動きまくる鳥 ハシビロコウ(絶滅危惧種)

野鳥の世界 ハシビロコウ

ハシビロコウは、アフリカの湿地に生息している大型の野鳥で、ハイギョという魚などを捕らえて食べるのですが、このハンティングポーズに特徴があります。ハシビロコウは、ハンティングのチャンス到来時まで、長時間動かないことがあるため、動かない鳥として有名になりました。さて、飼育下のハシビロコウは、どんな様子なのでしょうか?

今回は、ハシビロコウの意外な姿を目撃したので、その紹介です。

そこは、とある動物園。「飼育されているハシビロコウも、やはり動かないのだろうな~」と思いながら、いざ、行ってみると・・・「あれれ?歩いている!」

ハシビロコウ1
2015年5月 とある動物園 歩き回るハシビロコウ

そこには、数羽のハシビロコウがいたのですが、みんな動きまくっていました。写真を撮らせてもらうのも大変なほど。

羽をプルプルさせたり、

ハシビロコウ2
羽をプルプル中

羽づくろいをしたり、

ハシビロコウ3
羽づくろい中

羽をバタバタさせたり。

ハシビロコウ4
羽をバタバタ中

そして、極めつけが、このポーズ。

ハシビロコウ5
ぶっ倒れ中のハシビロコウ

何をしているかというと、このハシビロコウは、日光浴の真っ最中でした。あまりにも意外な姿にビックリ!

hashibirokou6.jpg
伏せって日光浴中のハシビロコウ

ちょっとずつ角度を変えて、ハシビロコウの顔が見える位置まで移動してみました。

hashibirokou7.jpg
ハシビロコウの顔をチェック

顔をズームしてみると・・・喜んでいるように見えます。

hashibirokou8.jpg
嬉しそうな表情?のハシビロコウ

次の瞬間、ハシビロコウが笑ったように見えました。

hashibirokou9.jpg
「えっへっへ~」

おそらく、日光浴が相当気持ちよかったのでしょう。
今度は、立ち上がって羽を広げ、日光浴を始めました。

hashibirokou10.jpg
立ち上がって日光浴をするハシビロコウ

しばらくして、日光浴終了です。そして、次の瞬間、ハシビロコウが叫んだように見えました。

ハシビロコウ11
「ああ~、スッキリ!」

ハンティングをする必要のないハシビロコウは、他の鳥さんと同じように動きまくる、ということが分かりました。
飼育下では、食べ物の心配はありませんが、やはり檻の中の生活では、きっとストレスも多いはず。日光浴などで、うまくストレス発散してくださいね、ハシビロコウさんたち。チュ!

<余談>
大きなくちばしとするどい目つきのハシビロコウ。こんなユニークな姿のハシビロコウも、生息地の破壊などで数が減ってしまっています。どこか遠い国の出来事と思いがちですが、実際に観察してみると、とても親近感を覚えます。可能ならば、いつか、野生のハシビロコウを観察してみたい!です。
スポンサーサイト

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

ヒナの虫とり訓練 庭のスズメ

野鳥の世界 スズメ

4月になっても、まだ庭で群れていたスズメ達。「大丈夫かな~、ちゃんと婚活するかな~」と、心配していたのですが、今年も、ヒナ連れでやって来たスズメがいたので、その紹介です。

いつもより騒がしいスズメの鳴き声が聴こえてくるので、カーテンの隙間から、庭を眺めてみると・・・スズメのヒナがいます。

スズメ85
2015年5月 埼玉県自宅の庭 スズメのヒナ

「ああ~、よかった!今年もヒナがやって来た!」と、ひと安心。

このヒナは、ストーカーのように、親鳥の後を追いかけ回していました。

スズメ86
親鳥の後を追いかけるヒナ(左:ヒナ、右:親)

食欲旺盛なヒナの餌を探す親鳥の表情は、真剣そのもの。

スズメ87
「虫見っけ!」 親鳥(左)

ヒナは、羽をバタバタと震わせて、食べ物を催促しています。

スズメ88
「早く、早く!」 ヒナ(右)

この後、親鳥は、ちょっと変わった行動をとりました。
まず、白い幼虫をヒナに引っ張らせ、

スズメ89
幼虫を引っ張るヒナ(右)

いったん、幼虫をヒナから引き離します。幼虫は親鳥がくわえたまま。

スズメ90
いったん、幼虫をヒナから引き離す親鳥(左)

そして、その後、ヒナに幼虫を与えました。

スズメ91
幼虫を食べるヒナ(右)

幼虫をくちばしで触らせ、形態を見せてから、ヒナに与える・・・これは、親鳥がヒナに食べられる虫を教えていたのですね。

ヒナも自力で、虫を捕ろうと頑張っていました。

スズメ92
「見ちゅけた!」

スズメ93
「パク!」

「おお~!でかした!」と言いたいところですが、捕らえたのは、てんとう虫の幼虫でした。てんとう虫の幼虫は、かなりまずいようで、ヒナがいた木の下に設置してある水入れに、数匹落っこちていました。つまり、「まずいでしゅ、ぺっ!」と、ヒナが吐き出してしまったのでしょう。

ちなみに、写真で確認してみると、親鳥がヒナに与えていたのは、白い幼虫ばかりでした。どの虫が美味しくて、どの虫がまずいか?は、やはり、親鳥から教えてもらうしかないようです。

スズメ94
「虫とりは、奥が深いでしゅ」

結局、このスズメの親子は、何と約40分もの間、庭で虫探しをしていました。無農薬なので、狭い庭でも、虫がたくさんいるのでしょう。

今回は、虫とり訓練の様子を見せてくれてありがとう。親鳥からしっかり学んで、立派に独り立ちしてくださいね、スズメのヒナちゃん!チュ!

