香港探鳥旅行記 2017年5月 第6話

野鳥の世界 香港探鳥旅行記 2017年5月

香港湿地公園・米埔自然保護区周辺の未知なる湿地エリアでの探鳥の続きです。

湿地の向こう側には、高層ビルが立ち並んでいます。その下に広がるこんもりと茂った樹木の中に白い点々が見えます。

アマサギ32
樹木の中に白い点々が

ズームしてみると・・・アマサギの群れです。アマサギは、日本の本州では主に夏鳥として観察することができます。

アマサギ33
アマサギ

湿地のほとりには、コサギがいます。

コサギ22
コサギ

さらに進んで行くと、水面に小さな点々を発見。

香港27
水面に点々が

この小さな点々は水鳥で、日本でもおなじみのカイツブリでした。

カイツブリ30
カイツブリ

開けた湿地が多い中で、かろうじて狭い水面が見える場所がありました。

香港28
誰かいるかな?

この辺りにも、誰かいるかなーと探してみると・・・いました!ヨシゴイです。ヨシゴイは、日本にも生息しています。

ヨシゴイ2
ヨシゴイ(オス)

泥地の多い湿地が見えてきました。

香港29
広い泥地

ぱっと見は、誰もいないようですが、よ~く探してみると、小さな野鳥が動き回っています。キガシラセキレイの幼鳥のようです。

キガシラセキレイ1
キガシラセキレイ(幼鳥)

別の場所では、キガシラセキレイの若鳥と思われる鳥さんが出没。

キガシラセキレイ2
キガシラセキレイ(若鳥:冬羽)

さらに進んで行くと、開けた草地が見えてきました。

香港30
のどかな風景

そこの草地には電柱があり、電線に2羽のシラコバトが止まっているのを発見!シラコバトは、日本では国の天然記念物に指定されています。

シラコバト8
シラコバト(オス)

シラコバト7
シラコバト(メス)

シラコバトの詳細記事「本家本元のシラコバト in 香港」はこちら

そして、道中、何羽も姿を見せてくれた野鳥がいます。オウチュウです。

オウチュウ7
オウチュウ

オウチュウの詳細記事「オウチュウのいる風景 in 香港」はこちら

疲労がピークに達し始めた頃、数十メートル先の道路で、車が走り去って行くのが見えました。ようやく湿地エリアを抜けて、車両が通行できる場所まで、たどり着いたようです。

電線に止まっているツバメを発見。湿地エリアではツバメを見かけなかったのですが、ここにツバメがいるということは、近くに営巣に適した人家があるということになります。つまり、人の生活圏まで戻って来れた!のです。

ツバメ12
ツバメ

歩いたルートを下の地図で見てみると、周辺は湿地だらけ!でした。

香港31
歩いたルート(グレーの線)
ここをクリックすると拡大します

さて、どうやって帰ろうか?と、道中、ずっと、たーさんは悩んでいたそうですが、グレーの線の一番南の辺りで、タクシーを拾うことができました。タクシーで最寄り駅のMTR天水圍(Tin Shui Wai)へ無事到着。香港湿地公園を出発してから、約3時間の探鳥コースでした。

香港32
天水圍の駅

次は、山地のタイポカウ自然保護区(Tai Po Kau Nature Reserve)での探鳥です。次回へ続く!

<余談>
香港へ出発する日の朝、ちょっと喉が痛いかも?と思っていたら、飛行機の中で、急激に悪化してしまい、現地に到着した時点で、鼻水ズルズル状態になっていました。日本から持参した風邪薬が少しはあったのですが、すぐになくなってしまい、やむなく、現地の薬局に行ってみることに。薬局の人に、喉と鼻に効く薬が欲しいと伝えたところ、全ての症状に効く薬を勧められました。喉と鼻だけに効けばいいし、日本製の薬がいいと言ったのですが、薬局の人が成分を読み上げながら、絶対にこっちの方がいいと言い張るので、お勧めの薬を購入してみることにしました。結果は・・・全く効きませんでした(泣)
おかげで、香港滞在期間中は、ずっと鼻水を拭き拭きしながらの探鳥となりました(笑)
海外では何があるか分からないので、薬は多めに持参しないといけませんね。

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香港探鳥旅行記 2017年5月 第5話

野鳥の世界 香港探鳥旅行記 2017年5月

ラムサール条約指定区域の米埔自然保護区(Mai Po Nature Reserve)と香港湿地公園(Hong Kong Wetland Park)の周辺には、多くの湿地があります。情報がほとんどないため、未知なるエリアですが、いざ探鳥してみることに。

香港湿地公園での探鳥を終えた後、周囲に広がる湿地エリアへ行くには、まず、中国との国境付近までタクシーで移動します。
香港湿地公園を後にし、下の地図内、赤マークの所でタクシーに乗りました。

香港23
ブルーの点線を歩き、赤マークの所でタクシーを拾います
ここをクリックすると拡大します

タクシーで中国との国境付近まで行き、Tsim Bei Tsuiで下車。

香港25
Tsim Bei Tsuiでタクシー下車
ここをクリックすると拡大します

海の向こうは中国です。1997年に香港は中国に返還されましたが、タクシーの運転手さんが深センのビル群を指差して、「Border」(国境)と言っていたので、現在も国境があるのですねぇ。

