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よい子の留鳥 vs. ギャング集団の漂鳥 庭のヒヨドリ

野鳥の世界 ヒヨドリ

冬季、埼玉ではヒヨドリの生息数が各段に増えます。理由は、年中、同じ場所に滞在する留鳥ヒヨドリと、北海道や東北などから越冬のため南下してくる漂鳥ヒヨドリとが合流するからです。今回は、庭を訪れる品行方正なヒヨドリ(留鳥) vs. ギャング集団のヒヨドリ(漂鳥)のお話です。

季節に関係なく常連として庭を訪れるヒヨドリは3羽ほどです。

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2023年8月 埼玉県自宅の庭 留鳥ヒヨドリ

近年、庭を訪れる留鳥ヒヨドリたちは、穏やかな性格のようで、他の野鳥たちとうまく共存できているようです。

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2024年1月 品行方正な留鳥ヒヨドリ

留鳥ヒヨドリは1羽、もしくはペアで見かける割合が高いのに対し、漂鳥ヒヨドリは集団で行動していることが多いようです。周辺のみかんや木の実を食べつくした漂鳥ヒヨドリたちは、毎年、3月ぐらいになると、10羽ほどで庭に姿を現します。今年はどうかな?と思っていたら、やはり現れました!

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2024年3月 庭に集団で姿を現した漂鳥ヒヨドリ

漂鳥ヒヨドリが餌台に設置してあるピーナッツを食べつくす様は、まさにギャング集団の襲来を受けているようです。

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ギャング集団の漂鳥ヒヨドリ

早朝から10羽ほどで、「ギーギー、ギャアギャア」と大声を張り上げるため、その騒々しさといったら言葉を失うほどです。けれども、漂鳥たちの必死な形相からすると、ものすご~くお腹を空かせているようで、「食べちゃダメ!」とも言えません。

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大騒ぎする漂鳥たち

漂鳥ギャング集団が庭を占拠する期間は3週間ほどです。それまで、留鳥ヒヨドリや他の野鳥たちは、あまり餌台に近づけないため、我慢を強いられます。今年は、3月下旬頃にギャング集団が旅立ち、庭に平穏が戻りました。

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平穏が戻った庭で留鳥ヒヨドリがおくつろぎ中

4月になると、花数が増え始め、蜜を吸ってきたヒヨドリのくちばしに花粉がついていることも。

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2024年4月 花の蜜をもらう代わりに受粉のお手伝いをする留鳥

暖かい日が増えるにつれ、つい最近まで庭に居座っていた留鳥ヒヨドリも、あまり見かけなくなってきました。漂鳥ヒヨドリは、そろそろ繁殖地にたどり着いたかな?どちらのヒヨドリさんも子育て頑張ってくださいね!チュ!

<余談>
ヒヨドリの好物は、果実や花の蜜などで、決してピーナッツが美味しいと思って食べているわけではなさそうです。他に食べ物がないため、仕方なくといったところでしょう。本当は、ヒヨドリの好物(みかん・バードケーキ等)を提供してあげたいのですが、さらに多くのヒヨドリを呼び寄せてしまうため、近年はストップしています。住宅街にある狭い庭に餌台を置いてあるため、大盤振る舞いはできないのですが、食べ物の乏しい時期に少しでも飢えをしのいでもらえれば!と長年早起きして続けています。暖かくなってきたので、今年も、そろそろお役御免!です。

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<ヒヨドリを脅かすもの>
人による捕獲:農作物を食べることがあるので、害鳥として駆除されることがあるようです。
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テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

他の野鳥を観察して学習? 庭のジョウビタキ

野鳥の世界 ジョウビタキ

冬季、越冬のため日本に渡来するジョウビタキ。時々、庭にも姿を見せてくれるのですが、今季、姿を現したジョウビタキは、例年の鳥さんたちとは様子が違っていました。今回は、長期間、ずっと庭に通い続けるジョウビタキのお話です。

ジョウビタキは、毎年、庭にやって来てくれるとは限らないため、この冬はどうかな?と思っていら・・・メスが庭にいるのを発見!

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2023年11月 埼玉県自宅の庭 ジョウビタキ(メス)

ジョウビタキは慣れた様子で、庭で食べ物を探しています。

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食べ物を探すジョウビタキ

ジョウビタキのお目当てはピラカンサの実です。

ジョウビタキ26
ピラカンサの実を目当てにやって来る

このジョウビタキは水場も利用していることから、おそらく、前の冬、庭で見かけたのと同じ鳥さんのようです。

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2023年12月 水場も利用するジョウビタキ

その後も、ジョウビタキは継続して庭にやって来るようになりました。

このジョウビタキには、お気に入りの庭木があり、休憩している姿を頻繁に目撃します。

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2024年1月 この庭木がお気に入り

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スズメ(左)と一緒に休憩中

ジョウビタキが水場にいる時、他の野鳥と鉢合わせになることも。

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キジバト(左)と一緒に

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シジュウカラ(右)と一緒に

通常、ジョウビタキは、庭のピラカンサの実がなくなる1月初旬頃までには姿を消していたのですが、このメスは2月になっても、まだ庭を訪れていました。ある日、ジョウビタキが窓際に設置してある餌台でピーナッツを食べいる姿を目撃!この光景は、とても珍しいです。

