サイホウチョウ in シンガポール

野鳥の世界 サイホウチョウ

裁縫をする鳥としてTVで紹介され、一躍脚光を浴びた?サイホウチョウという鳥さんがいます。今回は、シンガポールで出会った、オナガサイホウチョウ(Common Tailorbird)のお話です。

サイホウチョウは、くちばしで大きな葉の縁に穴をあけ、クモの糸や植物の繊維で縫い合わせて袋状の巣を作ります。これが名前の由来となり、サイホウチョウ(裁縫鳥)と名付けられたようです。

「裁縫をする鳥がいるなんて!できれば、ぜひ、見てみたい!」と思っていたのですが、サイホウチョウは小柄な上に動きが速いため、観察できるかどうか?は運次第です。

シンガポール植物園(Singapore Botanic Garden)での探鳥を終えて帰る途中、猛スピードで横切る物体が。「何?虫?」と思い、周囲を見てみると・・・いました、虫です!ではなく、鳥です!何と小さいのでしょう!

オナガサイホウチョウ1
2017年1月 シンガポール植物園 虫のように小さい鳥、登場!

あまりにも極小サイズのため、なかなかカメラのピントが合わなかったのですが、撮れた写真を確認してみると・・・なんとサイホウチョウです!くちばしに虫をくわえています。

オナガサイホウチョウ2
虫をくわえるサイホウチョウ

後で調べてみると、この鳥は、オナガサイホウチョウでした。オナガサイホウチョウの体長は約10cmなので、尾羽を除いた体部分のサイズは5~6cmでしょうか。どうりで、虫!に見えたわけですね。

このオナガサイホウチョウは、あっち向き、こっち向きと虫を見せびらかしながら、ヒナに巣から出て来るよう、しきりに呼びかけていました。

オナガサイホウチョウ3
あっち向き

オナガサイホウチョウ4
こっち向きと虫を見せびらかし

オナガサイホウチョウ5
「ほら、ごちそうだよ!」とヒナに呼びかけるオナガサイホウチョウ

ヒナがいるということは、あの縫い合わされた巣が近くにあるはず!けれども、オナガサイホウチョウが現れたのは、帰り際で、すでに時間切れです。残念ながら、今回は、巣を探せそうにありません。
ここは、オナガサイホウチョウが姿を現してくれた上、同じ場所で停止してくれただけでも、感謝せねば!

しばらくの間、このオナガサイホウチョウは、あっち向き、こっち向きを続けていました。

オナガサイホウチョウ6
ほれ!

オナガサイホウチョウ7
ほれ!と虫を見せびらかし中

そして、オナガサイホウチョウは、茂みの中へと姿を消しました。
3日間のシンガポール滞在期間中、サイホウチョウを観察できたのは、この一度きりでした。

小さく可愛らしい姿を見せてくれてありがとう。次回は、ぜひ、裁縫傑作の巣を見せてほしいです、サイホウチョウさん! チュ!

<余談>
シンガポールでは、「何、これ?」というぐらい、小さな野鳥を何度か目撃し、大層驚かされました。オナガサイホウチョウもその中の1種で、たまたまヒナの巣立ちを促している最中だったので、観察させてもらえたけど、そうでなかったら、「虫が横切った?」で終わっていました。
野鳥の世界には、興味深い鳥さんが、まだまだいますね。
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テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

コウライウグイス in シンガポール

野鳥の世界 コウライウグイス

一度見たら忘れることができない強烈な羽色の持ち主である、コウライウグイスという鳥さんがいます。コウライウグイスは、中国から東南アジアにかけて生息し、日本では稀な旅鳥として観察されるケースがあるようです。今回は、シンガポールで出会った、コウライウグイスのお話です。

シンガポール植物園(Singapore Botanic Garden)を散策中、薄暗い林から、よく響く、きれいな鳴き声が聴こえてきました。「誰だろう?」と思い、探してみることに。

鳴き声は、林の上部から聴こえてきます。けれども、姿が見えません。ほぼ、真上を見上げながら、探すこと約10分。ようやく黄色い野鳥を発見。コウライウグイスです!

コウライウグイス1
2017年1月 シンガポール植物園 コウライウグイス

コウライウグイスは、なんとインパクトのある羽色なんでしょう!真っ黄色に黒色の模様があって、まさに工事現場などで目にしそうな「注意喚起!」の色合いです。

コウライウグイス2
注意!の羽色?のコウライウグイス

コウライウグイスの体長は約26cm、森林に生息し、主に昆虫類を捕食するようです。
このコウライウグイスの羽色は黄色で、さえずりの真っ最中だったので、オスです。メスは、若干黄緑がかった羽色です。

コウライウグイス3
コウライウグイス(オス)

2日後の早朝、同じ植物園で、再びコウライウグイスの姿を見かけました。

コウライウグイス4
コウライウグイス(オス)

シンガポール滞在期間中、鳴き声がして探してみたら、コウライウグイスだった、というケースが多く、こんなにいるの?というぐらい、あちらこちらで見かけました。住宅街で追いかけっこをしていたり、庭木に止まり、さえずっていたり、と。

驚くほどたくさん姿を見せてくれてありがとう、コウライウグイスさん。お元気で!チュ!

