ヒナの保育園 庭のキジバト 第2話

野鳥の世界 キジバト

「ヒナの保育園 庭のキジバト 第1話」の続きです。

親鳥の言いつけを守り、あーちゃん宅の庭を保育園代わりに利用し始めたキジバトのヒナのキーちゃん。キーちゃんの通園スケジュールは、こうです。早朝に庭にやって来て、夕方には、どこかへ帰っていきます。

雨降りの日、キーちゃんは、どうしているかというと・・・庭木の下で、雨宿りをしていました。

キジバト29
2016年8月 埼玉県自宅の庭 雨宿り中のキーちゃん(2日目)

オスの親鳥は、近くの電線にいて、「デデッポッポー」と、頻繁に鳴いています。キジバトは、オスもミルクを作ることができ、ヒナには口移しで授乳します。

親鳥の内、どちらか1羽だけが時々庭に戻って来て、キーちゃんに餌(ピジョンミルク)を与えていました。

キジバト30
窓の下で餌をもらうキーちゃん(左)

キーちゃんは、庭でも食べ物がないか、探すこともありました。種子のような物をくわえていますが、食べられるのかな?

キジバト31
種子?をくわえてみるキーちゃん(3日目)

親鳥が戻って来ると、キーちゃんは大喜びし、すぐに餌をねだります。

キジバト32
2016年9月 埼玉県自宅の庭
喜ぶキーちゃん(左)と親鳥(右)(4日目)

キジバト33
餌をもらうキーちゃん(右)

キーちゃんの成長スピードは非常に早く、日に日に大きくなっていきます。

キジバト34
だいぶキジバトらしくなってきたキーちゃん

5日目も、キーちゃんは、親鳥から餌をもらっていました。

キジバト35
餌をもらうキーちゃん(左)(5日目)

キジバト36
餌をもらうキーちゃん(右)

6日目以降は、庭で、親鳥が給餌する姿を見かけませんでした。
キーちゃんは、親鳥のいる場所まで飛んでいって餌をもらっていたか、自力で食べ物を探すことができるようになったのか定かではありませんが、庭で、何をしていたかというと・・・

キジバト37
水場で休憩(6日目)

キジバト38
庭の外へ出て、車庫でウロウロ(7日目)

キジバト39
地面に臥せって休憩(8日目)

休憩と、ちょっとした冒険をしていました。
そして、相変わらず、あーちゃんが近くにいても、逃げることはありませんでした。

この後も、しばらくの間、キーちゃんは、庭に通い続けます。
次回へ続く!

<余談>
窓越しに、約3メートル先でキジバトがヒナに給餌する姿を観察することができました。親鳥からも、こちらの姿は見えているはずなのですが、警戒する素振りは全くありませんでした。

キジバトの親鳥が戻って来ると、子供は喜びのあまり、羽をバサバサとバタつかせ、羽で親鳥を殴っている?様を何度か目撃しました。ごはんタイムが嬉しいのは分かりますが、よく親鳥は怒らないなーと感心。なかなか愉快な給餌姿でした。
スポンサーサイト

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

ヒナの保育園 庭のキジバト 第1話

野鳥の世界 キジバト

季節に関係なく、あーちゃん宅の庭を頻繁に訪れるキジバト夫妻。そのキジバト夫妻に子供が誕生しました。今回は、庭を保育園のように利用し、約2週間、毎日通園するキジバトのヒナがいたので、その紹介です(全3話)。

とある暑い日の午後、窓の外を眺めると、キジバトのヒナがいます。庭でキジバトのヒナを見かけるのは初めてです。はて?

キジバト20
2016年8月 埼玉県自宅の庭 キジバトのヒナ(1日目)

このキジバトのヒナは、驚くほど庭に慣れている様子で、水入れの中に入って、くつろいだり、羽を広げて日光浴をしたりしています。

キジバト21
水入れにチャポン

キジバト22
羽をだら~んと脱力させて、日光浴中

まだ巣立ち直後のヒナのようですが、自由奔放な姿に、ただただ驚かされるばかり。

キジバト23
巣立ち直後と思われるキジバトのヒナ

その数時間後、キジバトの両親が庭にやって来ました。ははぁ、このヒナは、あのキジバト夫妻の子供だったのですね。

キジバト24
キジバトファミリー(中央:子供、左右:親)

このキジバト夫妻は庭の常連さんで、あーちゃんが植木の水遣りなどで近づいても、逃げないまでになっていました。
「あのキジバト夫妻が初めて子供を見せに来てくれたんだ。でも、すぐに子供をどこかへ連れて行ってしまうんだろうなー」と思っていました。その時は。

ところが、これは違っていました。キジバト夫妻は、あーちゃん宅の庭を保育園として利用することに決め、巣立ち直後のヒナに、「ここにいるように!」と、指令を出していたのでした。

後で気づいたのですが、下の写真のキジバト夫妻は、窓越しにあーちゃんの方を向いて、「子供をよろしくお願いします」と言っているように見えます。

キジバト25
「息子(娘)をよろしくお願いします」と言っている?
(中央:子供、左右:親)

