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邪魔者は誰? イカル

野鳥の世界 イカル

大きな大きな黄色のくちばしの持ち主、イカル。今回は、イカルのちょっとした試練を目撃したので、その紹介です。

自宅近辺ではイカルは冬鳥で、観察できる年もあれば、できない年もありました。今季はどうかな?と思っていたら・・・イカルが現れました!

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2021年2月 埼玉県 イカル とある公園

イカルは7羽いて、当初、地面に降りていたのですが、人が通ったため、近くの木に避難していました。見える所に4羽います。

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4羽のイカル

人がよく通るせいか、イカルたちは、しばらくの間、同じ木に止まったままでした。

イカル33
このポーズのまま、動かず

イカルが大きな口を開けています!

イカル34
大きなくちばし

ようやく人通りが途絶え、イカルたちが下に降りて、採餌し始めました。

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採餌中のイカル

イカルは、頑丈なくちばしのおかげで、硬い種子も割って食べることができます。

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種子を食べるイカル

後日、イカルたちの採餌場所に行ってみると、ゴルフクラブを手にしたおじさんが、素振りの練習をしていました・・・。もちろん、イカルの姿はありません。この光景を目にした途端、前年の出来事を思い出しました。木のてっぺんでさえずっているイカルを発見し、写真を撮らせてもらおうとカメラを上に向けた瞬間、イカルが飛び去ってしまい、はて?何が起きた?と思って、視線を下に向けると、その木にフリスビーが激突し、子供がダッシュで駆け寄って来ていたのでした・・・。すぐ近くに子供の集団がいて、大騒ぎして遊んでいたのです。

これでは、イカルたちは、ゆっくり食事をすることができません。その公園で、長期間、イカルが滞在したことはなく、その後も、イカルを見かけなかったため、もうどこかへ飛び去ってしまったものとばかり思っていました。ところが、約1ヵ月経過したある日、再び、イカルの群れを発見!何と、イカルたちは、まだ同じ公園にいたのです!

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2021年3月 埼玉県 イカル とある公園

昨年、今年とコロナ禍の影響で、例年以上に多くの人が公園に集まっていたため、野鳥たちの餌場も人通りが多くなっていたのですが、イカルたちが約1ヵ月もの長きにわたり、同じ場所に滞在し続けていたとは驚きです!

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「まだいるよ!」

ということで、邪魔者は人!だったのですが、イカルは予想以上に逞しい鳥さんでした。その日も、翌日も、約20羽ものイカルの群れを見かけました。

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「今日も人がいっぱいいるなぁ、でも負けないよ!」

次の冬は、ゆっくり採餌できるといいですね。また、お会いしましょう、イカルさんたち!チュ!

<余談>
昨今、コロナ禍の影響で、野山を歩く人が増え、野鳥たちの生息場所にも、大声を出しながらヅカヅカと入り込んで行く心無い人達を大勢見かけました。これから、野鳥たちは子育ての時期に突入するため、最大限の配慮をもって、彼らに接してほしいなーと思います。

イカルの関連記事:
「戻って来たイカルたち」はこちら
「イルカに似た鳥 イカル」はこちら

<イカルを脅かすもの>
森林の減少:生息場所がなくなります。
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テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

ご馳走は何ですか? アオゲラ

野鳥の世界 アオゲラ

緑のシックな色合いの持ち主で日本固有種のキツツキ、アオゲラ。今回は、アオゲラの食事シーンを観察する機会があったので、その紹介です。

アオゲラは、「ピョー、ピョー」とよく響く鳴き声に特徴があるため、姿は見えなくても、存在を身近に感じることが多い鳥さんです。
とある日の午後、いつもの「ピョー、ピョー」という鳴き声が聴こえてきました。近くにいる?と思い、探してみると・・・いました!

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2021年2月 埼玉県 アオゲラ

アオゲラがいたのは、木々が葉を落とした小さな雑木林で、ちょうど観察しやすい木に止まってくれていました。このアオゲラは、額から後頭部が赤いのでオスです。

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アオゲラ(オス)

このアオゲラは、木の幹を突っつくわけでもなく、同じ場所に居続けていました。何をしているのかな?と観察していると・・・樹液を舐めています!