<余談>
ヒナの餌やりの最中、しばしの間、親鳥は水浴びを楽しんでいました。2羽いたので、つがいのようです。ヒナは、1羽だと心細いのか、親鳥がいる水場の周囲をウロウロしていました

スズメ95
「ちょっと休憩!」 ヒナを放っぽらかして、水浴びを楽しむ親鳥

スズメの関連記事:
「水浴びを邪魔する奴は 庭のスズメ」はこちら
「ボディガード付マイホーム スズメ」はこちら
「試練の大雪 庭のスズメ」はこちら
「今そこにある幸せ スズメ」はこちら
「住めば都 スズメ」はこちら
「スズメのお宿はスイートホテル スズメ」はこちら
「ヒナたちの教育実習 スズメ 第1話」はこちら
「スズメと友達 ノビタキ」はこちら
「野鳥たちの人気者 スズメ」はこちら
「豊かな表情がご自慢 スズメ」はこちら

<スズメを脅かすもの>
水田・農耕地の減少:えさ場が少なくなるようです。
空き地の減少・除草剤:冬場のえさとなる雑草の種などがなくなります。
人による捕獲:日本では、まだ害鳥として駆除される場合があるそうです。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

キビタキ夫妻

野鳥の世界 キビタキ

初夏の森では、キビタキのオスの軽やかな美しい鳴き声が響き始めます。今回は、キビタキのオスと、珍しくその奥さんに出会うことができたお話です。

キビタキは、繁殖のため、東南アジアから九州以北に飛来するのですが、生息環境は、薄暗い森の中。「ピッピロ、ピッピロ」という鳴き声をたよりに、声の主を探します。運がよければ、その美しい姿を観ることができます。

この時観察できたキビタキのオスは、10度目のチャレンジでようやく姿を見せてくれました。

キビタキ24
2014年5月 埼玉県とある雑木林 キビタキ(オス)

キビタキのオスは、周囲を見渡して、虫を探しています。

キビタキ25
食べ物を探して、キョロキョロ

そして、懸命に鳴いて、メスにアピールしています。キビタキのオスは、何度出会っても、その鳴き声と美しい姿にうっとりしてしまいます。

キビタキ26
「ピッピロ、ピッピロ」

このキビタキのオスを見かけてから2週間後、地面でモソモソしている野鳥を発見。よ~く見ると、キビタキのメスです。

キビタキ27
2014年5月 埼玉県とある雑木林 キビタキ(メス)

このキビタキのメスがいる場所は、あのオスが鳴いていたエリアのすぐ近くです。ということは・・・このメスは、奥さん!なのですね。くちばしに枯れ草をくわえているので、すでに巣作りが始まっているようです。

キビタキ28
くちばしに巣材が

キビタキのメスは、色味が地味なため、見つけづらいのですが、この時は、巣材集めに夢中だったせいか、少しの間、姿を見せてもらえました。

キビタキ29
巣材集めに夢中のキビタキ(メス)

しばらくの間、ウロウロと巣材を探していたキビタキのメスですが、薄暗い森の中へと飛び去っていきました。きっと、誰にも見つからない場所に、巣があるのですねぇ。

このキビタキ夫妻を見かけてから1年後、再び、キビタキのオスの鳴き声が森に響き始めました。オスがメスを追いかけている姿も見かけました。キビタキの鳴き声を聴いたり、姿を見かけたりすると、「今年も、ここで子育てをするんだなぁ~」と嬉しく思います。

キビタキ30
2015年5月 埼玉県とある雑木林 キビタキ(オス)

今年も力を合わせて、頑張って子育てをしてくださいね、キビタキ夫妻!チュ!

<余談>
キビタキの生息する環境は、とにかく虫が多いです。キビタキを観察している最中、たくさんの虫が顔の周辺をブンブン飛び回り、時々、目の中にも飛び込んできます。この虫たちは、キビタキの餌となるので、キビタキがいるところには、当然、虫も多いのですが、毎度毎度、悩まされます。キビタキを観察できる代償として、虫ブンブンは我慢するしかないかなぁ。

キビタキの関連記事:
「母子家庭 キビタキ」はこちら
「勉強熱心な努力家 キビタキ」はこちら
「夏の森のアイドル キビタキ」はこちら

<キビタキを脅かすもの>
森林の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、レオさん(犬)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
芸達者な鳥さんのブログ
全記事(数)表示

全ての記事を表示する

記事検索
野鳥名は、カタカナで検索!
歴代人気記事ランキングTOP20
RSSリンクの表示
応援エリア

ランキングに参加していますので、下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。


にほんブログ村 鳥ブログ 野鳥へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
QRコード
QR
外部リンク
・絶滅危惧種検索

 

・癒し系の鳥さんブログ

 

・野鳥関連ブログ

 

・緑地関連ブログ