<余談>
野鳥の世界には、どうしてこんなにド派手な色合いになったの?と言いたくなるような鳥さんがたくさんいます。コウライウグイスは、何故に、「注意!注意!」の色合いに?自然の采配は、本当に不思議ですね。

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アオショウビン in シンガポール

野鳥の世界 アオショウビン

背中が美しい水色のアオショウビンという鳥さんがいます。カワセミの仲間の野鳥で、中東~東南アジアにかけて生息し、日本では迷鳥として先島諸島に現れることがあるそうです。今回は、シンガポールで出会った、アオショウビンのお話です。

ナンヨウショウビンと同じく、このアオショウビンも、ぜひともシンガポールで観察させてもらいたい!と思っていた野鳥です。
現地へ到着早々、すぐさま、シンガポール植物園(Singapore Botanic Garden)に行ってみることに。この植物園は、ユネスコ世界遺産に登録されており、野鳥がたくさん生息しているそうです。さて、アオショウビンはいるでしょうか?

カワセミの仲間は水の近くにいるはず、ということで、エコレイク(Eco Lake)の周囲を歩いてみると・・・いました!アオショウビンです。いきなりの登場です!

アオショウビン1
2017年1月 シンガポール植物園 アオショウビン

シンガポール5
アオショウビンがいたエコレイクの風景

アオショウビンは腹部が茶色のため、木々に紛れていると、見落としがちです。「あそこにいる!」と、説明するものの、実際、たーさんは、なかなか見つけられませんでした。

「もっと、見やすい場所に出て欲しいなー」と思っていると、アオショウビンは、飛び去ってしまいました。あれま・・・。

アオショウビンが飛び去った方向を探してみると・・・いました、よかった!今度は、観察しやすい場所にいます。

アオショウビン2
観察しやすい場所に移動してくれたアオショウビン

アオショウビンの体長は約25cm、カワセミの仲間だけあって、これまた、かなりの頭でっかちです。

アオショウビン3
頭でっかちのアオショウビン

アオショウビンは、カエルやトカゲ、魚類などを捕食します。このアオショウビンは、食事の直後なのか、くちばしに泥がついています。

アオショウビン4
くちばしの先に泥が

アオショウビンの鳴き声は大きく、頻繁に「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」と鳴きます。
翌朝も、アオショウビンの鳴き声を頼りに探してみると、チラッと姿を見せてくれました。

次は、広大な植物園施設、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)で、探鳥してみることに。

その名もずばり、キングフィッシャーレイク(Kingfisher Lake)という水場があり、いかにもカワセミがいそうな雰囲気です。

シンガポール6
キングフィッシャーレイク

けれども、そこでは、カワセミの姿を見かけませんでした。

夕方、小さな池の周辺から、例の「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」という、アオショウビンの鳴き声が聴こえ始めました。池の周囲は植物で覆われており、声はすれども姿はみえず状態で、アオショウビンを確認できず。しばらくすると、鳴き声も聴こえなくなりました。せっかくいたのに、残念!

この日は、シンガポール滞在最終日で、そろそろ時間切れです。帰り際、キングフィッシャーレイクの西にある水辺のほとりを通りかかった時、青色の物体がサッと動くのが目に入りました。この辺りに何かいた?と探してみると・・・いました!アオショウビンです。先ほど、鳴いていたのは、このアオショウビンでした。この場所へ移動していたのです!

アオショウビン5
再び、アオショウビン登場

せっかく会えたけど、これまた非常に見づらい場所に止まっています。場所を移動すると見やすいかも?と思い、他の所から観察するも、アオショウビンの姿は、まったく見えず。

と、そこへインド人らしき一家がガヤガヤとやって来て、思いっきり水辺にズカズカと進んで行きました。すると、驚いたアオショウビンが飛び立ち、対岸の枝に止まりました。これは、ラッキーです。さっきより、ずっと見やすい!

アオショウビン6
アオショウビンが対岸へ

そこで、アオショウビンは羽づくろいを始めました。

アオショウビン7
羽づくろいをするアオショウビン

アオショウビン8
背中の水色がきれいです

シンガポールで出会ったカワセミの中で、最も姿を見せてくれたのが、アオショウビンでした。最後の最後に再び登場してくれてありがとう。お元気で!チュ!

<余談>
アオショウビンを驚かせたインド人らしき一家に、アオショウビンが対岸の枝に止まっていることを、たーさんが教えたのですが、その反応は「ふ~ん」と、いった軽いものでした。彼らが大騒ぎして夢中になって観察していたのは、シロハラクイナ!でした。

後から考えてみると、アオショウビンの生息地は広範囲なので、彼らは幾度となくアオショウビンを目撃したことがあったのでしょう。逆に、あーちゃん達は、南西諸島で何度もシロハラクイナに出会っていたため、その時は、アオショウビンに夢中でした。
国が違えば、興味の対象も異なりますねぇ。旅先での人々の反応は、なかなか面白いです!

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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