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樹液を舐めるアオゲラ

しばらくすると、アオゲラは、他の木に移動したのですが、その場所でも、ほとんど動きません。よ~く観てみると・・・やはり樹液を舐めています。

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別の木でも樹液を舐めるアオゲラ

アオゲラは、昆虫・果実・アリなどを食べるのですが、食べ物の乏しい時期、樹液は貴重なご馳走のようです。

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樹液は貴重なご馳走

このアオゲラは、同じ木の別の裂け目に移動し、再び、樹液を舐めていました。

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樹液に夢中のアオゲラ

お腹が満たされたのか、この後、アオゲラは、雑木林の奥へと飛び去りました。

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「ごちそうさま!」

もうすぐ新緑の季節。みるみる生い茂る森の中で、アオゲラの姿を見つけるのは、とても難しくなります。昨年は、たまたま、新緑の森で、アオゲラをチラッと観察できましたが。

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2020年5月 埼玉県 新緑の森 アオゲラ

葉が生い茂っても、「ピョー、ピョー」の鳴き声を頼りに、姿を探しますので、また観察させてもらえると嬉しいです、アオゲラさん!チュ!

<余談>
夏になると、森は薄暗くなり、セミの鳴き声が野鳥の鳴き声をかき消し、大量の蚊がブンブンと寄って来るため、、野鳥観察は、とても難しくなります。昨年の夏、アオゲラが止まっている木を3度特定できたものの、どうしても、その姿を見ることはできませんでした。木の葉や枝が邪魔をして、上部が全く見えないのです。やはり、野鳥観察は冬季が向いているなーとつくづく思いますが、季節はめぐるので、次の冬を楽しみに待つことにします。

アオゲラの関連記事:
「アオゲラ日和」はこちら
「秋の味覚も大好きさ! アオゲラ」はこちら
「私は特別? アオゲラ」はこちら

<アオゲラを脅かすもの>
森林の減少:生息場所がなくなります。

テーマ : 散策・自然観察
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V字編隊遊泳 トモエガモ(絶滅危惧種)

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あけましておめでとうございます。
本年も、懸命に生きる野鳥たちの姿を紹介できたら、と思います!
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野鳥の世界 トモエガモ

冬になると、シベリアなどから越冬のため、日本へ渡来するトモエガモ。今回は、トモエガモのV字編隊遊泳を目撃したので、その紹介です。

この冬は、とある湖で異変が起きていました。約20年もの間、毎年、カモたちを観察しているのですが、今季は、過去に見たことがないほどの群れが飛来していました。

トモエガモ22
2020年12月 埼玉県とある湖 カモの群れ

カモの群れのメンバーの多くは、マガモ、コガモ、オカヨシガモホシハジロカルガモ(留鳥)などです。その中に、埼玉では見かける機会が少ないトモエガモの姿もありました。

トモエガモ15
2020年11月 埼玉県とある湖 トモエガモ(オス)

その湖では、過去にも、何度かトモエガモを見かけたことがあったのですが、長期間滞在することがなかったため、今回も、すぐに飛び去るだろうと思っていたのですが、約1ヵ月経っても、トモエガモの姿を確認することができました。

トモエガモは、他のカモたちと混在していたため、全体で何羽ぐらいいるのか、分からなかったのですが、ある日、トモエガモだけで群れているのを発見!

トモエガモ16
群れるトモエガモ(左:メス、他:オス)

トモエガモは、みんな同じ方向に泳ぎ始めました。

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一斉に右へ

トモエガモ18
ズーム

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今度は、一斉に左へ

そして、トモエガモの群れ全体を眺めてみると・・・V字になっていました!一瞬でしたが、とても美しい光景でした。

トモエガモ20
トモエガモのV字編隊遊泳

この日、カウントできたトモエガモは22羽でした。そして、後日、再びカウントしてみると、トモエガモの数は、50羽を超えていました。こんなに多くのトモエガモを、その湖で観察したのは初めてです。この時は、トモエガモは群れではなく、バラバラに点在していました。

トモエガモ21
今日はペアで(左:メス、右:オス)

この冬は大勢で姿を見せてくれてありがとう!天敵に注意して、無事越冬してくださいね、トモエガモさんたち!チュ!

<余談>
何故に、こんなに多くのカモたちがやって来たのかというと・・・この冬は寒さが厳しいようなので、普段は東北あたりで越冬していたカモたちが、より南下して来たのカモ?
カモが大群になっている!と気づいたのは、11月下旬頃で、まだ寒くなる前です。ということは、カモたちは、この冬の気候がどうなるか?を事前に察知していた?これが本当なら、すごい能力ですね!