ジョウビタキ32
2024年2月 ピーナッツをついばむジョウビタキ

ジョウビタキは餌台を利用する他の野鳥たちを観察して、「これは食べられる!」と、学習したようです。けれども、餌台を利用する野鳥が多いため、ジョウビタキはすぐに追い払われてしまうこともしばしば。

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2024年3月 餌台でのバトル ヒヨドリ(左) vs. キジバト

ジョウビタキは、一部の野鳥とは、餌台をうまく共有できているようです。

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メジロ(右)と一緒に

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シジュウカラ(右)と一緒に

あと少しで3月も終わりとなりますが、まだ、ジョウビタキを庭で見かけます。もうすぐ、繁殖地を目指して旅立つはず。

庭ではライバルが多く、食べ物を確保するのが大変ですが、頑張って栄養補給してくださいね。そして、次の冬も、元気な姿を見せてくださいね、ジョウビタキさん!チュ!

<余談>
先日、とても変わったくちばしを持つジョウビタキを見かけました。くちばしが交差しているのです。

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くちばしが交差しているジョウビタキ(メス)

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拡大すると・・・見事に交差!

このくちばしでは、さぞかし不便だろうなぁと思ったのですが、このジョウビタキが日本にいる!ということは、ちゃんと餌を摂取できており、渡来に耐えうる体力があったということになります。なかなか逞しいジョウビタキに感心!

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「庭で初水浴び! ジョウビタキ」
「お目当ては何? 庭のジョウビタキ」
「勝者はだれ? ジョウビタキ」

<ジョウビタキを脅かすもの>
繁殖地、越冬地の環境破壊:生息地がなくなります。

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ジャンル : 趣味・実用

鳴き真似に戸惑う? ルリビタキ

野鳥の世界 ルリビタキ

冬のアイドルといえばルリビタキ。今回は、メスのルリビタキに遊んでもらったお話です。

ある冬の暖かい日、丘陵地にある小さな公園に行ってみると、素早く動く小さな鳥さんがいました。誰かな?と思い、再び現れるのを待っていると・・・ルリビタキです!

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2024年1月 埼玉県 とある小さな公園 ルリビタキ(メス)

ルリビタキは公園のベンチの上に止まったり、地面に降りたりを繰り返して食べ物を探しているようです。暖かいので、虫が姿を現しているのかも。

ルリビタキの縄張りに侵入すると、「カッカッ!」と、よく威嚇されるのですが、このメスは威嚇をしてきません。幸い周囲には誰もいなかったため、ルリビタキの威嚇の声を真似してみることにしました。ルリビタキが近寄って来て威嚇合戦になる場合もあるし、「な~んだ、偽物か」と、すぐさま飛び去ってしまう場合もあります。さて、このメスの反応は?

「カッカッ!」を何度か繰り返すと、「ん?」といった感じでルリビタキが興味を示してくれました。

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不思議そうな顔をするルリビタキ

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「ライバル侵入?」

そして、ルリビタキは半円を描くように、あーちゃんの周囲を移動し始めました。

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別のベンチに止まって、次に杭の上に止まり

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さらに別の杭の上に止まり

威嚇の声の出所を確認しようとしているようでした。

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「ライバルの声は・・・どこから?」

しばらくすると、「あれ?・・・ライバルじゃない!」とバレてしまったようで、ルリビタキは少し離れた所へと飛び去りました。気の強いルリビタキが多い中、一切、威嚇の声をあげなかった、とても優しいメスでした。

ルリビタキ67
穏やかな性格のメス

至近距離で姿を見せてくれてありがとう!冬が終わるまで、頑張って縄張りを守ってくださいね、心優しきルリビタキさん!チュ!

<余談>
近隣の雑木林ではナラ枯れの被害が拡大し、広域にわたって伐採が続けられています。ルリビタキの生息地が減ってしまったせいか、約2年前に3羽のルリビタキを見かけた場所には1羽もおらず、その他の場所でも、めっきり姿を見かけなくなっていました。大丈夫かな?と心配していたところ、ようやく上記の1羽を観察することができました。時間がかかるかもしれませんが、今後、ルリビタキたちには何とか戻ってきてほしい!です。

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<ルリビタキを脅かすもの>
森林・里山の減少:冬場はオスもメスも個々に、なわばりを持つので広めの生息域が必要です。

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プロフィール

あーちゃん

Author:あーちゃん
バードウォッチング(探鳥)を通して、自然保護(環境保護)の重要性を痛感。天然記念物(絶滅危惧種)の野鳥や個性豊かな鳥さんとの出会いを独自の目線で紹介していきます。

埼玉県在住。
家族:たーさん(旦那)、ふーちゃん(鳥)、くま(犬)

あーちゃんは、専門家ではありません。したがって、このサイトの記載内容については、正しくない可能性がありますので、あしからず。また、写真の綺麗さを追求し、紹介するサイトではありませんので、ご注意を!

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