親2羽と子供1羽の計3羽を揃って見たのは、これが最初で最後でした。
そして、キジバト夫妻は、庭に子供を残して、飛び去っていきました。

キジバト26
後に残されたキジバトの子供

あれま。あーちゃんは、キジバトのヒナの監視役に任命されてしまった?
キジバトのヒナ(以降、キーちゃん)は、「あーちゃんが庭に出没しても、逃げなくていい」と、親鳥から教えられていたようで、実際、あーちゃんが近くにいても、逃げることはありませんでした。

キジバト27
逃げないキーちゃん

拡大すると・・・

キジバト28
地面に臥せってじっとしています

ヒナの保育士?として、キジバト夫妻から認定されたからには、キーちゃんに危険がないか?をしっかりと見張らなくてはいけません。庭の周辺では、数匹のネコが常にウロウロしていますし。

庭に柵があるものの、キーちゃんが柵の外に出ていることもあり、その時は、庭に通じる扉を開けて、手で誘導しながら、「入って入って!」と言うと、キーちゃんはトコトコと歩いて庭に入っていきました。とっても素直なよい子です。

この後も、キーちゃんは、とても野鳥のヒナとは思えないような様々な姿を披露してくれたのでした。
「ヒナの保育園 庭のキジバト 第2話」へ続く

<余談>
野生のキジバトの親からヒナを任されてしまったというウソのようなホントの話。こんな機会は滅多にないので、ヒナの様子を観察させてもらうことにしました。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

仲間は大勢 ムナグロ

野鳥の世界 ムナグロ

夏季、北部のエリアで子育てをおこなった野鳥たちにとって、秋は、南の越冬地へ向けて移動する季節です。今回は、埼玉の田んぼで見かけたムナグロの群れのお話です。

秋、稲刈後の田んぼがあれば、「渡り途中の野鳥がいないかな~」と、ついつい車中(助手席)から探す癖がついており、今回は、遠くに白いサギ類の姿が目に入りました。「ダイサギチュウサギか?」を確認しようと双眼鏡でのぞいてみると・・・ダイサギのはるか後ろに茶色っぽい野鳥が佇んでいる姿が見えました。

ちょうど、信号待ちで車が停まっている状態だったので、急いで写真を撮ってみると・・・野鳥の群れのようです。

ムナグロ49
2016年9月 埼玉県 とある田んぼ 野鳥の群れ

車を停められる場所を探し、群れを観察してみると、田んぼの広範囲に野鳥が点在している様子が見えました。

ムナグロ50
ポツポツの黒っぽい点が野鳥 奥の畦にもたくさんいます

野鳥の数を数えてみると・・・約50羽!もいます。この野鳥の正体は、ムナグロ!でした。自宅周辺には広い田んぼがなく、埼玉では大きなムナグロの群れと出会う機会がなかったため、大感激です。

ムナグロたちは、非常に遠くにいるのですが、何とか写真をパシャリ。刈り取り後の稲の茎に隠れるようにして、ムナグロたちが佇んでいます。

ムナグロ51
稲刈りを終えた田んぼで佇むムナグロたち

ムナグロたちの羽色は、夏羽から冬羽へと移行中で、色味は様々でした。

ムナグロ52
黒っぽい夏羽が残っているムナグロ

ムナグロ53
黒褐色に変化つつあるムナグロ(前)

この日は、台風通過後で非常に暑く、口を開けているムナグロがたくさんいました。

ムナグロ54
暑さで口を開けているムナグロ(左、中央)

暑さと長旅の疲れのタブルパンチのせいか分かりませんが、ムナグロたちに動きはなく、ほぼ同じ場所でじっとしていました。体力温存に努めているのかも。

ムナグロ55
ほとんど動かないムナグロたち

今後、このムナグロの群れは、越冬地を目指し、さらに南下を続けることでしょう。

思いがけず、大勢で姿を見せてくれてありがとう。台風の発生が多くて大変ですが、無事、越冬地まで辿り着いてくださいね、ムナグロさんたち!チュ!

<余談>
地球温暖化が指摘され、自然災害が増えつつある昨今、渡りをおこなう野鳥たちにとっても、きっと試練の連続だと思います。
環境の悪化で生き物の数が減少すれば、間違いなく、人間にも、しっぺ返しがきますし、すでにその兆候は始まっているように思います。
渡り鳥たちは、いつまで、無事な姿を見せてくれるでしょうか。彼らの姿を見かけなくなる日がこないことを、願うばかりです。

ムナグロの関連記事:
「桜前線と共に北上中? ムナグロ」はこちら
「寝床はどこ? ムナグロ」はこちら
「人間大好き ムナグロ」はこちら
「ムナグロ中学校 ムナグロ」はこちら
「長旅名人 ムナグロ」はこちら

<ムナグロを脅かすもの>
水田・農耕地・草地・干潟の減少::生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
驚きの鳥類の知能を紹介
全記事(数)表示

全ての記事を表示する

記事検索
野鳥名は、カタカナで検索!
歴代人気記事ランキングTOP20
RSSリンクの表示
応援エリア

ランキングに参加していますので、下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。


にほんブログ村 鳥ブログ 野鳥へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
QRコード
QR
外部リンク
・絶滅危惧種検索

 

・癒し系の鳥さんブログ

 

・野鳥関連ブログ

 

・緑地関連ブログ