね、オオタカさん!チュ!

<余談>
カラスについては、興味深いエピソードがあります。以前、こんな光景を目撃しました。
オオタカがカラスを捕え、食べ始めると、仲間のカラスが周囲に集まってきました。カラスは、仲間が大変な目にあっていると、助けたりすることもあるそうなので、「心配して様子を見に来たのかな?」と思いきや・・・実は、オオタカの食べ残しを狙っていたのでした。
つまり、カラスにとっては、「昨日の友は、今日の飯!」になるのです。
カラスは掃除屋とも言われますが、この変わり身の早さ!には、ただただ驚かされるばかりでした。

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里山(雑木林)の減少:生息地が少なくなっているようです。

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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