香港24
中国深センのビル群が見えます

湿地エリアは車の通行が禁止されているため、Tsim Bei Tsuiからは、徒歩で南下します。上の地図内、グレーの線に沿って歩きます。

■香港湿地公園・米埔自然保護区周辺の湿地

少し歩くと、米埔自然保護区の案内板がありました。道の左側には、高いフェンスがあり、そこが米埔自然保護区になっています。

香港1
高いフェンスで囲まれている米埔自然保護区

せっかくなので、各案内板もパシャリ。米埔自然保護区の説明と生息する動植物の説明が載っています。

香港19
ラムサール条約指定区域の米埔自然保護区
ここをクリックすると拡大します



周辺をチェックしながら進みます。まだ、野鳥の姿は見えません。

香港22
湿地エリアの風景

湿地と湿地の間に田舎道があるので、そこを探鳥してみることに。

ようやく、チラホラと野鳥が姿を現し始めました。草の種子を食べているのは、シマキンパラです。小さな群れで、移動しながら、食事をしていました。シマキンパラは、南西諸島でも観察したことがあります。

シマキンパラ7
シマキンパラ

シマキンパラ8
シマキンパラ(幼鳥)

かわいい声でさえずっているのは、日本でもおなじみのシジュウカラです。

シジュウカラ5
シジュウカラ

電線に止まっているのは、カラムクドリです。西表島で出会って以来、久しぶりの再会です。

カラムクドリ6
カラムクドリ

水面に浮いているタンクのロープに止まっているのは、イソシギです。イソシギは、日本にも生息しています。

イソシギ22
イソシギ

湿地からは、新興住宅街が見えます。開発エリアと保護エリアがスパッと分かれている感じです。
香港26
湿地から眺める新興住宅街の風景

電柱にハッカチョウが止まっています。このハッカチョウは人に慣れているようで、至近距離で観察させてもらえました。

ハッカチョウ2
ハッカチョウ

ダイサギの群れの中にアカガシラサギがいます。

ダイサギ24
ダイサギとアカガシラサギ(左から2番目、後姿の野鳥)

湿地の奥の木陰で休んでいる鳥が。ゴイサギです。

ゴイサギ31
ゴイサギ

小さな野鳥を発見。アジアマミハウチワドリです。セッカの仲間の野鳥ですが、下の写真の止まりポーズは、日本でも見かけるセッカと同じです!

アジアマミハウチワドリ3
アジアマミハウチワドリ

アジアマミハウチワドリ4
アジアマミハウチワドリ

どのくらい歩けば、どこにたどり着くのか、よく分からないまま、ズンズン進んでみます。
香港探鳥旅行記 2017年5月 第6話へ続く

<余談>
この湿地エリアは自然保護区のため、車が通らず、したがって、タクシーも来ません。Tsim Bei Tsuiでタクシーから降りる際、運転手さんから帰りの足を心配されるほど、辺ぴな場所だったのです。休憩場所もトイレもないですが、無料だし、人もほとんどいないので、ゆっくり探鳥するには、いいかもしれません。本当に田舎なので、タイムトリップした感じを味わえます。

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香港探鳥旅行記 2017年5月 第4話

野鳥の世界 香港探鳥旅行記 2017年5月

香港湿地公園(Hong Kong Wetland Park)での探鳥の続きです。
湿地には、カニや小魚などの小さな生き物がいて、野鳥たちの食べ物となっています。

香港18
シオマネキ(上)、ムツゴロウ(下)

野鳥観察小屋からは、多くの野鳥が見えます。白い点々は、全部野鳥です。


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香港湿地公園の風景

しばらくすると、白い野鳥の群れが湿地に舞い降りてきました。世界的希少種のクロツラヘラサギです。日本では、冬季、九州以南で少数を観察することができるようですが、なかなか出会う機会はありません。

クロツラヘラサギ6
クロツラヘラサギの群れ

クロツラヘラサギ4
クロツラヘラサギ

クロツラヘラサギ2
アカアシシギの群れに混じって食べ物を探すクロツラヘラサギ

詳細記事「野鳥の楽園 クロツラヘラサギ(絶滅危惧種)」はこちら

日本でもおなじみのダイサギコチドリもいます。

ダイサギ22
コサギやクロツラヘラサギと一緒にいるダイサギ(手前から5羽まで)

ダイサギ23
樹上で休憩中のダイサギ

コチドリ71
コチドリ

過眼線のないホオジロハクセキレイの姿も。

hojirohakusekirei8.jpg
ホオジロハクセキレイ

湿地周辺の低木で小さな野鳥が動き回っているのが見えました。素早いので、なかなか写真が撮れなかったのですが、ようやくパシャリ。この野鳥は、アジアマミハウチワドリです。非常に言いづらい名前です。区切るとアジア・マミ・ハウチワドリです。

アジアマミハウチワドリ1
アジアマミハウチワドリ

アジアマミハウチワドリ2
アジアマミハウチワドリ

オニカッコウも姿を現しました。

オニカッコウ6
オニカッコウ(オス)

オニカッコウのメスは、果実に紛れて、顔だけ見えています。オニカッコウのオスとメスとでは、別種?と思うぐらい色味が違っています。

オニカッコウ7
オニカッコウ(メス)

シロガシラ、ハッカチョウ、コウラウンも、木に止まっていました。

シロガシラ2
シロガシラ

ハッカチョウ1
ハッカチョウ

コウラウン2
コウラウン

コウラウンは夫婦仲がよいようで、ペアで観察することが多かったです。

コウラウン3
コウラウンのペア

その他に観察した野鳥は、アマサギカイツブリ、カノコバト、トビでした。

香港湿地公園は、人が多いにもかかわらず、多くの渡り鳥達にとって、重要な休息場所となっているのが分かりました。日本では観察するのが難しい野鳥も、リラックスした姿を見せてくれました。

次は、香港湿地公園とは逆に、観光客はおろか、人がほとんどいない未知なる湿地エリアを探鳥してみることに。さて、どんな野鳥がいるのでしょうか?
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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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