チドリ界のアイドル シロチドリ(絶滅危惧種)

野鳥の世界 シロチドリ

生息数が大幅に減少し、絶滅が危惧されているシロチドリ。原因は、営巣地(砂浜や砂州)の環境悪化が考えられるようです。今回は、可愛すぎるシロチドリを見かけたので、その紹介です。

干潮時の干潟をトコトコトコッ~と猛スピードで走り抜ける小さな物体を発見。走っては停止、走っては停止を繰り返すため、停止時に急いで確認してみると・・・シロチドリです!

シロチドリ11
2014年11月 千葉県 三番瀬海浜公園付近の海岸 シロチドリ(冬羽)

このシロチドリは、食べ物を探している様子。何か見つけたようです。

シロチドリ12
「カニ見っけ!」

シロチドリ13
「いただき!」

このシロチドリを観察している最中、あることに気が付きました。「シロチドリって、こんなに可愛いかったっけ?」と。

チラッとカメラ目線。

シロチドリ14
なんか、かわいい

再び、カメラ目線。

シロチドリ15
すごく、かわいい!

シロチドリは、アイドルの素質十分ですね。いつの間にか、すっかりシロチドリの魅力に取りつかれ、シロチドリの動きを凝視し続けたのでした。

こんなに可愛いチドリ界のアイドル?が、姿を消してしまうかもしれないという現実は、あまりにも残念すぎるので、シロチドリの営巣地(砂浜や砂州)を、ぜひとも保全して欲しい!です。
ここで、シロチドリからのお願いです。

シロチドリ16
「営巣地を守ってね!」

はい、シロチドリさんからのお願い、ということで、我々人間も心して営巣地を監視しないといけませんね。頑張れ、チドリ界のアイドル!チュ!

<余談>
チドリ類は、かわいらしいけれども、小さくて色味が地味なため、人目につきにくく、いつの間にか、数を減らしているといった状況に陥っているようです。

夏季、砂浜や砂州を歩くときには、シロチドリが営巣していないか?卵がないか?などを注意して、むやみに営巣地に入らないようにする。そして、埋め立て工事等をできる限り回避し、これ以上、営巣地を減らさないよう、人間側が努力するしかないですね。

シロチドリの関連記事:
「気ままな独り身 シロチドリ(絶滅危惧種)」はこちら

チドリの関連記事:
「寒さにも負けず 越冬チドリ」はこちら

<シロチドリを脅かすもの>
砂浜・干潟・河川敷の減少:生息場所がなくなります。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

泥棒は誰? ミヤコドリ

野鳥の世界 ミヤコドリ

赤くて長~いくちばしを持つ、ミヤコドリという鳥さんがいます。東北地方以北では春と秋の渡りの時期、それ以外の地域では冬に観察することができるようです。

今回は、このミヤコドリのお話です。

ミヤコドリの繁殖地は中央アジア・沿海州・カムチャツカ半島などで、越冬地は中東・中国南部・日本などですが、毎年、群れで渡来する場所となると、日本国内では局地的のようです。
東京湾でも、ミヤコドリを群れで観察することができるようなので、行ってみることに。

午前9時30分頃、現地に到着。ちょうど、干潮時で、多くの野鳥の姿が見えます。

ミヤコドリ1
2014年11月 千葉県 三番瀬海浜公園付近の海岸

逆光で見づらいのですが、黒っぽい野鳥が数百羽います。確認してみると・・・ミヤコドリ!の群れでした。

ミヤコドリ2
ミヤコドリがたくさん!

ミヤコドリたちは、食事をしている最中でした。

ミヤコドリ3
食べ物を探すミヤコドリ

ミヤコドリの体長は約45cmで、長くて丈夫そうなくちばしを持っています。

ミヤコドリ4
長くて丈夫そうなくちばしを持つ、ミヤコドリ

では、ミヤコドリは何を食べるかというと・・・主に二枚貝です。くちばしを使って、貝をこじ開け、中身を食べることができるのです。

ミヤコドリ5
二枚貝をGet!

ミヤコドリは、岩に張りついている貝や、カニやシャコなども食べるそうです。下の写真でも、何か捕えていますが、これも貝の一種?

ミヤコドリ6
これまた硬そうな獲物をGet!

この海岸に到着した当初、干潟にもミヤコドリがたくさんいたのですが、それと同じく人が大勢、干潟にいました。「何をしているのだろう?」と思いきや、何と、潮干狩りをしていたのです!潮干狩り開催期間は終了しているのに、まだ採ってもいいのかな?