トモエガモの関連記事:
「波乗りサーフィン? トモエガモ(絶滅危惧種)」はこちら
「大勢の仲間と一緒! トモエガモ(絶滅危惧種)」はこちら

<トモエガモを脅かすもの>
湖沼・池・河川の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

秋は大忙し! ゴジュウカラ

野鳥の世界 ゴジュウカラ

野鳥の中では珍しく逆さまに歩くことができるゴジュウカラ。今回は、冬に備えて、ゴジュウカラが、せっせと食べ物を隠す現場を目撃したので、その紹介です。

埼玉県ではゴジュウカラを観察する機会が少ないのですが、北海道では頻繁に姿を見せてくれます。

ゴジュウカラ12
2020年10月 北海道 シロハラゴジュウカラ

このゴジュウカラは食べ物をくわえていて、それを木の穴の中に隠していました。

ゴジュウカラ13
食べ物を隠し中

食べ物が乏しい冬季は、秋に隠しておいた木の実を食べるため、この時期のゴジュウカラは大忙しのようです。赤い木の実をくわえたゴジュウカラを発見。

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早速、木の幹に開いた小さな穴にコンコンと木の実を埋め込みます。

ゴジュウカラ15
木の実を埋め込み中

ゴジュウカラ16
これでいいかな?

よし!とばかりに、ゴジュウカラは他の場所へと飛び去ったため、これにて完了のようです。けれども・・・木の実が丸見えです。

ゴジュウカラ17
木の実が丸見え!

これは、隠したとは言えないので、他の野鳥に横取りされてしまうかも。
この後も、ゴジュウカラは周辺の木々を飛び回り、せっせと食べ物を隠していました。

今のうちに、頑張って、たくさん食べ物を集めて上手に隠してくださいね。そして、無事に冬を越してくださいね、ゴジュウカラさん!チュ!

<余談>
つい先日まで暑い日が続いていたため、秋の訪れを実感できなかったのですが、野鳥たちの行動を観察していると、冬に備えて、ちゃんと、やるべきことを実行していたので、着実に季節は移り変わっているんだなぁと気づかされました。野鳥たちの行動パターンは、人とは違い、かなり正確なのだと思います。野鳥たちを見習って、そろそろ真面目に冬支度(衣替え)をした方がよさそうですね。

ゴジュウカラの関連記事:
「逆さまでも歩けるよ! ゴジュウカラ」はこちら
「身軽な曲芸師 ゴジュウカラ」はこちら

<ゴジュウカラを脅かすもの>
森林の減少:生息地がなくなります。

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みんなで羽づくろい コアジサシ(絶滅危惧種)

野鳥の世界 コアジサシ

夏羽の色合いが涼しげで爽やかなコアジサシ。埼玉県では、観察できる機会が少ないコアジサシですが、今回は、数十羽もの群れに出会うことができたので、その紹介です。

数年前、とある沼で、コアジサシ数羽を見かけたことがあります。コアジサシは夏鳥のため、出会いのチャンスは夏なのですが、今年も飛来しているかな?と思い、行ってみることに。現地に到着してすぐ、信じられない光景が目に飛び込んできました。何と、コアジサシが集団で杭の上に止まっています!!

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2020年7月 埼玉県 とある沼 コアジサシの群れ

コアジサシは繁殖場所の減少などにより生息数が減っており、埼玉県では絶滅危惧IA類に指定されています。それなにの、何故、こんなに多くのコアジサシが集まっているのか分かりませんが、観察するには絶好のチャンス!です。

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爽やかな色合いのコアジサシ(夏羽)

コアジサシたちは、集団で行動することが多く、ハンティングする時も、休憩する時も、タイミングを合わせていました。ハンティング時には、一斉に飛び立ち、上空から水面に向かって急降下し、獲物を捕らえていました。休憩時には、皆で杭に止まり、一斉に羽づくろいを開始!

コアジサシ15
一斉に羽づくろい!

うっかり、デコボコした杭に止まってしまったコアジサシを発見。

コアジサシ16
左端のコアジサシに注目!

この杭はダメだ~とばかりに、コアジサシが舞い上がりました。

コアジサシ17
デコボコの杭は却下!

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どこかにいい杭はないかな?

コアジサシ19
この杭に決定!先客がいますが・・・

無事に杭の上に止まることができました。

コアジサシ20
先客(中央)に挨拶する新参者(左) 「よろしくね!」

上の写真にも載っていますが、コアジサシは、ペタ~としゃがみ込んで休憩することも。

コアジサシ21
しゃがみ込んで休憩中

しばらくの間、超、超暑かったのですが、貴重なコアジサシたちの集団行動を観察させてもらいました。

思いがけず、大勢で姿を見せてくれてありがとう!次の夏も、ぜひ、この場所に立ち寄って、元気な姿を見せてくださいね、コアジサシさんたち!チュ!

<余談>
繁殖場所が減り、生息数も減少傾向にあると言われているコアジサシが、突如として群れで姿を現したことに、とても驚かされました。この現象が、コアジサシたちにとって、よい前兆でありますように!

コアジサシの関連記事「チャレンジャーカップル コアジサシ(絶滅危惧種)」はこちら

<コアジサシを脅かすもの>
海岸・港湾・河川・湖沼の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)、くま(犬)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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