そして、ミヤコドリの採餌場所にも、ズカズカと近づいて行く人がいて、ミヤコドリたちは、沖の方へと飛んで行ってしまいました・・・。せっかく、日本の数少ない越冬場所として、ミヤコドリが訪れているというのに、ちょっと残念な出来事です。

ミヤコドリ7
「今日も、貝泥棒がたくさんいるね。」 「ほんと、ほんと!」
ハマシギと一緒にいるミヤコドリ

昼頃まで待ってみたのですが、沖でチラホラと見え隠れしているミヤコドリたちは、とうとう戻って来ませんでした。

逆光と観察時間はわずか、という制限がありながらも、姿を見せてくれてありがとう、ミヤコドリさん。貝泥棒に負けずに、無事、越冬してくださいね!チュ!

<余談>
もう、冬になろうというのに、潮干狩りをする人がいることに、大変驚かされました。冬期は、せめて、他の生き物のためにも、貝を残して欲しい!です。

<ミヤコドリを脅かすもの>
干潟・砂浜・岩礁の減少:生息場所がなくなります。繁殖地、越冬地の両方の環境が整っている必要があります。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

弱肉強食 オオタカ(準絶滅危惧種)

野鳥の世界 オオタカ

弱き者は肉と化し、強き者はそれを食らう。今回は、オオタカの食事シーンを目撃しましたので、その紹介です。

とある湖の岸辺で、オオタカがハンティングに成功しました。このオオタカは、水の中に獲物を沈め、その上に乗っかっています。

オオタカ3
2014年11月 埼玉県とある湖の岸辺 オオタカ

今回の獲物は・・・カラスです。カラスの尾だけが水面に見えています。

オオタカ4
獲物はカラス!

オオタカの背中の色味が暗青灰色の場合はオス、褐色の場合はメスです。このオオタカは、褐色っぽいので、メスだと思われます。

メスの方がオスより、やや大きいのですが、自分の体とほぼ同サイズの獲物を捕えるには、ハンティング能力が高くないとできません。しかも、相手は知能の高いカラスです。さすが、オオタカ!と言わざるをえません。

オオタカ5
威厳に満ちた表情のオオタカ(メス)

偶然にも、オオタカとの距離が約15メートルほどしかなかったため、警戒してか、オオタカは、なかなか獲物を食べようとはしませんでした。

オオタカ6
警戒中?のオオタカ

オオタカ7
こちらをぐっと睨みつけている?

あーちゃんが、このシーンを目撃したのは、夕方の4時前。日暮れが迫っているので、さっさと食べてしまわないといけません。
ということで、ついに、オオタカがカラスを食べ始めました。

オオタカ8
カラスを食べ始めるオオタカ

いったん、食べ始めると、ものすごい勢いで、次から次へと肉をついばんでいます。

オオタカ9
鋭いくちばしで、次々と肉をちぎっては食べるオオタカ

オオタカの食事シーンを観ていると、弱肉強食の現実を、まざまざと見せつけられた気がしました。さっきまで、このカラスは生きていたのに、今はただの肉と化してしまった・・・と。

けれども、強者のはずのオオタカにも、獲物を横取りされるといった困難が待ち受けます。横取りする泥棒は、ノスリ・キツネ・タヌキなどです。
オオタカでさえも、自然界で生きていくというのは、本当に大変なことなのですね。

観察できる機会が少ない食事シーンを見せてくれてありがとう。獲物を横取りされないよう、気をつけてくださいね、オオタカさん!チュ!

<余談>
カラスについては、興味深いエピソードがあります。以前、こんな光景を目撃しました。
オオタカがカラスを捕え、食べ始めると、仲間のカラスが周囲に集まってきました。カラスは、仲間が大変な目にあっていると、助けたりすることもあるそうなので、「心配して様子を見に来たのかな?」と思いきや・・・実は、オオタカの食べ残しを狙っていたのでした。
つまり、カラスにとっては、「昨日の友は、今日の飯!」になるのです。
カラスは掃除屋とも言われますが、この変わり身の早さ!には、ただただ驚かされるばかりでした。

オオタカの関連記事「貫禄満点 オオタカ(準絶滅危惧種)」はこちら

<オオタカを脅かすもの>
里山(雑木林)の減少:生息地が少なくなっているようです。

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。
埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、レオさん(犬)、フーさん(鳥)
あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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